2014年10月13日月曜日

青少年東北民俗芸能の祭典

東北6県から9市町10団体の皆さんをお迎えして、青少年東北民俗芸能の祭典を開催しました。会場はわらび劇場、満席です。仙北市からは生保内田植え踊りと石神番楽(石神子ども芸能)、おやま囃子(角館高校おやま囃子部)が出場。大きな声援を受けていました。

 その他の参加団体は、青森県五所川原市から津軽三味線(五所川原第一高校津軽三味線部)、秋田県秋田市から土崎ばやし(同保存会)、岩手県盛岡市から法領田獅子踊り(同保存会)、同県岩泉町から中野七頭舞(小本中学校)、同県大槌町から吉里吉里虎舞(吉里吉里中学校:写真)、山形県山形市から花笠踊り(ちびっこ四方山会)、宮城県気仙沼市から平磯虎舞(同保存会)、福島県浪江町から請戸の田植え踊り(同保存会)です。

 自分はあいさつで 、次のエピソードを紹介しました。「東日本大震災が発生直後、宮城県女川町の竹ノ浦の皆さんが地区ごと仙北市に避難されてきました。故郷の何もかも無くしてしまったショックがひどく、会話もない状況でした。仲間の無力さを心配して、あるお婆ちゃんが地元・竹ノ浦に伝わる獅子振りをやろうと言い出しました。でも道具がありません。そこで、そのお婆ちゃんは座布団を4つに折りたたみ、耳はスリッパ、目はジュースの空き缶で、器用に獅子頭を造作してみせました。胴体は避難具を包んできた風呂敷を編み合わせました。笛や太鼓は仙北市の有志が調達してきて貸しました。仙北市に避難してきてから、初めて獅子振りが舞われた夜の感動は、言葉になりません。伝統芸能は生きる力を、人生に勇気を与えることを知りました」~。

 そんな民俗芸能の継承者を応援するのが今回の祭典でした。

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