2013年6月3日月曜日

市議会6月定例会「市政報告③」

《水道事業・温泉事業の決算概要など》
 水道事業会計及び温泉事業会計の平成24年度決算の概要について報告します。水道事業は、総収益が3億3,691万1千円、総費用が3億2,135万6千円であり、当年度純利益1,555万5千円となっています。前年度が143万4千円の損失計上となっていたことで、比較すると1,698万9千円の増、使用水量は前年度比3.0%の伸びとなり、震災前の使用水量へ回復基調となっています。給水人口の減少などにより、給水収益の伸びは期待できない状況にありますが、水道への加入促進と効率的な経営で健全な財政状況の維持に努めます。
 温泉事業は総収益3,487万4千円、総費用3,006万2千円であり、当年度純利益481万2千円となっています。前年度と比較すると純利益で209万5千円の減となりました。
 供給戸数が減少し、経営的に厳しい状況は続いていますが、効率的な経営と施設の維持管理に注意を払い、温泉の安定供給に努めます。

《病院の決算概要など》
 市立田沢湖病院では、外来患者数は、31,939人、前年度より934人の減少となりましたが、入院病棟は、これまでの「障害者施設等一般病棟」を継続し、入院患者の増加を図りながら経営改善に努めました。その結果、入院患者数は18,312人、前年度より834人増加し、病床利用率は83.6%と開設来の高水準となりました。しかし診療報酬改定の恩恵に預かることが出来ず、結果的に9,017万4千円の純損失を計上することとなりました。
 市立角館総合病院では、外来延患者数が14万4,063人、入院延患者数が8万4,420人と前年度より患者が減少しています。経常損益は、前年度と比較し3,533万5千円の増益となりましたが、524万2千円の純損失を計上することとなりました。
 事業収益において入院患者及び外来患者の減に伴い医業収益及び一般会計繰出金が減少となったものの、事業費用は職員給与費、経費削減に努めた結果、収支が改善されました。医療局では、人件費、事務費等の執行により、3,415万9千円の純損失を計上することになりました。医療局は経営上は直接収益をもたらす機関ではないので、このような決算となりますが、在り方について再考する必要性を痛感しています。
 なお前回定例会で報告してありますが、宮川病院事業管理者の転倒による胸椎圧迫骨折の回復状況は、先月の受診によると偽関節の疑いがあるとの診断を受け、残念なことに現在も日常的な勤務が困難な状況が続いています。一日も早くの回復を待ち望んでいますし、併せて通常業務への復帰を強く要請しています。
 また、田沢湖病院の医療訴訟に係る代位請求についてです。現在代理人弁護士が相手方保険会社の約款等を精査中で、今後の動向を見ながら対処していく予定です。
 また診療体制については、田沢湖病院では、3月末に退職した内科医師の後任に4月から同じく自治医科大学出身の秋田県職員内科医師が就任しました。市民に良質な医療を安定かつ継続的に提供するため、現在は3人の常勤医師に加え、秋田大学、岩手医科大学、県立脳血管研究センター、秋田赤十字病院をはじめ他の医療機関から幅広く非常勤医師の応援をいただき、外来診療の充実を図っています。また研修医派遣事業では、今年度も横浜市「けいゆう病院」から4人の研修医派遣が内定しています。
 角館総合病院では、平成25年3月末で医師4人が退職しましたが、4月から総合診療科1人、消化器内科2人、産婦人科1人、整形外科1人、精神科1人の6人の常勤医師が着任し診療にあたっています。

《市立角館総合病院改築事業について》
 市立角館総合病院の移転改築事業は、基本設計業務を「仙北市病院事業構想・市立角館総合病院基本設計策定委員会」及び「市議会市立角館総合病院建設に関する調査特別委員会」の意見を伺いながら進めています。また秋田県の新たな地域医療再生計画に事業提案していた、大曲仙北二次医療圏の災害拠点病院に指定されている角館総合病院の移転改築に伴う耐震化工事を含む「県地域医療再生計画案」が、秋田県医療審議会で承認され、厚生労働省へ提出されました。県では国からの地域医療再生臨時特例交付金額の内示を受けた後に計画案を再検討し予算化することとしています。

※写真は先日開催された田沢湖病院「健康まつり」。ホールでの音楽演奏も超満員に。

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