2013年6月22日土曜日

中小企業家同友会でのお話

中小企業家同友会仙北支部総会(千葉薫代表)に参加。爽やかで熱心で、会自体のベクトルが「何があっても負けないで全員前進・地域前進」を満身で感じることのできる会です。今回は総会と言うことで記念講演が行われました。

 演壇に立っている方が講師の河野通洋氏。岩手県陸前高田市で八木澤商店を経営しています。取締役になったとき、「社員との信頼関係などクソ食らえ、数字をあげろ、実績を示せ」とハッパをかけたそうです。その後、中小企業家同友会に参加して、経営とは、社員との関係は、地域で仕事をする意味などなど、大いなる思考転換で大変身。学ぶ大切さを何度も口にしていました。震災で社屋が流され、町が死に絶えようとしていたときに、仲間たちと「一社もつぶさせない」と市内を奔走し、自社の新築と地域の活力づくりを実現したお話は感動的でした。

 最後に宮沢賢治と新渡戸稲造の言葉を紹介いただきました。実は宮沢賢治の幸福感は、自分の幸福感と一致していています。「他人が幸せになれば、はじめて自分も幸せになれる」。東北人のDNAでしょうか。とても共鳴したのは新渡戸稲造の言葉です。紹介します。

いかに苦しいことがあっても、
ヤケになるのは短慮の極みである。
逆境にある人は常に、
「もう少しだ」と言って進むといい。
やがて必ず前途に光がさしてくる。
むしろ、苦しいときほど、懇切丁寧にことに当たるべきでしょう。

 ありがとうございます。

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