2018年9月19日水曜日
訪日観光客が地価上昇を引っ張る
18日発表(国土交通省)の基準地価は、前年比で27年ぶりの上昇です。その要因として、「訪日観光客が地価上昇を引っ張っている」と、マスコミ各社が伝えています。秋田県は…。
地方圏は平均して下落傾向ですが、下落率は縮小しています。しかし秋田県は全用途平均で前年比2.5%ダウンで、その下げ幅は13年連続全国最下位(下落は21年連続)です。東北では訪日観光客数が最も少なく、県内の基準地価トレンドはマスコミの論調と同軸上にありそうです。一方、札幌・仙台・広島・福岡の地方4都市の上昇率は3大都市圏を上回り、「全国を牽引している」(日本経済新聞)でした。訪日外国人の人気スポット都市の景況感を、周辺の町村に波及させる手法の洗い出しが必要です。
注目ポイントは、スキー場で有名な北海道ニセコ観光圏地域。「倶知安町が上昇率で全国住宅地の上位3位を独占した」(産経新聞)と報じています。また香川県直島は「瀬戸内国際芸術祭の中心的な開催地。1%の上昇」(同紙)との報道でした。
仙北市は、全国レベルでスポーツや芸術、自然体験に恵まれています。訪日外国人の動きも県内では一番です。今後のホテル進出も期待できることから、地価の推移を注視します。
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