2015年1月19日月曜日

仙北市で景観シンポジウム

写真は仙北市景観シンポジウムの一コマ。一番左側に小さく写っている人は、今回のシンポジウムで講演をいただいた北原啓司先生(弘前大学教育学部教授)、そして少し間をおいてパネルディスカッションの3人がいて、左から石橋正則さん(市景観計画策定委員)、畠山聖子さん(かくのだて歴史案内人)、門脇トキヨさん(花のある街づくりコンクール審査員・市生涯学習奨励員)です。

 仙北市は昭和51年、旧角館町が重要伝統的建造物群保存地区に指定され、歴史的景観審議会を設置するなどしながら、景観の保存と利活用について取り組んできました。仙北市が誕生した後は、市が景観団体に指定されたこともあり、武家屋敷などの歴史的建造物だけではなく、山や河川、湖沼、田園風景や生活様式、習俗、祭りまでも範疇として、4年にわたって景観計画策定の準備を進めてきました。この後、市議会にもご相談をして、できるだけ早期に景観条例を制定したいと考えています。

 北原先生の言葉を借りると、「平成17年に成立した景観法は、日本では珍しく規制する法律ではなく、こんな景観にしたい、景観を楽しみたいという人々の気持ちをカタチにする法律」で、例えば「今、私たちが建物を造ったり、町並みを修景したりすることが、100年後には固有の景観になる」と言います。何だかワクワクします。

 ところで、シンポジウムの前段で、「花のある街づくりコンクール」の表彰を行いました。今年度が初回のコンクールでしたが、26個人・団体から応募をいただき、質的にも高い内容でした。北原先生は、「このような活動で、市民が地域の景観づくりに参画することが本当に大切」とお話をいただきました。
 受賞者は以下の通りです。

【個人の部】
最優秀賞 荒澤英子
優秀賞  佐々木ハマ子
〃    鈴木利男
【団体の部】
最優秀賞 大曲養護学校せんぼく分教室
優秀賞  武蔵野上3町内会
〃    北小山田常会
【企業の部】
優秀賞  ショートステイ田沢湖

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