2015年2月19日木曜日

補正予算で結婚・子育て・雇用対策を充実

平成27年度の当初予算、平成26年度の補正予算、そして様々な条例案などを審議いただく第1回仙北市議会が、2月24日から3月20日の25日間で開催されます。
  ここでは補正予算案の概要についてお知らせします。

《平成26年度補正予算案》
 今回の補正予算の特徴は、国が進める地方創生事業で、平成27年度に繰り越して実施する「地域住民生活等緊急支援交付金事業」を盛り込んだことです。総額は約1億3000万円。1の地域消費喚起・生活支援事業は、アベノミクス効果を地方でも発現したいとする政権の考え方で、即効力が高いことが事業条件です。2の地方創生先行型事業は、結婚支援や定住・子育て支援を中心とした、人口対策と雇用対策が事業条件となっています。

1.地域消費喚起・生活支援事業
①プレミアム付き商品券発行事業(7068万円)
 ・3種類のプレミアム付き商品券の発行。
②秋田内陸縦貫鉄道乗車促進事業(143.5万円)
  ・老人クラブ等への小旅行助成
 ・先着10団体へ貸し切り列車借り上げ料を助成
 ・内陸線割引温泉パック
③こころもあったか温泉入浴促進事業(560万円)
 ・無料温泉入浴券を配布(広報印刷)。

2.地方創生先行型事業
①地方版総合戦略計画策定事業(805万円)
 ・総合戦略や地方人口ビジョンの計画策定
②新婚世帯家賃助成事業(240万円)
 ・新婚カップルへの家賃補助で1世帯上限2万円
③無料公衆LAN設置事業(200万円)
 ・宿泊施設や観光施設へのWi-Fi設備の整備助成。
④空き店舗調査・チャレンジショップ事業(100万円)
 ・市内空き店舗のデータベース化
 ・データ活用で利用希望者とのマッチング活動
 ・チャレンジショップの商業体験事業
⑤中小企業活性化支援事業(2000万円)
 ・市内中小企業を対象に新規開業や事業拡張を支援
⑥育てよう起業家支援事業(150万円)
 ・高校生や若者、女性を対象にセミナー開催
⑦あきた結婚支援センター登録促進事業(60万円)
 ・県のセンターに登録する経費を全額助成
⑧ときめき恋・来い交流事業(620万円)
 ・出会いの場の創出を大手民間結婚支援会社と提携し実施
⑨保育園遊具整備事業(約865万円)
 ・子ども達の遊具購入と設置
⑩農林業で田舎暮らし体験事業(377万円)
 ・新規に農林業へ就業したい方の体験会。最長で1週間程度。

 この他、緊急的だったり現予算に不足があったりで、それを補正する補正予算としては、
①企業誘致対策事業費(約2000万円)
 ・食品加工会社誘致活動で用地の追加取得と造成費
②商工業起業等応援事業費補助金(300万円)
 ・新規開業や業務拡張に伴う設備整備への補助金の追加
③温泉事業会計補助金(約288万円)
 ・温泉会計に不足が見込まれる燃料費の補助
④冬期交通対策費(9000万円)
 ・除排雪関連の不足額
⑤秋田スギバイオエネルギーセンター閉鎖関係費(約3億330万円)
 ・バイオマス施設の解体等に要する経費
 ・起債の繰り上げ償還費

 があります。バイオマス施設関連経費は、解体や起債の繰り上げ償還の財源に、火災保険料があります。また平成27年度予算の事業計画については後日お知らせします。

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