中古レコード屋さんで発見。太田裕美さんのアルバム「手作りの画集」です。この名盤に赤いハイヒールが収録されています。ところで赤いハイヒールは木綿のハンカチーフのアンサーソングと言われていて…。
つまり、赤いハイヒールは木綿のハンカチーフの続編だと言うお話しです。思い出してください。木綿のハンカチーフは故郷に残した彼女を忘れ、都会の絵の具に染まっていく男の移り気を歌いました。きっと彼女は、その後も故郷で悲しい日々を過ごしているに違いない、私はそう思っていました。ところが1年後に発表された赤いハイヒールで、その彼女も故郷を旅立ち、彼の住む都会に出て来て…。どこかの会社に就職した彼女は、マニキュアの指でタイプライターを打つたびに夢をなくし、かかとのとれた赤いハイヒールみたいだと自信をなくしています。
高校生だった私は、この2曲に登場する彼女が本当に同一人物なのか、木綿のハンカチーフをねだった彼女が、1年後には都会でマニキュアをつけ、赤いハイヒールで会社に出勤する人になるのかと、そんなことを考えていました。懐かしいアルバムジャケットです。
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