2014年12月1日月曜日

12月市議会市政報告⑥

【病院事業】
◇市立角館総合病院改築事業について
 建築工事の入札については、9月の入札参加業者の辞退により入札会が中止となりました。その後、入札会が不調となった原因分析を、設計会社をはじめ多くの関係機関と進めてきました。
 その結果、入札不調の原因は実施設計終了時の見込みを大幅に上回る労務費及び材料費等の高騰で、工事見積額が上昇していることに起因することが明らかになりました。
 何とか現計予算内で事業を推進したいと考え、実施設計をさらに絞り込む事業費の圧縮を指示しました。また、病院機能の規模縮小、診療科目の整理の検討も指示しました。あわせて新病院建築後の財務的観点から、経常経費の見直し、歳出の抑制についても提案を求め、今日に至っています。
 しかし、現構想自体、大曲厚生医療センターとの役割分担を見据えたものであること、また、秋田県の医療計画の中に位置づけられた、中核病院としての機能の維持を掲げながらも、面積は施設基準を下回らないギリギリの部分で協議を重ね、開設許可をいただいた経緯があります。
 これまで田沢湖病院、市内各診療所、民間各医院との連携で、高次医療、救急医療など基幹的医療水準を維持しながら、不足している政策的医療(小児科・産科・精神科)の実現を目標に掲げ、角館病院の建設を進めてきましたが、仮に規模縮小を選択すれば、市民の皆様が安心して暮らせる地域医療を維持することが不可能になり、同時に広域で位置づけられた中核病院としての役割も放棄することになります。
 市内で医療に携わる方々や、同病院に医師を派遣いただく関係機関からも、現計画が立ち止まることが、医療崩壊に直結するとのご意見をいただいています。これらのことから、工事費の増額及び事業期間の見直しを判断したものです。
 もちろん、経常経費の見直し、歳出の抑制については最大の努力を傾注します。新築の病院では管理コストの削減が可能となり、また、ご指摘の多い患者対応については、効率的な院内設備の配置や動線整理で、限られた人員であっても患者サービスの向上が叶う側面も見逃せません。
 以上の理由などにより、今定例会に継続費の増額及び事業期間の見直しに伴う仙北市病院事業会計補正予算を計上しました。有利な財源の確保が重要ですが、これは県や総務省との協議を責任を持って進めます。どうか特段のご理解をお願いします。

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