北国の冬はモノトーンと思われがちですが…、でも違います。ゲレンデのウエアやカクテルライト、道路脇の真っ赤なポスト、吹雪の夜の信号機、かた雪に映る朝焼け、軒先の干し餅も冬を代表する色彩です。
昔は一軒の農家で様々な作物を育てていました。野菜や果物などの多様な色彩で干し餅に色をつけていた…、そんなお話しを聞きました。例えば黄色だったらカボチャ、紫だったら紫芋やコハゼ、赤だったらイチゴ、緑だったらホウレンソウなどなど。でも最近の農業経営は市場対応が最優先ですから、四季を楽しむ余白に時間をかけることが困難です。
自然由来の色で干し餅を作ろう、そう思ったら春から準備が必要です。長く伝わってきた知恵や工夫が、宝物のように大切な時代になりました。
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