2026年6月15日月曜日

青年は荒野をめざす


 古本屋さんで懐かしい本を見つけました。若い頃、私は「青年は荒野をめざす」(五木寛之著)を読み、本にある通り横浜からロシア客船に乗ってナホトカに渡り…。

 ウスリースクからシベリア鉄道でモスクワを目指しました。今から40年前のことです。人生には強く影響を受ける本が何冊かあるそうですが、私にとって「青年は〜」は間違いなくその1冊だったと思います。主人公のジュンと言う青年はトランペット吹きでした。彼は高度経済成長期の日本に耐え難い違和感(嫌悪感)を感じ、日本から脱出することで社会の歯車になる将来から逃れようとしたのです。それは同時に誰でもない自分を探すこと、そんな自分を愛してくれる女性を探す旅でした。

 さて私はモスクワで数日過ごした後、格安航空券を見つけてオーストリアに飛び、その後はユーレイルパス(北欧・東西ヨーロッパの鉄道周遊券)であっちこっちを放浪しました。この間、誰でもない自分探しも、そんな自分を愛してくれる女性に会うことも叶いませんでしたが、この旅が私の軸になったことは確かです。

0 件のコメント:

コメントを投稿