2018年7月23日月曜日

田沢湖の新たな役割



 昨日、田沢湖クニマス未来館一周年記念事業でした。会の冒頭で、私は皆さんに謝意をお伝えし、次のお話しをしました。「田沢湖は戦前からの役割、例えば農業振興と水力発電を今後も果たします。その上で、今はさらに大切な役割を担っていると思っています。それは…」。


 「それは、一度失った自然環境の再生がどんなに大変な作業なのかを、世界に発信し続ける役割です。クニマスの里帰りを実現するには、田沢湖の再生を成し遂げる必要があります。その成果を目にする時期は50年先か100年先か、その間、取り組む人間の決して諦めない姿を、世にさらし続ける役割を担っていると思っています。誰も歩いたことのない道程を、仙北市民・秋田県民は前進する覚悟が必要です」と。


 また、特別講演を行った西木正明さんは、「行政だけに任せておくのではなく、地域の思いを結集し、県や国や関係企業も巻き込みながら、さらに政治力も駆使して田沢湖再生・クニマス里帰りを実現しようではありませんか」とお話しをいただきました。

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