2018年2月27日火曜日
仙北市議会・一般質問②
一般質問の2日目です。午前は平岡裕子議員・黒沢龍己議員、午後からは髙橋豪議員の3人が質問に立ちました。特徴的な質疑概要をお知らせします。
【平岡裕子議員】
Q.4月から設置予定の収納推進課は市財政の安定を図る重要な組織だ。業務内容と配置される職員の市民対応を伺う。
A.収納推進課の新設で、市税等の徴収業務やそれ以外の滞納債権の収納にあたる。市税の収納率を高めることは、財政の安定のみならず市民の市政への信頼度に関わる。これまでも悪質な滞納者に対しては、督促や催告、また法律の定めにより差し押さえを行ってきた。今回の改組で専任人員の大幅増員を予定している。その成果に期待している。一方で離職など生活状況の変化で納付が困難な方には、個々の状況を適切に判断しながらの対応となる。それぞれのケースに即し細やかな業務態勢が可能になると考えている。収納推進課に限らず、市民に対する丁寧な応対は基本中の基本だが、特に税などを取り扱うセクションなので気遣いを徹底させたい。
【黒沢龍己議員】
Q.教育委員会から小・中学校の学校適正配置研究検討委員会の報告があった。対象校となるのは中川小学校桧木内中学校だが、今後の流れを伺う。
A.急速な人口減少で学校の小規模化が顕著になっている。小規模校にはメリットもあるがデメリットもある。そこで地域代表、保護者、学校関係者、有識者などの仙北市学校適正配置研究検討委員会から提言を受け、教育委員会や総合教育会議でさらに議論し、適正配置推進計画を策定した。この中で、中川小学校と桧木内中学校を検討対象校とすることにした。平成30年度から対象地域での保護者、地域住民等との意見交換会を開催し、子ども達にとってより良い教育環境の構築を目指して協議を重ねたい。その議論の末で適正配置を実施するとなった場合は、学校間交流や開講準備などの多くの取り組みとなる。丁寧に進めることはもちろんだ。
【髙橋豪議員】
Q.子育て支援施策の中、保護者の切実な悩みとして子どもが病気の際には何日も仕事を休まなければならない実態がある。病児保育の実施に向けた取り組みを伺う。
A.病児保育の実現は、私も以前から改善したい課題の1つだ。多くの子育て世代の共通の課題と認識している。以前、市立角館総合病院の改築を議論した際、課題の1つとして議論があったが実現できなかった。そもそも感染症等の拡大を防ぐ考え方から、保育施設内での実施は現実的と言えない。そんなこともあって、私は病院対応型の病児保育を実現したい。病院内で専用保育スペースの確保だったり、看護師や保育士の確保だったり困難は多いが、病児保育は医師や病院との連携が大切で、病後児対応型や体調不良児童対応型の病児保育よりは緊急度が高いと考えている。医師や病院との連携が不可欠だ。病院と子育てセクションと一緒になって研究を進めたい。
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