2010年8月29日日曜日

奇跡の花火


 第84回大曲の花火にお客様をお連れしました。台北駐日経済文化代表所代表の馮寄台氏と奥様、それに代表所の皆様です。大仙市や商工会議所のお取りはからいで、栗林市長との面談、市役所での休憩、また会場では素晴らしい席を用意いただき、感謝・感謝です。

 写真は、午後3時ごろの市役所内の様子。市役所の駐車場は大型バスで埋まり、お客様が市役所内で涼をとっていました。市側の様々な配慮が感じられます。

 花火を見終わった馮寄台氏の言葉。「幾つもの国で仕事をしてきて、幾つもの名のある花火大会を見てきましたが、この花火大会は間違いなく世界一でしょう。それに集まったお客様が、美味しいものを食べて飲んで、これは大きなパーティです。こんな規模のパーティは世界に2つと存在しません。奇跡です」との感想をいただきました。嬉しくなりました。

2010年8月27日金曜日

仙北を思い出の場所に


 台湾の立法議員で、先のプーリー市長だった馬さん(写真右から2人目)を囲んでレセプション。6ヶ月前も旦那様と一緒にお出でいただきました。その時は、お母様もご同行でしたが、ご病気で先々月に亡くなりました。馬さんは、レセプションのあいさつで、「母は旅立つ間際まで、仙北市での思い出を話していました。母との楽しい時間を共有できたこと、仙北市の皆さんにお礼を申し上げます」と話していました。

 真っ白な雪、温泉、紺碧の湖、伝統行事、美味しい食べ物…、馬さんのお母様に喜んでもらえたら、こちらこそ有り難いことです。ところで今回の来日の目的は、大曲の花火の視察なんだそうで。「世界一の花火大会ですよ」と自分も歓迎のあいさつでご紹介をさせていただきました。

 馬さん、お母様と仙北で過ごした思い出が、花火の光のようにいつまでも心に残りますように。

2010年8月26日木曜日

知事サミット


 昨日は北海道・北東北知事サミットが仙北市で開催されました。写真は角館の青柳家前で記念写真。右から達曽岩手県知事、佐竹秋田県知事、三村青森県知事、自分です。北海道の高橋知事は、豪雨災害の復旧指令で、残念ながら欠席となりました。

 マスコミの入らない食事会場、他には聞こえない人力車上の会話…。どんな素顔を持った人達?と聞かれたら、答えは「とにかく会話の面白い皆さんでした」です。ときに元気に、ときに静かに切なく、表現力豊かに会話の抑揚が変化したり。
 知事さん達のコミュニケーション能力は、やっぱり半端じゃありません。

総合防災訓練


 8月24日、仙北市総合防災訓練が行われました。関係の各機関から協力をいただいて大規模な訓練大会です。会場は西木地区の西明寺地内。市役所庁舎、西明寺小学校・にこにこ保育園、門屋河川公園、クリオン、保健センターと5ステージに。

 西明寺小学校では地震被害で逃げ遅れた職員を救助するため、県の消防航空隊からヘリコプターが出動した設定。校舎の上空でホバリングして救助活動をする救急隊を、子ども達は固唾を飲んで見守りました。

 さて写真はクリオン前で行われた中学生やにしき園入所者のトリアージ。西明寺診療所の市川先生が汗だくで診断している様子です。地域の皆さんのバケツリレー、民間企業の防災対策など、多くの知識を得ることができた訓練でした。

絶え間ない愛情


 保育園の今後の在り方を検討しています。保留・待機の子ども達を早く受け入れたい、所得を確保するために働く皆さんを応援したい、経営は市営か民営か、職員の方々のモチベーションを高めるには…。先送りできない問題です。

 さて写真は秋田県森林・林業・林産業活性化推進議員の会(通称〝林活議連〟と呼びます。会長は武田英文県議)の皆さん等と、仙北市内の林業者との意見交換会。林業版個別所得保障の話や、外材対策など熱心な時間となりました。保育園検討会直後の会議だったためか、林業と子育てに共通する「保育」と言う言葉に敏感になって…。木も人も大きくなるには時間がかかります。今を大切にしないと、まっすぐ育たないんですねえ。大事なことは絶え間ない愛情でしょうか。

2010年8月23日月曜日

時の交差点


 桧木内地域運営体の設立総会が終了後、皆さんと本音懇談。ここを1時間ほどでお許しいただいて、面談のため角館町内へ移動。内容は談笑できることではないことが予測され、どうせだったら美味しいモノを食べながらと…。それでカキ氷を食べました。この夏、初めてのカキ氷です。自分はイチゴ(写真)、面談のお相手はマンゴーにメロン。「あっ、赤・黄・青ですよ。信号機みたいですね」で、幾分リラックスかな。

