2011年7月29日金曜日

医師が先か患者が先か…


 昨日は秋田市内で「秋田県自治体病院開設者協議会」などに参加。自治体が運営している病院経営は、どこも大変です。そんな中で、興味深い意見交換がありました。少し紹介します。

 参加者側から「秋田市への医療の集中、医師の集中は周辺部から見ると羨ましい限り。しかし偏りすぎている。この状況が地域医療の崩壊に繋がっている。県が改善策を打ち出すべきではないか」との意見。これに対し県側は「秋田市は確かに医師数が多いが、それは患者数が他の地域と比べて多いから。医師を含めた医療スタッフが多くなければ、過重なストレスが加わり、それこそ医療崩壊に繋がる」みたいな答弁でした。

 これはニワトリと卵のお話です。これまでの経験で医師がいるところに患者が集まると思っています。でも言うとおり、患者のいるところに医師が集まるのも事実です。何だかストンと納得できないお話です。

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