2015年1月4日日曜日

同期会で再認識したMICE(マイス)

昨日(1月3日)開催の「角館高校第31期同窓会」に出席しました。鈴木達朗さんを中心に幹事会が組織され、同窓会の石黒直次会長、同校の青柳徹校長、また恩師の先生など70名を超える方々が出席しました。本当に楽しい会でした。昨年の南高校・角館高校の統合、さらに甲子園初出場など、絶好のタイミングでの開催だったと思います。

 旧友の近況報告が何よりのご馳走でしたが、中でも大阪で旅行業をしている佐々木幹男さんから興味深い話しを聞きました。余りに興味深かったので、今日も午後に時間をつくってもらい、聞き直しました。内容は「~海外からのビジネス団体客を狙え!~MICE(マイス)のビジネスチャンス」です。これは幹男くんが参加した大阪観光局のセミナーでの情報ですので、あらかじめ申し添えておきます。

 MICEは、次の単語の頭文字です。
  M=Meeting(企業会議)
  I=Incentive(報奨旅行)
  C=Convention(学会・協会会議)
  E=Exhibition(展示会)

 ザクッとまとめると、地方資源を活用して外貨獲得をする手法として、海外のビジネス団体客を戦略的に誘致して地域経済を牽引しようというもの。もちろん学会などでは、居ながらにして世界最先端の最新情報に触れることができることも、大きなメリットです。幹男さんは、「2015年にアセアン諸国10ヶ国は相互の国間で関税を撤廃することが決まっている。これを日本はビジネスチャンスととらえていない。しかし仙北市は台湾と交流が深く、アセアン諸国へのステップが既に構築できている。難点は台湾~秋田間の空路がチャーター便に留まっていること。北東北+山形で、それぞれの空港に日替わり定期便を就航し、広域連携でMICEに取り組んではどうか」と提案します。

 MICEの有益生は、第77回日本温泉気候物理医学会(2012年)、全国火山砂防フォーラム(2012年)、第136回秋田県種苗交換会(2013年)で立証済みです。2014年は国民文化祭で賑わいましたが、2015年以降も、この流れを停滞させてはいけないと考えています。スポーツ分野では2015年から3年連続でフリースタイルスキー・モーグル競技世界大会、また世界合気道フェスティバル(2017年)の市内開催が決定していますが、さらに学会・協会等の誘致対象として着目しているのは、世界湖沼会議です。2016年はインドネシア・バリで開催が決定しています。その次の2018年開催地は現在未定です。ちなみに、2014年の湖沼会議はイタリア・バルージャでした。この時には世界45ヶ国から800人が参加し、1週間にわたって国際会議が行われました。その経済効果は単純計算でも1億円を下りません。田沢湖再生の糸口に出会うかも…。
 本気でMICEに取り組む価値は充分にあります。
※写真は、同期会を盛り上げてくれた柳葉敏郎さん。

2 件のコメント:

  1. やはり人から学ぶ毎日の積み重ねだんし。皆「国家棟梁の材」だったんしな。達朗。(記入者の欄がうまくいかず本文記名)

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  2.  大変なお手数をおかけしました。お陰様で楽しい一時を過ごすことができました。同期の皆さん、本当に頑張っていました。へこたれてはいけない、弱気になっては恥ずかしいと強く感じました。まだまだ頑張れるはず!!。

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