大好きな武藤鉄城先生が、仙北地方の古老から聞き取った「五月童(さつきわらし)」を紹介します。この季節になると、各地には田の神を迎えるさまざまな習俗が伝わっていて…。
その中で語り継がれた不思議な存在に、五月童(または田の神のお使い)がいました。田植えの最中、誰もいなかった畦道をトコトコ歩く小さな子どもの姿。あんな子ども、この辺りにいたかなあと思って一瞬目を離すと、あれっ、誰もいない。田んぼに落ちたかと心配してそこまで行くと、植えたばかりの苗が見事に青々と立ち上がっていた…。こんなお話しです。
そんな子どもは、豊作をもたらす五月童だと信じられていたそうです。


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