 ご近所から角館のお祭りのお囃子が聞こえます。ちょっと遅かった夏の食感と、秋を呼ぶ囃子の音色。時の交差点にいるような気持ちでした。

2010年8月22日日曜日

桧木内地域運営体・発足


 22日、桧木内地域運営体の設立総会に出席。初めに設立準備委員会の橋本左武郎会長が、「地域の自主的、主体的な活動がない限り、桧木内地域はさらに寂れて行く。市の運営体構想を活用し、総力で地域づくりを始めよう」と力強いあいさつ。自分は「それぞれに魅力も未利用資源も違う地域を興すには、行政がこれまで行ってきた公約数的な政策では限界がある。新しい国づくりをするくらいの思いで運営体活動を進めていただくことが、仙北市全体の市勢向上には不可欠」とお話をさせていただきました。

 規約や事業案、事業計画では活発な質疑がありました。社会福祉協議会との連携がさらに必要ではないか、自発的ボランティアを阻害しないか、精度の高い予算書か…など、熱心な議論でした。

 役員については、準備委員会による選考会が行われ、以下の皆さんが3役に選任されました。
・会  長 橋本左武郎
・副 会 長 松本秋男 門脇良一
・事務局長 野中秀人

角館祭りのやま行事で記念式典


 21日、市職員の転任試験面接の後、午後から「角館祭りのやま行事」重要無形民俗文化財指定20年をお祝いする会に参加。写真は長くお祭りを支えてこられ、顕著な功績があったことで表彰となった5人の皆さん。左端の鈴木隆行さん(西木町上桧木内))は、自分が役場で公民館に勤務していたとき、伝統芸能について教えをいただいたお師匠さん。太鼓の製作者としても有名です。加藤ミヨさん(田沢湖小松)は社中代表で踊りの先生、渡部昭二郎さん(角館町西野川原)は、秋桜会代表で笛の大家。鈴木幸太郎さん(角館町表町)は、長く曳山の責任者をつとめ、またおやま囃子コンクールの歴代審査員。藤原國雄さん(田沢湖町梅沢)は、太鼓の打ち手で藤原組代表。…と、本当に素晴らしい方々です。

 角館のお祭り保存会会長の高橋雄七さんは、自他共に認めるお祭りの神様のような方です。その高橋会長は20年前、文化財指定になった折、近隣の町村役場を訪ね、「角館のお祭りが開催できるのは、周辺の住民の皆さんの協力があってこそのことです。感謝を申し上げます」とごあいさつに歩いています。この話しを自分の祝辞でご紹介させてもらいました。そしたら、「役場だけではなく小・中学校にも行って、子ども達の参加をお願いして歩いた」と補足してくれました。そう言えば、お祭り期間中に休みになる学校は、角館町内だけだなあ。田沢湖も西木も休みにすれば、子ども達はもっと地元文化に接することができるのになあ。

ソウルソング・ソウルダンス


 8月20日、JR田沢湖駅前で生保内節をメインに盆踊り大会。41回を重ねる歴史を誇ります。秋田市内での会議を終え、バタバタした気持ちで石山副市長と一緒に会場に入ると、熊谷教育長はもう到着していて、踊りをかなりマスターできている様子。ムムッ、出遅れたか。

 石橋政文実行委員長の後にお時間をいただき、「肌に心地よい風、これが宝風ですね。生保内節は市のソウルソング・ソウルダンスですから、今日は踊れるようになるまで頑張ります」とごあいさつ。櫓を中心に大きな輪ができて、飛び入りで4回ほど踊ったら、何とかカタチになったような、ならないような…。

 台湾のランタン・フェスティバルに出演した地元の田植え踊りの皆さんが、同じく出演した西毛内の盆踊りの皆さんに無理を言って特別出演もいただいて。盛り上がりました。

2010年8月19日木曜日

ラヂオもりおかを訪問


 車を飛ばして東北自動車道を南下。次なる視察先は盛岡市内の(株)ラヂオもりおか。対応をいただいたのが営業制作部長の吉田広宇さん(写真手前)。12年前にスタートした直後から同社で活躍している方です。吉田さんは言います。「(株)ラヂオもりおかの聴取可能人口は50万人。常勤スタッフは4人、非常勤は12名です。災害協定は盛岡市、滝沢村、雫石町の3市町村と結んでいます。全くの民間有志が立ち上げた会社ですから、様々な経営上の工夫が必要で…、決して楽ではありません」。

 また吉田さんは、設立の際には広告代理店の皆さんの協力が不可欠なこと、経営陣の人的ネットワークが経営を左右するなど、貴重なご指摘もいただきました。公設民営で5年ぐらい経過した奥州市のコミュニティFMが参考になるのでは、ともお話しいただきました。ありがとうございます。

