本日から仙北市議会6月定例会が始まりました。午前に行われた市長の市政報告から、特徴のある項目について、ピックアップしてお知らせします。
《種苗交換会について》
行事関係ですが、5月末までにポスターデザイン及びキャッチフレーズの募集を行っています。今後、選考委員会を開催し決定したいと考えています。また仙北市農商工フェアへの出展、及び一般出展の募集を6月5日から開始します。こちらも広報・ホームページ等に掲載しPRに努めています。次に会場関係です。主会場である市民会館周辺の配置について、当初は市民体育館で農産物展示を、生保内中学校体育館で関連事業を予定していましたが、主催者のJA中央会と協議したところ、会場の規模等を考慮すると農産物展示は生保内中学校体育館が望ましいとのことから、場所を変更して対応することで準備を進め、学校側にも了承をいただきました。次に、協賛第2会場(農業機械化ショー等)について、当初は田沢湖スキー場駐車場を計画しましたが、多数の来場者が予想されることから、さらなる駐車場の必要性を考慮し、スポーツセンター陸上競技場に会場を移動し、田沢湖スキー場の駐車場は一般来場者の駐車場として使用することで県と協議を重ねています。高野地区に造成予定の臨時駐車場については、生保内財産区管理会でご承諾をいただいたので準備を本格化します。
《角館庁舎の移転案について》
5月21日から26日までの6日間、角館地区4会場、田沢湖、西木地区各1会場の計6会場で、角館庁舎の移転案に関する説明会を開催し、市民61人の参加をいただくことができました。
説明会では、仙北市誕生後の一体型庁舎に関する協議経緯から、角館庁舎の現状と新角館庁舎の必要性、そして現在市で考えている移転案を説明させていただきました。市民の皆様からは、お金をかけずに移転すべきだ、新庁舎案が恣意的だとするご意見や、新たなご提案もいただきました。これまでの議員の皆様との協議の上、市民の皆様との意見交換をしたことで、一体型庁舎の議論の必要性を再認識できました。これらのご意見を踏まえ、今後の庁舎の在り方の基礎的なデータともなる庁舎等の耐震診断に着手したいと思います。国庫補助の導入手続き等も考慮し、関係の補正予算を今議会最終日に追加案件として提案する準備を進めています。
《バイオマス発電の検証事業について》
秋田スギバイオエネルギーセンターは、平成22年4月開設以来、改造等も含め安定稼働に向けて努めてきましたが、計画通りの稼働が出来ていない状況で、皆様には大変なご迷惑をおかけしています。このことから、私は3月定例会の産業建設常任委員会の質疑の中で、施設のあり方を検証する必要があり、何らかの方向性を見いだしたい旨の発言をしました。後日、秋田県に対し専門家の紹介協力を依頼したところ、県外の国立大学教授3人の先生方を紹介いただきました。この度3人の先生方と連絡を取り合い内諾を得たところです。今後は本施設の稼働状況を検証し、将来にわたってのリスク分析等を行い、可能性や継続の是非について判断材料をまとめる検討委員会を庁内に設置したいと考えています。本定例会に関係経費を計上しましたのでご審議をよろしくお願いします。
《固定資産税について》
5月2日の臨時議会で報告してありますが、市内に商業施設を有する事業者から仙北市固定資産税過誤納金取扱要綱に基づき、更に5年分の返還を求められています。
この対応では、事業者からの申出理由である要綱第3条第1項第4号「課税事務上の誤りで市長が特に認めるもの」に該当するか否か、顧問弁護士と検討を行うなどして内部協議を行ってきました。その結果、要綱の目的として定めている「納税者の不利益を補填するとともに市政に対する信頼回復を図り、もって公正な市政運営に資する」により、更に5年の還付が妥当と判断しました。関連の補正予算を本定例会へ計上しています。ご審議をよろしくお願いします。
また、類似の家屋について同様の課税誤りがないか確認作業を進めています。現段階では、平成8年から10年までに建築された非木造家屋の一部について課税誤りの可能性が確認されています。課税誤りの内容などを確定した後、速やかに議会に報告します。
なお、内容の確定作業に実務経験職員の増員が必要と判断し、6月1日付けで5人の職員に対し、税務課への兼務及び併任辞令を発令し、体制を強化しました。
※写真は角館庁舎
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