2018年5月15日火曜日

森林環境税と国際観光旅客税の活用で



 新たに森林環境税と森林環境譲与税、そして国際観光旅客税が創設されることをご存じでしょうか。森林環境譲与税と国際観光旅客税は来年から、森林環境税は2024年から導入です。

 森林環境税は、市町村の住民税に1人あたり年間1千円を上乗せして徴収とのこと。この税金(推定合計額で620億円程度)は、市町村や都道府県に配分され、森林整備や普及啓発、森林環境学習、ボランティア支援、里山整備、県産材等の木材利用促進などに活用すると聞きます。秋田県では、既に10年前から「水と緑の森づくり税」がありますが、その関係整理が必要かも…。

 国際観光旅客税は、日本から海外旅行や出張などで海外にいく日本人、また海外から日本に来た観光客など、いずれも日本から一度は出国することになるので、この旅客税がかかります。税額はその度ごとに1千円です。実際は旅行会社などが旅行代金と一緒に徴収するシステムになりそうです。新税で得た財源(推定合計額で430億円程度)は、観光立国として立ち後れている環境整備、情報受・発信力の強化、地域の固有文化や自然を活用した観光資源の活性化などに使われると聞きます。

 新税は広く薄く皆さんに協力をいただく考え方です。個人的には負担増になりますが、それ以上の恩恵が仙北市全体で期待できます。これらの財源を国から上手にいただき、皆さんのビジネスチャンスを生み出す準備を猛ダッシュで進めます。

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