Be-FMを訪問


 開業11年目を迎える青森八戸市の「FMはちのへ」(Be-FM)を訪問。ここは地域防災の活動を大切にしてる民間コミュニティFM局として有名です。仙北市も防災無線の未設置地域や老朽地域があるなど、一斉に情報を発信するシステムが不備で、何とか早期に改善したいと考えています。もちろん有線テレビ等も有効ですが、何分にも初期投資が莫大なコストになります。最低限の設備投資で、効果を上げる手法の1つがFMラジオと位置付けています。

 今日は朝7時に仙北市を出発。3時間ほど車を走らせて八戸へ。局では奥瀬暁さんが応対してくれました。放送業務から営業、パーソナリティーまで何でもこなすそうです。と言うか、人件費抑制のため、専従スタッフは何でも屋にならないと間に合わないとか。初期投資(電波を発信するまでに係った経費)は約6000万円。一方、年間の所要額は約5000万円で、その内訳は人件費・番組制作・買い取り料などで半分が支出されています。番組のスポンサーを募る営業は、最近の経済状況でかなり厳しい様子。維持費を何と賄うかが課題になりそうです。

楢館神社の奉納余興


 昨日は下延地区にある楢館神社の祭典でした。お祭りはお昼から始まっていたそうですが、自分は下延実業団の高橋会長にご招待をいただき、夜の部、奉納余興に参加させてもらいました(余興は2年に1度の開催です)。
 ごあいさつの時間も取ってもらい、「昨日までの大雨で、皆さんには本当にご苦労をおかけしています。消防団の皆さん、ありがとうございます。市も懸命に対応していますが、根本的な改善が必要な箇所が多くあります。今少し時間をください」とお話を…。

 余興は玉扇会の皆さんの芝居や歌、舞踊など。どれも見事でしたが、中でも中川愛子さん(岩手出身、ラジオなどでも活躍)の独り語り〝いたこおろし〟は絶品。もう一度観たいと思わせる何かがあります。

2010年8月17日火曜日

またまた豪雨


 午後7時、災害連絡室設置。雨の降り方が激しくて、警戒部も想定。本部はテレビやインターネットの気象レーダーとにらめっこ。市内から続々と不安の声が届き、職員、消防団が対応に走ります。これまで災害が発生したヶ所を中心に電話で安否の確認。今年の天気は異常です。

 7月から頻発する災害に、職員は相当疲れていることは間違いありません。でも動きは格段に迅速性が高まっています。頼ってもらえる市役所づくりが一歩一歩…。

※雨が一段落し、情報の整理がほぼ終了した時点でブログをアップしています。
※追記 秋田地方気象台発表数値(午後9時40分)
    アメダスによる1時間あたり最大雨量  総雨量
    ・角館       37.5mm   103.0mm
    ・田沢湖      31.0mm    83.0mm
    同時刻での浸水状況は住家1棟 非住家1棟

戸沢氏祭り


 真言宗智山派の小山田山蓮生院真山寺は、弘法大師が建てた寺と伝えられています。戸沢氏祭りはこの古寺から始まります。長く北浦地方を収めた戸沢氏、佐竹氏の祈願所です。ゲリラ的で断続的な豪雨の中、境内ではお館様(戸沢のお殿様)を前に小山田ささらが摺られ、住職が説法を行い、いよいよお家行列がスタートします。

 門屋城城址では西根ささらがメインです。関係者の玉串奉奠など祈願祭も雨の中。晴れ間を見て、西明寺小学校・中学校の子ども達、地元婦人の会、雫石から参加をいただいた皆さんが隊列を整え、会場の河川公園を目指します。

 いったん田沢湖庁舎に戻り打合せ。さらに雨脚が強くなって…。夜の花火があがる頃は角館庁舎で豪雨に対する連絡室設置(午後7時)。対応が続きます。

2010年8月16日月曜日

疫病退散でささら舞


 仙北市内には送り盆行事が多彩です。中でもささらの舞は有名で、市内には各地域で10団体ほどのささらを継承する保存会等があります。昨日は豪雨災害の警戒態勢の中、角館立町ポケットパークで行われた行事に参加しました。ささらの舞が3組、それに町内のお母さん達の踊り、出店など、賑わいました。
 もちろん災害対策が最優先です。でも主催が角館のお祭り実行委員会で、自分が実行委員長を拝命していること、それと災害続きで市民も職員も疲れ切っていて、「もう災害が起きませんように…」の疫病退散も兼ねての参加でした。

 写真は堂野口ささらの道化役「ザッザカ(付編々木)」。コミカルな動きを見ているだけで、少し気持ちが楽になりました。

2010年8月14日土曜日

大雨の被害が発生


 大雨による被害が発生しています。16時41分、仙北市は災害警戒部を設置。同時に市役所職員に動員命令。現在のところ(20時現在)、まだ詳細が不明ですが、人命に関わる被害報告はありません。ただ市民の判断による自主避難は2ヶ所、20人弱と言った状況です。

