2010年3月3日水曜日

中里のカンデッコあげ

 写真は2月28日に行われた西木町中里のカンデッコあげ。桂のご神木に、カンデッコ(を投げかけ、五穀豊穣や縁結びを祈願しました。ところでカンデッコって何?と言う人のために、少し説明しましょう。

 カンデッコは、この地方の方言で鍬(クワ)のことです。祭りで使うカンデッコは、朴の木でつくった鍬のミニチュアと胡桃の木を掘って作った男根をワンセットに結わえたもので、鍬で畑をおこして、男根から種をまいて…。とても縁起の良い行事です。
 ご神木からカンデッコを叩き落とし、それを持ち帰って家の柿の木に吊したり(実のナリが良くなると言われてます)、玄関口にさげたり(縁談がまとまるとの噂あり)、カンデッコのその後は、まあ多様です。

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