【総務部】
◇所得税の不正還付に係る損害賠償請求訴訟について
平成25年7月4日に、原告3人から提訴された所得税の不正還付に係る損害賠償請求訴訟の判決が、11月21日秋田地方裁判所で言い渡されました。判決内容は「原告の請求を棄却する」というものでした。仙北市の主張が認められたことに安堵しましたが、一連の事案では、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことも事実です。今後とも綱紀粛正に最大の努力を傾注します。
◇後期高齢者医療保険料の課税誤りについて
この度、後期高齢者医療保険料賦課のための所得情報の抽出を委託している業者からの指摘で、後期高齢者医療保険料の課税情報について、一部の方の所得が、賦課事務を行っている秋田県後期高齢者医療広域連合に送信されていない事案が判明しました。
対象は、平成25年度分で、保険料が増額となる方は7人で金額は22万9,000円、還付となる方は1人で金額は3万3,800円です。
これは、保険料賦課のために広域連合へ送信する所得情報を判別するシステムの設定に誤りがあったことが原因です。
対象となる方には深くお詫びを申しあげるとともに、速やかに処理を行います。また、システムの設定について、今後とも万全を期すよう確認を徹底します。
◇源泉所得税の徴収漏れについて
他自治体において測量士、建築士、土地家屋調査士等の個人事業主への報酬料金の支払いに対する源泉所得税の源泉徴収漏れの事例があったことを受け、9月19日に大曲税務署から平成22年以降の支払についての調査依頼がありました。
調査の結果、建築士1名と不動産鑑定士2名計3名の個人事業主に対し件数25件、委託料合計3,979万9,800円に対する源泉所得税661万7,626円を差し引いていないことが判明しました。原因は、支払科目の「委託料」を源泉徴収の必要がないものと誤認していたことによるものです。
この度の補正予算で、源泉所得税分と不納付加算税、延滞税の補正を計上しています。市が源泉所得税分を大曲税務署へ納付し、当該事業主には市へ返還いただく旨お願いしています。徴収漏れで生じた不納付加算税と延滞税合計45万4,200円は市の負担となります。
なお、企業会計分は既決予算で対応することとしています。
今後、このような事案の再発防止に向け、各課における適切な処理に努め、支出審査の強化を図ります。
◇国立大学法人秋田大学と仙北市の連携協定について
11月26日、仙北市と秋田大学が「連携に関する協定」を締結しました。この協定は、それぞれの資源や機能等の活用を図りながら、幅広い分野で相互協力を進め、地域社会の発展に寄与することを目的としています。連携協力事項では「田沢湖再生に係る調査研究・教育活動に関すること」、「教育・文化・芸術の振興に関すること」を軸に、まさに多様な連携協力を行うこととしています。
当日は協定締結式に引き続き、秋田大学ニューブラスアンサンブルの記念演奏、秋田大学国際資源学部の石山大三教授による記念講演も行われました。市議会の皆様にも多数参加をいただきました。改めて感謝を申し上げます。
◇消防団への無償貸付車両配備について
11月27日、消防庁から救助資機材搭載型小型ポンプ積載車1台を、仙北市へ納車いただきました。小型ポンプをはじめとする消防用品の他、エンジンカッター及びAEDなど救助資機材を搭載した車両で、救助活動の装備が充実しています。
同車両は、第3分団(生保内地区)への配置が決定しています。 なお、分団への引き渡しは29日を予定しています。
◇火災について
11月26日午後7時30分頃、西木町小山田字川前平地内で火災が発生しました。
出火原因は、無人状態であった事務所のコンセントからの配線がショートしたものと推定されていますが、警備会社の火災報知器が感知したことにより、いち早い対応が出来たため、部分焼約2.0㎡で抑えることが出来ました。
◇きのこ採り遭難事案について
10月23日8時49分頃、大館市の男女2人が前日の22日に玉川柳沢へきのこ採りに入ったまま帰宅していないと、家族から仙北警察署へ通報がありました。
同日の午後から、市・警察・消防・防災航空隊で捜索を行い、女性は捜索開始の23日14時48分頃、防災ヘリが発見しました。その後、衰弱していたため角館総合病院へ搬送しています。男性は3日間の懸命な捜索にもかかわらず、残念ながら依然行方が分かっていません。
◇認知症等徘徊者の捜索対応について
11月22日、市内にお住まいの認知症高齢者が家を出たまま戻らないとの通報があり、仙北警察署と連携しながら捜索活動を行いました。この際、市民の皆様から情報を提供いただきたいと、行方不明者の家族から承諾を得た上で、身体の特徴や服装について、防災行政無線や安心・安全メールで発信しました。その後、この方は無事に発見されたことから、発見情報についても防災行政無線や安心・安全メールで発信しました。
徘徊などで行方不明となる方は全国的にも増加しています。仙北市でもこの春から福祉部門を中心に、捜索体制の強化に向け検討を行っていました。今回の対応で、有効と思われる対策も見えたことから、早期の体制確立を急ぎたいと思います。
◇田沢湖高原パークゴルフ場の整備について
NPO法人田沢湖地域活性化協議会が中心となって進めている田沢湖高原パークゴルフ場の整備について、18ホールが完成し、来春からプレーできる見込みです。
同協議会では、全体で54ホールの整備を目指し準備を進めていますが、土地の所有者である生保内財産区にも協力をお願いしたい旨の要請書が出されています。
生保内財産区管理会では、当該地が田沢湖を見渡せる一等地であり、市の考え方も確認のうえ、今後、管理会で支援のあり方について協議することにしています。
※写真は11月27日に整備された新消防車輌
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