 現在も河川や沢の氾濫は続いていて、今しがた土のうを積載した軽トラックで、職員が角館地域黒沢に向かいました。写真は気象レーダーの画面で、今後の対策を協議している様子です。既に夜になっているため、被災ヶ所の確認作業は難航しています。明朝からの作業になるものと思います。

強く降り出した雨


 むらっこの夏祭り会場にいて、カラオケなんかを歌っていて、「あれっ?、嫌な降り方だなあ」と思っていた天気状況でしたが、その不安が胸の中でムクムクと増幅。高校の将来像を議論いただいた市民会議の藤川委員長宅でコーヒーをご馳走になった後、真っ直ぐに角館庁舎へ。秋田市に帰っている石山副市長から待機しているとの連絡あり。市民福祉部の高村課長、石川課長補佐は既に市役所で情報収集をしています。

 「どんな具合ですか」「注意報が警報に切り替わりました」。防災の観点から角館地域の民家で消防団の協力をいただき土のうを用意したとのこと。建設部も巡回パトロールを実施していますが、現時点では河川の増水等での影響は未確認。ただし雲の動き方を見ると(写真)、どうも後2時間ぐらいは警戒態勢を継続する必要がありそうです。何も起こらないことを念じ、さらに情報収集活動。

むらっこ夏祭り


 恒例の「むらっこ夏祭り」で、開会のあいさつをする浅利重富美会長(写真)。浅利さんは下桧木内でお酒屋さんを営んでいる方で、数年前から山菜加工なども手がけています。むらっこの会は、そんな生産者の皆さんが集まって、むらっこ物産館(田沢湖畔に数百メートルのかたまえ山森林公園向かい)を切り盛りしています。そっかあ、もう10年になるんだなあ。当時は「こんな所で商売ができるのかしら…」と言われたりもしましたが…。それが会員の皆さんの頑張りで、売り上げが1億に届くかもしれないまでに成長したのですから、大したもんです。

 さて夏祭り、昨年も軽トラックの荷台に設置されたステージでごあいさつをさせてもらいました。今回はさらにパワーアップして、郷ひろみの〝お嫁サンバ〟を踊って歌っちゃいました。雨雲を吹っ飛ばせ~の勢いです。
 物産館では野菜や花、加工食品、民工芸品等々の販売はもちろん、お食事もできます。明日までの夏祭り期間中は、魚のつかみ取り、木工品販売、フリーマーケットが開催されていて賑やかです。皆さんも行ってみてください。

中川地区野球大会


 今朝6時30分プレーボール!の角館地域「中川地区野球大会」。会場の中川山村広場(中川小学校隣)は小雨交じりですが、ワタクシの始球式後、参加7チームが熱戦を展開中です。「いつ頃からやってた?」「う~ん、ずっと前から」…。なるほど。以前は倍近いチーム数だったそうですが、いろいろあって、現在のチーム数になっているようです。原因はやっぱり人口減少。

 今年からルールの見直しがされていて、子ども達の参加もOK。現役角館中学校の小笠原投手は、一投するごとにギャラリーから「お~!」と言う歓声があったりで、ほんと地区総出の大会です。午後2時からは、地区を二分したオール川原とオール山谷川崎のゲームも企画されていました。

 「もう少しすれば、もっと観戦者が増えるよ」とのこと。楽しいお盆行事です。

2010年8月13日金曜日

台風4号で


 台風4号に対処するため、市は先日のゲリラ豪雨を教訓に、一昨日からその準備を進めていました。昨日は朝から警戒部の設置、見回り隊の編成、核関係機関との連携(消防・警察・建設業など)を行い、また対策部(警戒部体制をさらにグレードアップした組織)設置も想定し、行動イメージの確認を行っています。
 警戒部は西木庁舎に置きました。これはゲリラ豪雨の際、対策部を置いた角館庁舎に田沢湖庁舎から移動が困難(国道46号の通行止め)となったことを反省したことによります。

 昨日午後5時の時点で、被害は生保内町田の道路冠水、上桧木内宮田の河川の増水、院内川の増水、田沢地区の一部停電と、比較的大規模な被害を免れることができそうだと推測。そこで警戒にあたっていた職員はもちろん、その他の職員も災害対応を行う緊急全員出動の訓練を行うことに(写真は西木庁舎での出動風景)。

 一斉連絡は午後6時20分。その後、職員が各庁舎等に集合するまでの時間、連絡漏れのチェックを実施。結果として30分から40分の間に、250人以上の職員が集まってくれました。これは12月までに策定作業を進めている危機管理マニュアル、防災計画の貴重なデータです。

