2018年8月10日金曜日

秋田の総力で「県産車をつくろう」



 20年以上も前のこと、ある雑誌の懸賞論文に応募し、優秀賞1席となった「県産車でドライブできる日」の提案概要をご紹介します。私、この夢を諦めていません。以下をお目通しください。

 ~秋田県が全国でも数少ない人口減少県で、同時に高齢化比率が高いことは広く知られた事実である。県民所得も国内では下位に位置する。これらは複数の要因が絡み合ってのことで、各々を切り離して論ずるべきではない。そこで、県下の頭脳と技術力を集積し、国際市場に参入できる「県産車製造販売」プロジェクトを立ち上げを提案する。秋田県の工業技術は複合化が今ひとつだが決して低くはない。そこで技術の集積を促進し、ないものは補充して県産の自動車を製造販売したい。(中略)自動車は開発部門・製造部門など職種が多彩で、これらを県内69市町村(平成8年当時)に分散設立する。各自の個性にあった仕事を選び出す選択肢も広がる。自動車は先端技術の産物で、科学者・エンジニア等の人材確保や研究の場となり得ることも見逃せない。(中略)利益を追求する企業体ではない。秋田県民の公共企業体である。全ての利益は永続的に秋田県内に還元したい。(中略)この提言が多くの県民に支持され、世論となり、休日を県産車でドライブできる日の来ることを期待する。

 今だったらEV車、水素自動車、自動走行車などがすぐ思い浮かびます。部品工場の誘致ではなく、デザインから始まって組み立てまで丸々1台を秋田県内で仕上げちゃう、そして完成品を販売する構想です。どうでしょう。

※写真はイメージです(Googleカー)

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