2026年3月18日水曜日

忘れられない日


 今年も3月18日がやって来ました。11年前の今日、仙北市のカラ吹き2号源泉から田沢湖高原温泉郷に続く引湯管の点検作業中、硫化水素ガスで3人の市民が命を落としました。

 毎年この慰霊碑の前に立ち花を手向け、頭を垂れて静かにご冥福を祈ります。仙北市にとって最大の強みと言える温泉事業は、一方では施設の老朽化が著しく気が抜けない管理作業が日常でした。その最前線で作業を行っていた最中に、坂本榮さん、羽根川次吉さん、そして市職員の柴田政文さんが亡くなってしまったのです。事故の第一報を受けた時、私は立っていることができませんでした。頭が真っ白になって、病院に駆け込んだこと以外あまり覚えていません。

 以降、ご遺族の皆さんからたくさんのお話しを、また再発防止事業へのご協力をいただき、引湯管の入れ替えや各種安全対策が進みました。NPO健康と温泉フォーラムの皆さんから各温泉の事故対策情報の提供もあって…、現在の仙北市温泉事業が継承されています。命を賭して温泉を守った3人のご冥福と、ご家族の安寧をただただお祈りします。

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