 その後も、風害などが想定されたことから、職員には夜間も自宅待機で警戒態勢を維持するようお願いをし、解散となりました。大きな被害が出なくて、本当にホッとしています。

2010年8月12日木曜日

すごいぞ!マックス


 写真の頼もしい野球少年達は、8月2日に秋田スカイドームで決勝戦が行われた「第2回秋田県小学生野球大会」で、見事・優勝した角館マックス(村上たかよし監督)チームの面々。昨日午後、市役所田沢湖庁舎を訪ねてくれて、優勝報告をいただきました。

 決勝戦は旭川野球スポーツ少年団チーム。旭川チームも前評判通り素晴らしいチームでしたが、ここを5対2でくだしての優勝です。北日本大会(会場は日ハム本拠地の札幌ドーム)は11月なんだそうです。頑張れー!
※旭川野球スポ少、南外野球スポ少、八森ブルーファイターズは9月の東北大会(青森)に出場します。こっちも頑張れー!

2010年8月11日水曜日

あいさつプロのアクション


 写真は市役所あいさつ運動プロジェクトチームによる、出勤職員への声かけ風景。昨日は角館庁舎、今日は田沢湖庁舎、明日は西木庁舎、さらに一週間後は角館病院、田沢湖病院へと続きます。

 その時だけじゃないか…と言われるかも知れません。いえいえ、その時だけではありません。チームでは名札シールの作成、ホームページ、広報せんぼくへの記事掲載等々、立て続けにアクションを起こそうとしています。朝の声かけ運動だけでも、「何かが始まった」と感じている職員が結構いました。〝小さな一歩、でも未来を拓く大きな一歩〟になっています。すごい事です。

 プロジェクトでは神代小学校からのお話を受け、校内でのあいさつ運動に出かけます。全校集会にも参加をさせてもらえるそうです。早く市民の皆さんにも想いが伝わるといいね。

田沢湖の新中和手法!


 大曲農業高等学校の農業クラブの皆さんが、市役所を訪ねてくれました。3年の佐藤さん、照井さん、そして佐々木先生です。第61回日本学校農業クラブ東北連盟大会(岩手県都南村で20日開催)への出場の報告で、何と今回のテーマは「田沢湖再生の新手法」なんだそうです。

 クラブでは、石灰を使った現在の玉川毒水の中和処理は、お金もかかるしCO2も排出していて、財政にも環境にも優しくないと分析。その代替手法で、卵の殻を使った新しい中和方法を確立しました。お話を聞いていて、ほんとワクワクしました。素晴らしい!。この研究成果を、ぜひ仙北市民にも聞かせて欲しいと依頼して…。やるなあ大農。

楽しい移動販売


 田沢地区にオープンした「むらの喫茶店たざわ」(田沢地域運営体が経営)に、初めて行ってみました。喫茶はお隣の診療所が開く火曜日の経営で、なかなかタイミングが合いませんでした。ウワサ通り、たくさんの方々がお茶を飲んだり、おそばを食べたりしていて、かなりの賑わい様です。

 で、テーブルの向こうでおばちゃんが言います。「あれだば便利だぁ。おらも買ったぁ」。何のことかというと、同じ建物の中で移動販売の会があって、そちらで肌着を購入したんだとか。そこで興味津々、そっちの会場を覗いてみると…。女性モノの呉服がお部屋イッパイに陳列されていました。「いらっしゃ~い」と声をかけてくれたのは、大澤呉服の大澤博公さん(写真)。「呉服店のない地域なので、商品を持ってきてみました。皆さんの喜ぶ顔を見たら、こっちも嬉しくなって」と。これって、とても良い企画ですよ。お店の方から地域に出向く仕掛けです。おばちゃんも大澤さんも自分も、みんな楽しくなった移動販売。ウン、良い。

2010年8月10日火曜日

法政大学の合宿


 法政大学の学生さんや、同大地域研究センターの先生など25人が〝合宿〟し、仙北市の遊休施設の利活用法、観光素材の掘り起こしなどに取り組んでいます。期間は昨日から3日間。大学の社会貢献・課題解決教育の一環なんだそうです。写真は市役所担当職員からの聞き取り、夕食などが終わった後、懇親会の始まりセレモニー風景。乾杯のご挨拶をしていう方は、地域研究センターの兼子先生。

 いいなあ、大学生。自由で可能性に満ちていて、しなやか。客観的な視点で、仙北市の良いモノ、悪いモノを洗い出してください。それを教えてください。

2010年8月9日月曜日

追悼式


 今日午前、角館交流センターを会場に、戦没者追悼式がありました。遺族会が毎年主催している行事です。自分は県議の時から毎回出席をさせていただいていますが、毎年お顔を拝見する人達が多く、そしてそんな皆さんも少しずつ年を重ねていることを感じます。

