2017年8月19日土曜日

市政報告で立候補の思いをお話しました


 昨日から仙北市議会定例会が始まりました。9月12日までの会期です。私は市政報告の場面で、10月の市長選挙に向けた思いなどお話ししました。以下はその概要です。

 ~ 先の議会最終日で、10月執行予定の仙北市長選挙に向け、少しずつ準備を始めたいとお話をしましたが、改めて10月の市長選への立候補を表明します。

 出馬の最大理由は、「やりかけた仕事を片付ける!」ことです。着手した者の責任で結果を出します。また、市民の皆様、議員の皆様と協働作業で策定した、第2次総合発展計画・総合戦略・人口ビジョンなどの実現を目指します。また、可能性を探って展開した取り組み、いわゆる広げた風呂敷の始末もあります。この8年で市の財政状況は改善が進みましたが、成果の見えない事業に財源投下する現状にはありません。職員不足も深刻です。これまでの「あれもこれも」を反省し、改め、市長職で蓄積した経験・市民の皆様の意見を力に、先ず私が、自らを変革します。
そして行政を変革します。

 まちづくりは市民が主役です。議会からもご指摘のあった市民融和、地域・旧町村を越えた心の輪づくりに最大意を配します。また、子ども達や若者の活動を支え、性別に関わりなく個性や能力を発揮できる地域社会の実現を目指します。地方創生は、もちろん市民のためのものです。特区も然りです。市民参加の在り方ひとつで、地方創生の速度も幅も違ってきます。人が最大の財産と言う基本に立ち返り、丁寧に関係事業を進めます。市職員の意識改革は、根本から対策を見直します。

 今後も、議会と議論したいテーマは幾つもあります。例えば、人口減少や少子高齢社会の具体的対策、縮小社会に連動した小さな行政体づくり、市民要望の新たな実現手法などです。仙北市が標榜する「小さな国際文化都市」は、人口減少や少子高齢化が進展しても、人も産業も文化も地域で活力を持続していなければ実現できません。

 公共施設等総合管理計画で示した建築系延べ床面積35%の削減は、財政力の維持や健全化に不可欠です。達成すれば、推計で年間4億円程度の財源を生み出すことができます。これを活用し、例えば防災のまちづくりを進め、市独自で堤防の嵩上げを行う財源に活用したり、生活環境の改善で、上下水道事業を推進したり、定住・子育てなどの政策財源にすることも可能です。財源の確保策を拡充し、この流れを確実なものにします。

 懸案となっている庁舎や総合給食センターの建設、企業誘致、医師確保と病院経営、市民課題の解決に向けた規制緩和、観光振興とインバウンド対策などのほか、今後は集中的に税等収納力の強化、業務の民間委託、市民の健康増進、若者や女性の活躍支援、地元商工業者・農林業者の経営対策、教育と人材育成などに全力で取り組みます。

 もつれた課題を解きほぐし、重い荷物はできる限り背中から降ろして、仙北市の未来を輝けるものとする、そんな作業を行い、次のリーダーが動きやすい環境づくりを進め、私にとって最後の任期とする思いで職務にあたります。~

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