2011年7月13日水曜日

全議案可決、でも…。


 市議会の臨時会は、案件を原案通り可決いただき閉会しました。

 議場での議論の中、田沢湖マラソンのことが取り上げられました。「これだけ観光客に来てもらいたいと補正予算を計上し努力している一方で、田沢湖マラソンは参加者の足切り(定員で受け付けを終了)するのは矛盾している」とのご指摘です。自分も同感です。何とかならないものかと先週、マラソンの臨時の実行委員会・幹事会を開催し、皆さんからご意見をいただきました。

 さて東日本大震災で、被災市町村での恒例マラソン大会は中止となり、また全国の皆さんが東北へ行こうのかけ声もあり、田沢湖マラソンへの参加申込みが例年の2倍のスピードで進んでいます。このまま受付けを続けると、たぶん開催要項にある5500人の倍近い参加者となることが予想されます。

 大変に嬉しい状況ですが、皆さんをお迎えする側としては、心配な問題が幾つかあります。まず参加者の車をどこに止めてもらうか、その駐車場からシャトルバスの運行をどの経路で走らせるか、昨年は石神地区から湖畔に車が流れず、シャトルバスが巻き込まれて1時間遅れで会場に着いたランナーが随分いました。田沢湖畔周辺には車両を入れないで、各施設(例えば高原地区のホテルやスキー場駐車場)を利用することがベストではないでしょうか。そんな以前からの課題が積み残しとなっています。またボランティアに頼った大会運営ですが、倍のランナーに安全に走ってもらうためには、さらに大量のボランティアが必要になります。

 万が一、ランナーが事故に巻き込まれるなどしたら、伝統のマラソン自体の開催が困難に…。「来年まで課題の幾つでも解決し、今年の分まで多くの皆さんに参加いただける大会にしよう」、そのために今回は定員を守るしかないとの判断をしました。残念でなりませんが、どうか内実をご理解いただければと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