 今から65年前の夏に戦争は終結しました。南方の島々や酷寒のシベリア…、そこには命をかけて国を守った若者がいました。その思いを、今に生きる私たちは理解できるのでしょうか。国のため?、愛する人々のため?散華した皆さんの本心は、やはり家族にしか理解できないのではないでしょうか。

 祖父がシベリアで戦死し、その墓参にナホトカ経由でウスリースクに入ったお話は、以前(昨年のシリーズ「23年前の夏」に詳しくアップ)お伝えしました。遺族ができることに何があるのでしょうか。戦争を風化させないと皆さん口にします。世界平和を守ろうと言います。どうやって戦争を伝え、世界の平和を実現できるのか、真正面から考えることにします。

2010年8月7日土曜日

田沢湖でバスケット合宿


 田沢湖高原にある県立スポーツセンターの福原先生からお電話。「バスケットボールチームの合宿やってるから、ちょいと来てみませんか」…。何だろう、とにかく行ってみようと、スッカラカンの自家用車にガソリンを入れて走ってみました。センターに行って初めて分かったこと、それは6日から10日まで、スポーツセンターを主会場に、地元も含めて東京・群馬などから4団体のクラブが合宿をしていたこと。こりゃありがたい」。そう思っている矢先から、若い女性のかけ声が体育館内にこだまして。

 練習中に申し訳ない気持ちイッパイでご挨拶。高崎経済大学・日本体育大学・JAL・秋田銀行の責任者の方々には「また来年の夏も仙北市で合宿してくださいね」とスマイル作戦。それにしても暑かった!!。

高雄市の副市長・林さん


 8月5日、台湾高雄市の林副市長、奥様、民政局の方々などを仙北市でお迎えできました。写真は表敬訪問をいただいた際のスナップ。写真では自分の左側が林副市長、そして奥様です。台湾の行政組織は日本と違っていて、「今度、高雄市と高雄県が合併することになりました」と言う意味が理解できなくて…。簡単に言うと、市町村と同じように、行政体の名前の最後に県と言う呼び方もあるというイメージのようです。

 仙北市がとても気に入ったとお話をいただきました。ありがとうございます。交流をもっと深く、そして広く行えればと思います。皆さん素敵な方々でした。

2010年8月6日金曜日

仙北市国際交流協会が発足


 仙北市国際交流協会の設立総会。会長には準備委員会の委員長を務めた高橋練三さんが就任しました。仙北市ではこれまで田沢湖国際交流促進協議会(高橋練三会長)が活発な活動を行ってきた他、角館、西木で海外協力隊活動OBを中心に留学生交流なども実施されてきました。

 今回の国際交流協会設立は、市が東アジアに対して経済・文化交流を展開していく上で、重要な位置付けとなっています。韓国ドラマ〝アイリス〟で強まった韓国との関係、田沢湖と姉妹湖締結を結んで長い澄清湖が所在する台湾。また今後経済交流を促進したい中国やインドなど…。市と協働で文化交流、観光を含む産業交流を促進するステージが、国際交流協会だと考えています。新しい歩みが始まります。

2010年8月5日木曜日

臨時議会が終わって


 8月4日、臨時議会が開催されました。6月定例会で継続審査となっていた4案件「仙北市特別養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について」、「仙北市養護老人ホーム条例を廃止する条例制定について」、「仙北市老人短期入所施設条例を廃止する条例制定について」、「市有財産の無償譲渡について」は、いずれも賛成多数で可決をいただきました。来年4月から角館の寿楽荘と桜苑は民間(市社会福祉協議会)に移譲し運営されます。いろんなご指摘もいただきました。ご不安を払拭し、安定的に良質な福祉サービスが提供できるよう、社会福祉協議会と共に地域福祉力の充実に努めます。

 先にブログアップしたのは、議会冒頭での市政報告です。豪雨災害の現状と課題、高校統合、医療局の設置、新エネルギー対策、地域運営体の設立、保育園(所)の保留児童解消状況、病院の経営などなど、多くの項目についてお話をさせていただきました。刻々と市政は歩みを続けます。

臨時議会での市政報告(高校統合)


 市政報告で、高校統合に関する市の考え方を報告しました。その内容をお知らせします。

 「明日の県立高校を考える市民会議」は、4月25日に最初の会議が開催され、7月25日の第6回市民会議で報告書がまとまり、7月27日に藤川浄之委員長から提出をいただきました。平成16年12月に第五次秋田県高等学校総合整備計画後期計画の素案が公表されてから5年半という長年の懸案事項であり、特に「学校の統合等再編整備」については、市民会議でも一致した意見とならず、複数案の併記となっています。

