2011年7月22日金曜日
台湾高雄からの義援金
22日朝、田沢湖庁舎から岩手県の3市町へ出発。メンバーは仙北市国際交流協会副会長の佐藤和志さん、同事務局の田中昭一さん、そして企画振興課の佐々木信介さん。台湾から届いた東日本大震災の義援金を、宮古市・山田町・大槌町へ届けて回る復興十字軍です。
仙北市が誕生する前の1987年、旧田沢湖町の田沢湖と台湾高雄県(現在は高雄市)の澄清湖は世界初の姉妹湖協定を締結。そのご縁を仙北市になってからも引き継いでいて、両湖で写真展などを開催しながら文化交流が続いています。2009年、台湾を襲った台風8号で高雄が大きな被害に見舞われた際は、田沢湖の国際交流協会会員を中心に有志が義援金を募り、これを高雄に贈った経験もあります。
東日本大震災では世界のどこよりも早く、台湾から200億円とも言われる義援金や、救援物資が日本に届いています。これとは別に、姉妹湖の関係で高雄の澄清湖関係者から旧田沢湖国際交流協会宛に義援金が届いたのが6月。以降「直接的な被害が少なかった仙北市でこれを受けても良いか、さらなる有効な使い道がないか」を、全市体制となった国際交流協会の思いを中心に、これまで市も加わって検討を重ねてきました。先ごろ「仙北市と災害協定を結ぶ被害の大きい岩手県の3市町に届けよう」とのことで意見が一致し、もちろん高雄側にも伝えて快諾をいただいた上で、昨日の活動になったものです。
宮古市では坂下昇総務企画部長、山田町では沼崎喜一町長(写真)、大槌町では平野公三町長職務代理者兼総務課長に、それぞれ手渡しすることができました。皆さんから本当に喜んでもらえました。台湾の皆さん、高雄の皆さん、ありがとうございます。
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