2010年3月27日土曜日

茅葺きサミットで


 第1回の茅葺きサミットが仙北市角館で開催され、興味深いお話をお聞きすることができました。以前に調査でお伺いしたことのある大内宿(福島県)から参加くださったのが吉村徳男さん(写真)。吉村さんは大内結いの会顧問で大内宿保存会の会長をお勤めです。

 「茅葺きは集落が助け合って行ってきた。けれどお母さん達がいやがる。賄いが大変だから。その簡素化から始まった。今はたくさんのお客様においでいただくが、観光客の目線にならないよう気を遣っている。集落の生活を守ることが大切だ」と話していました。

2010年3月24日水曜日

花のまちの季節

 伊藤忠商事に農産物販売のヒントをお伺いしようと、先日上京したときに撮った写真。場所はJR渋谷駅です。巨大な横長のポスターには「桜が美しい北上、角館、弘前に行こう」って書いてあります。凄い。嬉しくなりました。都内の各駅構内には単品での「角館の桜」ポスターも目につきます。
 もうすぐ、「花のまち仙北」のテレビコマーシャル制作が始まります。いよいよ春ですね。

2010年3月23日火曜日

市民分権

 神代の市民会議(藤原貫一代表)主催の市民分権を考える講演会に参加。講師は秋田魁新報社の船木保美報道本部長。全国の事例を交えながら、実例を丁寧に紹介いただいて考えさせられました。やっぱり仙北市が進める地域運営体構想は、絶対に間違っていないと確信。「天保も享保も乗り越えた集落が、飽食の時代に崩壊する」との言葉は一番印象的な言葉。

黄砂風呂


 数日前の朝、部屋の窓から差し込む光がやけに黄色くて、黄砂が降っていることに気がつきました。春がやって来るんだと思ったら、スーッと気持ちが軽くなる感じがしました。よしっとばかり思い切って体重計にのってみました。最近、会合での飲み会が増え、カロリーを取り過ぎていることは自覚していました。その罪悪感からか計量したくない心境が続き…。で、この結末です。急いでお湯に浸かり、少しでも発汗して体重を落とすことに。

 風呂場の窓からも黄色い光線。春でなければ楽しむことができない「黄砂風呂」です。

2010年3月19日金曜日

メンタルブロック

 「すごい会社のすごい考え方」(夏川賀央著)にあったフレーズ。「メンタルブロックという言葉があります。結局、私たちが闘えないのは、そんなこと、できるわけがない、という心理的な思いこみが大きいのです」。

 またこうもありなす。「できるか、できないか、それを考えても余り意味がないのです。行動し、こうすればできるという方法を見つけた人だけが、結果を手にします。闘うことはそれほど大したことではありません。やればできることを、ただ避けてしまう人が多いだけです」。

 さっきまで、都内に本社のある某有名商社でお話を伺い、またまたやる気が増幅しました。闘いましょう。

2010年3月18日木曜日

大急ぎで上京

 17時過ぎまでかかってしまった部長等会議、その後の面談を終えて、大急ぎでJR田沢湖駅へ。明日の午前、都内に本社を置く商社の方と、総合産業研究所やら農産物販売やらのご相談のため、こまちで上京中です。
 今は、早春の景色が続いているだろう郡山を通過しています。たぶんです。夜なので全く見えません。梅の花なんか咲いているのかな~と、それで綺麗な梅の写真を掲載してみました。サービスです。

2010年3月17日水曜日

田沢地域運営体


 先週の日曜日、田沢交流センターで開催された設立総会で規約が認められ、田沢地域運営体が立ち上がりました。全部の集落、各種団体の参加をいただき、NPOたざわ村が核になって組織化を進めていました。名称は『荷葉』と言います。地域にある山の名前で、誰もが知っている地域のシンボルです。

 この後、事業計画を練り上げて団体届けを提出し、これが認められると仙北市で初の地域運営体となります。他の地域でも運営体づくりに向けた取り組みがある話しも聞きます。進め、進め。

