2009年8月14日金曜日

オリーブ炒めご飯…ヨーロッパ②


オーストリアを出てイタリアに入る。ミラノからベニスに移動し、ここで安宿を探すことにした。何軒か歩くが安くない。相部屋になっても良いという条件で交渉成立。その後、いつも通り近所の散策に出かける。定番のサンマルコ広場、運河、そしてバーカロ(ワインバー)などなど。それにしても路地ばかり。
神父様らしき人に帰り道を尋ねる。「なに?お若いの、どこから来なすった?なんと日本?長崎か広島か?」と、逆に質問攻めに合う。歴史感(日独伊3国同盟じゃ古過ぎか)からの質問か、それとも宗教者としての戦争感からか…。「私は明日からバチカーノにいるから、必ず尋ねてくるのじゃぞ」とご案内までいただく。きっと偉い人なんだろう。
話し疲れ、歩き疲れ、ホテル近くのスーパーで夕食を買い込むことに。お皿に盛りつけされたご飯を見つけ、「やった、久しぶりの米だ」と大喜び。白ワインも買い込んでホテルへ。自分以外にこの部屋に泊まる客人はいないようで、ゆっくりと晩酌。シメシメ…。ところがこのご飯がマズイ。オリーブ油で炒めたご飯だ。ワインでやっと流し込む。ホテルの窓から運河を眺め、「あ~あ、海苔の佃煮のせてホッカホカの白いご飯が喰いたい」と独り言。
ベニスは沈みながら、そして朽ちながら生きる街、だからこそ美しい…。

0 件のコメント:

コメントを投稿