 この報告書や市民会議で交わされた意見、さらには平成21年2月25日の市議会県立高校統合問題調査特別委員会委員長報告、その他の事情を勘案し、高校の在り方を方向付けさせていただきました。仙北市としては、少子化に伴う両県立高校の小規模化を避け、子どもたち自らが人生を切り開いていく知性と行動力を育んでいくために、豊富な出会いを提供し、多くの選択肢を最大限に準備できるとの視点から、角館高校・角館南高校を統合し、定時制独立校舎を有する1校2校舎の形態による角館地区統合高校の設置を、秋田県教育委員会に要望したいと考えています。

 市がイメージする統合高校は、例えば「若杉キャンパス」と「こまくさキャンパス」の2校舎です。
 全日制課程は仮称「若杉キャンパス」とします。1学年普通科7学級で、国公立大学・難関私立大学や看護系学校への進学、ビジネス、ものづくり、語学、観光、芸能・芸術などの多様なコースを設定のうえ、より高度な専門性を履修できる専攻科を複数設置するものです。

 定時制課程は仮称「こまくさキャンパス」とします。この校舎を独立校舎として設置し、ひきこもりや不登校生徒に対応できるフリースクール的空間を備えた2部制(午後部・夜間部)、加えて単位制の語学を履修するコースや社会人コースを設定するものです。

 また、特別支援教育の県立大曲養護学校の児童生徒が、通学のために長時間を費やしている現状を解消するため、こまくさキャンパスに小学部・中学部の分教室併設も要望したいと考えています。

 なお、耐震不足や老朽化した施設は、学習環境の悪化や子供たちの安心安全に関わることです。長い間、必要と言われていた冬期間の運動部練習施設などと併せ、再編整備のスケジュールと切り離し、一刻も早く対策を講じるよう強く要望します。

臨時議会での市政報告(災害関連)


 8月4日開催の臨時議会で、議員の皆さんに報告した事の中から、主要な項目をピックアップしました。

◇豪雨災害の被害状況等について
 7月に2度にわたって大きな豪雨災害が発生しました。
 まず7月3日、午後2時30分頃から3時50分頃にかけて、角館地区で集中豪雨(1時間最大降雨量64.5ミリ)・落雷による被害が発生しています。
 被害状況については、住家・非住家浸水7棟、道路浸水2箇所、倒木4箇所となっています。落雷で停電が2地区に起こった他、防災無線設備等にも被害を受けましたが、各関係機関及び関係者と連携し早期復旧に努めました。

 次に7月30日に発生した豪雨災害についてです。秋田気象台は当時、仙北市全域に大雨洪水警報を発令していました。仙北市では29日深夜から30日未明にかけて、また早朝にはゲリラ的な豪雨となったことから、30日8時30分に「仙北市災害連絡室」を設置。その後、1時間に約60ミリの大雨を観測し、市内各地では土砂崩れ・住宅浸水・道路河川への被害が続出、被害規模が拡大する恐れが生じたことから、「仙北市災害対策部」を立ち上げました。午前10時30分から12時34分にかけ角館町山根地区一帯をはじめ、田沢湖梅沢地区・角館町西長野古寺地区周辺・八割塩手沢地区に避難勧告を発令しました。
 避難勧告のうち、田沢湖梅沢、角館西長野古寺については、洪水警報の解除や現場状況の把握により、30日同日午後9時10分に解除しました。角館山根地区については、31日、現地調査を繰り返し、これ以上の崩落の進行はないと判断、午前9時30分に解除しました。八割塩手沢地区については、崩落の危険度が低くなったと判断されたことから、8月2日の午前10時40分までに勧告を解除することができました。
 8月3日現在での民生部門の被害状況は、床上浸水が27棟、床下浸水が104棟、非住家冠水が183棟です。
 農林部関係は、8月2日現在で、農作物の被害が、水稲・大豆・野菜・花き等で浸水、冠水、倒伏が15,255a、農地農業用施設の被害では、水田の土砂堆積や畦畔欠損が39箇所、農道5箇所、ため池1箇所、頭首工4箇所、水路12箇所の計61箇所、林業関係では、林道の被害が補助災害に該当するのが4路線8箇所、単独分が16路線18箇所で、計20路線26箇所、その他山腹崩壊等の治山施設被害が4箇所となっています。
 建設部関係では、道路冠水、側溝溢水、宅地冠水等が12地区10路線、土砂崩れ7路線、路肩崩れ・路面洗掘4路線、一時通行止め7路線、河川の氾濫21河川、堤防の一部築堤崩れが1箇所、また農道へ通じる橋が落ちるなど、多くの被害が発生しました。
 緊急的に生活道路確保の応急対策を急いだ結果、一部片側通行も残っていますが、現在は全線通行可能となっています。この後、復旧対策のための予算措置が必要になります。どうかよろしくお願いします。また県管理道路・河川については、仙北地域振興局建設部との現場立ち会い確認等により、被災箇所の早期復旧をお願いしています。