2010年3月13日土曜日

お金に換えられる食料品

 丸正フーズ(都内新宿)の飯塚社長と半年ぶりに再会。素晴らしい人。スーパーマーケットを幾つも経営し、生産者を大切にして地方を回っています。今回は「むらっこ」の皆さんと情報交換会。「JAに出荷している規格品じゃなくてもいい。消費者は鮮度が一番。まだまだ産物が欲しい」と話します。その通り。 

 畑にはお金に換えられる食料品がたくさん腐っていますから。
 
 それを所得にする場所が総合産業研究所です。

市議会が終わり

 昨日、平成22年第1回の定例議会が終了しました。自分のマニフェストをはじめて盛り込んだ当初予算議会でした。総合産業研究所の設立や地域運営体の立ち上げ、高校問題・庁舎建設ほか、多くの市民会議の設置などの予算の他、例えば「任期付き職員採用条例」「地元発注を促進する条例」「組織再編関連条例」などの条例についても審議をいただきました。本会議が終了直前、議長から発言の機会をいただき、5点について市議会の皆様に報告させてもらいました。1点は国保の返還金問題。これは近々に調査委員会を立ち上げ真相の究明を進めます。2点は過疎地域に仙北市が全域指定となったこと。有利な財源確保が可能となります。3点は転作に関する補助金。今後補正が必要なこと、補正を前提として集落座談会に臨むことをお話しさせていただきました。4点は総合産業研究所の所長に県立大学の現役教授を指名したいこと。そのため大学に籍を置きながらの併任となること。5点は国体冬季大会のこと。鹿角大会を、冬季大会開催経験地として最大応援したいと発言させてもらいました。
 市議会は、もうすぐ改選です。

キューピットは元気

 次女の中学卒業で謝恩会。たざわこ芸術村だったので、会食中に写真のような歓迎の演奏をいただきました。会場に太鼓をたたいて入ってきた一行を見た時、「あれっ、あのメンバーは…」と思っていたら、やっぱりそうです。小劇場で上演されている「神代カレー物語~キューピットはだれ~」の皆さんでした。いつ会っても元気いっぱいです。

2010年3月7日日曜日

頑張れ!

 昨日から2日間の日程で、クロスカントリースキー大会とスポ少スキー交流会が行われました。場所は田沢湖高原です。300人以上の子供たちが秋田・岩手の両県から集まりました。大会関係者からお話を聞くと、バンクーバーオリンピックで大活躍だったノルディック競技の各選手も、少年時代にはこの大会に出場していたとか。最初はみんな無名の少年だったのです。
 今日は午前中に生保内中学校の卒業式。54名の卒業生を見ていて、なぜか涙が流れ出てしまいました。
 未来を創るのは、間違いなく若者達です。

2010年3月3日水曜日

懐かしい響き

 樺で覆われたピアノができました。昨日に次いで、今晩は角館交流センターでのコンサートでした。企画した皆さんをよく知っていて、「時間があったらのぞいてね」みたいなご案内も嬉しくて、軽い気持ちで足を運んだら…。これがすごい人・人・人。300人以上は居るでしょう。ピアノの音はなんだか懐かしい響き、ピアノ伴奏にあわせての歌もGOOD。何だか贅沢!!

中里のカンデッコあげ

 写真は2月28日に行われた西木町中里のカンデッコあげ。桂のご神木に、カンデッコ(を投げかけ、五穀豊穣や縁結びを祈願しました。ところでカンデッコって何?と言う人のために、少し説明しましょう。

 カンデッコは、この地方の方言で鍬(クワ)のことです。祭りで使うカンデッコは、朴の木でつくった鍬のミニチュアと胡桃の木を掘って作った男根をワンセットに結わえたもので、鍬で畑をおこして、男根から種をまいて…。とても縁起の良い行事です。
 ご神木からカンデッコを叩き落とし、それを持ち帰って家の柿の木に吊したり(実のナリが良くなると言われてます)、玄関口にさげたり(縁談がまとまるとの噂あり)、カンデッコのその後は、まあ多様です。