2017年8月2日水曜日
東北大学と仙北市が連携協定、そしてシンポジウム
8月1日、東北大学大学院環境科学研究科と仙北市が連携協定を締結し、記念のシンポジウム(会場は田沢湖総合開発センター)を開催しました。連携内容は仙北市に眠る希少資源や温泉水素の開発、森林の再活用、大学から市内教育現場への人材派遣などです。
同大学院の吉岡敏明・環境科学研究科長は、「実は仙北市は中学時代の修学旅行で訪ねた場所。この素晴らしい環境の中に眠っている未利用資源が実に多い。地域貢献・社会貢献につながる研究で成果を上げたい」と話していました。私からは、「仙北市と言うフィールドは可能性の塊で、多くの民間企業も着目してくれる場所。市内には遊休施設もあるので、研究ラボラトリーの開設にも協力したい」とお伝えしました。
記念シンポジウムでは、3人の教授陣がそれぞれの研究テーマを発表してくれました。土屋範芳・同大学院教授は「地域の資源と新未来~温泉水素と希少資源~」、川田達也・同大学院教授は「燃料電池によるエネルギーの新しい使い方」、香坂玲・同大学院教授は「人口減少社会での自然共生・里山の循環について」です。参加した100人の皆さんは、仙北市の潜在能力にビックリした様子で聞き入っていました。
温泉から水素を取り出す実験は、既に一部で始まっています。この実験を市内中学校で公開授業とする準備も進んでいます。連携をベースとした展開は、この後ますます活発化します。
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