 これら住宅被害や道路河川等の決壊、損壊に係る復旧工事は、各関係機関と連携し、早期復旧に全力であたっています。31日には、国道46号角館バイパス開通式で来市していた佐竹知事、加藤県建設交通部長に被災地を視察いただき、直接要望も行いました。
 また職員による復旧活動支援隊を組織、高齢者世帯等を中心にお困りの方々の住家周辺清掃、消毒などを2日間にわたって実施しました。
現状では復旧支援が最優先課題ですが、これから対応が必要な多くの問題も見えています。県に避難勧告の連絡が遅れたことは、悔やまれてなりません。職員の日常的な危機意識を醸成する必要性を強く感じます。
 この際、災害時や緊急時の情報伝達体制の再構築について、現在の取り組み状況などを報告します。

 今回の災害では、市役所の電話が落雷で通信不能となりました。情報の受発信ができなくなったことで、市役所機能は著しく減退したことは、本当に残念な事実です。市民の皆様に深くお詫びを申し上げます。効率化と経費削減等で導入した集約型システムを見直し、一刻も早くリスク分散による通信システムの再構築を模索します。この他、災害時や緊急時の情報の連絡手法を複数検討し、一部については既に試験運用を始めました。一つは職員が所持している個人の携帯電話メールを活用した伝達手法です。これは第一段階として管理職以上を対象にしました。災害発生時等の職員への情報共有が進むものと期待をしています。
 さらに一つは、移動通信事業社が開発した一斉送信サービスの導入です。例えば仙北市など、一定エリアに所在する携帯電話に、メールで災害警戒情報等を一斉送信できるシステムと聞きます。導入を視野に研究を重ねたいと思います。
 また、停電時や屋外で特に効果を発揮するラジオにも着目をしています。コミュニティFM局の開設なども今後検討します。
 あらゆる手だてを講じ、市民への情報提供と安全確保に務めます。

2010年8月3日火曜日

職員の災害復旧活動


 甚大な被害が発生している今回の大雨で、昨日から市職員の災害復旧活動が始まりました。床上・床下浸水や田畑の冠水、道路の寸断や河川の護岸崩落など、たくさんの被災状況の中で、職員はそれぞれの現場に入り、地域の皆さんと一緒に活動を展開しています。

 1日目の昨日は、約50名の職員が参加。3班10グループに分かれて、主に民生復旧を目的とします。水をかぶった家財道具の搬出、流木の処理、田畑に流入した土砂の撤去、水路上げ、消毒薬の散布などなど。
 この活動は今日も行われます。

2010年8月1日日曜日

白岩地域で運営体発足


 白岩地域で本日、地域運営体の設立総会が開催されました。運営体は、地域住民が抱える課題を地域住民が自ら解決し、地域が一丸となって主体的な活動を行おうと言うもの。その財源として、年間500万円を限度とした補助金の交付を市は約束しています。白岩地域は田沢地域に次いで、2つめの運営体として誕生しました。

 白岩地域は、地域内に白岩・薗田・広久内の3地区があります。各地区に区長制度があり、コミュニティは非常に良好な地域で、まちづくり活動も活発に行われてきました。この各地区の区長が率先して運営体の設立に尽力していただきました。もちろん地域住民の皆さんのご理解があってこそのことです。

 事業計画では、地域内交流促進事業として、地場農産物品評会の開催、農産物直売所の可能性調査など。また地域環境美化保全向上事業では、子どもの遊び環境の整備や遊具設置、不法投棄看板の設営、林道の刈り払い、河川環境整備など。その他、広久内ささら関連活動、語り部育成、県立抱返り自然公園事業など。

 初代会長に就任した木元武志さんは、「スピード感を持って活動を推進しよう」とお話をくださいました。新白岩地域スタートの日です。

田沢湖水害から50年


 生保内川流域(主に沼田・久保集落)では、昭和35年8月、豪雨による大洪水で15人の方々が命を落としました。大変な水害だったことが想像されます。この事実を後世に伝えるため、市民フォーラムと慰霊祭を企画。事業主体は安全・安心空間づくり実行委員会(田口寿宜会長)です。

 市民フォーラムは生保内小学校体育館で開催されました。会場には当時の写真や参考資料が張り出しされ(写真)、来場者は真剣に見入る方々も…。またNPO癒しの渓流・里・まちネットワークアドバイザーの丸井英一さんから「田沢湖水害が語ること」と題した基調講演、浅利昭男さん・難波秀男さん(共に当時の被災者)と丸井さんによる鼎談、ミニコンサートなどが行われました。

※自分は水害対応で途中退席。申し訳ありませんでした。