2017年7月1日土曜日

田沢湖再生の「始まりの日」


 後藤斎・山梨県知事、渡辺喜久男・富士河口湖町長、そして佐竹敬久・秋田県知事、中坊徹次・京大名誉教授などをお迎えし、田沢湖クニマス未来館の竣工式を開催しました。私は式辞で「今日は雨が降っていますが、あいにくの天気ではありません。田沢湖の主たつこさんは龍神で水の神様です。雨はたつこさんの祝意です」とお話しをしました。

 続けて「クニマスの生存を信じ、探し続けてきた多くの皆様のお顔を静かに思い返しています。皆様もここに居て、一緒に喜んでくれていると思います。また田沢湖再生を諦めず、時間をかけても取り組みを継続しなさいと言っていると思います。田沢湖クニマス未来館は、田沢湖の再生とクニマスの本質的な里帰りを目的に、水質改善と魚類学的識見を収集し、有効性を検証し、子どもたちに伝え、課題の共有と情報の発信を繰り返します。山梨県と秋田県の連携を深め、さらに国内をはじめ世界中の皆様にご協力をいただく仕組みづくりを急ぎます。未来のいつの日か予測できませんが、田沢湖の再生が叶ったその時、平成29年7月1日の今日が、その始まりの日だったと振り返る日が来ることを信じています。皆様にはその日が訪れるまで、息の長いご支援をお願いします」とお話をしました。

 竣工式に参加をいただいた多くの皆様から、田沢湖再生に立ち向かう決意をお聞きできました。そんな意味合いで今日は「始まりの日」だったと思います。この活動に皆様もご参加ください。先ずはクニマスに会いに未来館をお訪ねくだされば幸いです。

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