写真は、田沢湖・角館短歌大会の《小・中・高校生の部》の表彰を待つステージ上の受賞者。みんな緊張気味ですが、作品はどれも素晴らしいものばかり。短歌の世界がこんなに自由で限りのないものだったとは知りませんでした。
市民会館で行われた鼎談(佐々木幸綱さん・俵万智さん・平野啓子さん)や、講評・表彰式も、“目から鱗”の解釈ばかりで、完全に短歌の魅力に感染しました。実はそれより先、と言うか前夜の交流会のムードで、これはもしかしたら短歌は楽しいかもと感じていました。佐々木幸綱さんが、学生の部で入選作を詠んだ子どもに、「恋愛をすることが大切ですよ」などと話しかけていたり、三枝昴之さんや秋葉四郎さん(お二人とも相当有名な方らしい…)などは、「秋田に来たらお酒に決まっているじゃないですか」と、ガバガバ冷酒を流し込んでいたり。人が面白いというか興味深いというか。
さて、自分的に今回の短歌大会の作品で、一番のお気に入りは次の歌。
お出かけは
いつも制服
でも私
気付いてしまった
ねえちゃんの恋
(富山県富山市立堀川中学校 松田わこ 前列左から3人目)
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