2018年9月11日火曜日

法を守ると人が守れない矛盾…



 今日から市議会は本会議一般質問です。門脇晃幸議員、髙橋豪議員、小木田隆議員、熊谷一夫議員の4人が質問台に立ちました。特徴的な質疑応答は以下の通りです。

《門脇晃幸議員(蒼生会)》
Q 生活者に寄り添った施策、自然災害対策をしっかりと実行するには、市の裁量により執行できる予算枠をより多く確保する必要があるがどうか。
A その認識は議員も私も共通のものだ。今年度予算では各地域の振興事業費や再災害防止対策事業費などを予算化した。これに限らず生活者に寄り添う施策を実施し、同時に仙北市のあるべき将来像の実現に向けて、政策的経費の確保が何より重要だと思っている。


《髙橋豪議員(蒼生会)》
Q 旧角総合病院について、管理棟など全て解体後に用地の売却などを検討していると聞くが、単なる売却ではなく、今後のまちづくりを考えての判断が必要だと思うがどうか。A 複数案を検討した中、駐車場活用や公共施設建設用地としての利用を見送った。売却にあたって周辺地区の活性化やまちづくりの寄与等、より優れた提案を行う民間の事業者へ売却できるよう、公募型プロポーザル方式の売却も検討している。


《小木田隆議員》
Q 市の業務や事業の発注について、地元優先で行っているのか、今後はどのような見解を持っているか。
A 地元優先だ。ただし施工が特殊で市内業者ができない工事は除く。平成28年度では全発注件数110件で、市内102件・市外8件だ。平成29年度は全発注件数が120件で、市内113件・市外7件だ。今後も公平性を確保し地元優先発注を継続する。


《熊谷一夫議員》
Q 災害時、逃げない人を逃がす方策(自主防災組織や隣組などの充実)、また町内の要配慮者を、誰がどこにどう逃がすか等の具体の計画はあるのか。
A 自主防災組織は災害時の安全確保に有効だ。今後も計画に沿って組織立ち上げを支援する。要配慮者情報は個人情報保護法があって町内で共有できない。市社会福祉課の努力で個人から同意をいただき、一部が共有できる状況になったが、法律を守ると人が守れない矛盾を感じている。


 明日は一般質問の2日目です。平岡裕子議員、阿部則比古議員、真崎寿浩議員、田口寿宜議員が質問台に登壇します。どうぞ傍聴にお越しください。
※インターネット中継も行っています。


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