2009年8月14日金曜日

ウィーンで結婚式…ヨーロッパ①

 ババちゃんのロシア墓参で日本を出た後、ついでに世界の今を知りたいと思い、ヨーロッパを巡ることに。できるだけ多くの国を訪ね、その国民と話しをしよう。

 1986年9月6日、ウィーン国際空港。モスクワ時間から2時間時計を戻す。バスターミナルに出て、ウエストバーンホフ(ウィーン西駅)行きのバスに乗車。世界中の観光客がいる。さすがは世界の観光立国!。市内はリンク(環状道路)で、いくら迷っても歩き続けると元の場所に戻って来られる。シュテファン大寺院やオペラ座、路上パフォーマンスは見ていて飽きることがない。

 小さな(他のと比べると)教会からチェンバロの音が漏れてくる。何だろう。石段を登ると中では結婚式が…。最後列にいたスーツ姿の男性が手招きして「入れ、そして二人を祝福してくれ」という。いいのかなあと思いながら、参列者の一人に。荘厳なパイプオルガンの音色、澄み切ったトランペットアンサンブルに熱い感動がこみ上げる。無意識のうちに十字を切る。
 仏教徒のプライドも何もない行動を、ほんの少し反省して静かに退場。

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