2010年6月12日土曜日

田沢湖に丸木舟


 今日は特別な日になりました。何度も言いますが、自分が政治の道を考え始めるきっかけは、「田沢湖再生」です。西木の役場職員時代から取り組んでいた「田沢湖に魚を取り戻す放流事業」、「田沢湖に生命を育む会」設立の声かけ、玉川温泉水の田沢湖流入をストップさせたいとの思いで始まった署名運動、そして寺田知事への要望…。県議の職をいただいてからは、故原盛一県議と一緒に水を守る活動を進めました。
 何か変わったことはあったのかと、後ろを振り返っても特段の変化も起こせず、思い悩んでいたときに、湖畔の皆さんから「丸木舟」をつくるお話を聞いて、参加もさせていただいて、それから3年が経ちました。今日がその丸木舟「クニマス号」の進水式でした。

 70年前に田沢湖から姿を消してしまった国鱒、死の湖と呼ばれ70年が経った田沢湖は、今日、新しい歩みを始めました。魚影が見えなくなった湖を、また命豊かな湖に再生させる象徴がクニマス号だと思います。長く険しい魚族再生の作業を覚悟しなければいけません。

※写真が丸木舟クニマス号。昨夜からかけておいた刺し網にウグイがいっぱい。田沢湖が少しずつ再生している命の証…。

1 件のコメント:

  1. 湖命の会 事務局2010年6月14日 1:08

    昨日は進水式記念にきていただきありがとうございます。
    市長の言葉は、育む会・丸木舟の会はじめ湖再生を望む
    人達の励みになりました。
    進水式が無事終わった時の村の人達の笑顔が心に沁みました。
    懇親会では、西木先生・杉山先生始め参加した人全てが、酔っ払いながら、夢の共有を熱く語っていました。
    まさしくアホです。
    踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら踊らに損、そん
    踊りましょう!
    見て評価するアホにはぜったいなりたくないと思う一日でした。

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