第175回秋田県市長会(会場:男鹿市民文化会館)に出席。国・県に対する要望事項などを話し合いました。私は各地の病院がコロナ禍の中で踏ん張っている現状を紹介し、医療を守る新たな財源措置など、国に求める活動を提案しました。
私の主張は次の通りです。「各地の病院がコロナ禍と戦っています。これまでも全国の自治体病院は7割が赤字経営だと聞きますが、コロナ禍が重なり現場も経営もさらに大変な状況です。仙北市の病院事業の現状を少し紹介すると、春先の緊急事態宣言下では、医師不足を補ってくれていた県外医師の移動ができなくなり、特に外来患者にご迷惑をおかけしました。コロナ禍では外出自粛が続いたことで、病院も患者総数が大きく減少しました。そんな中でもコロナの感染予防対策で、軽度感染者をお迎えできる病床を整えました。国は経済再生に一生懸命ですが、これは医療がしっかり機能することを前提としています。財源が潤沢だったら何とかなります。でも市の税収が減収することは確実で、病院を支える財源を確保できるかどうか全く不安があります。これはどこの自治体病院も共通して抱える重要な問題です。様々な機会をとらえ、国に医療を守る新たな財源措置をお願いするなど、さらなる活動が必要です」と…。
秋田県市長会は、全会でこの提案に賛同をしてくれました。東北市長会での取り扱い、また県選出の国会議員に対する重要要望事項への追加準備などが始まります。
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