2019年2月22日金曜日
西木正明さんと西明寺の家
昨日、西木正明(写真左:本名は鈴木正昭)さんが「さきがけ創刊記念章」を受章しました。私もそっと式典に出席させてもらいました。いろんなことを思い出しました。
親戚筋と言うこともあり、公私ともにお世話になりっぱなしです。西木さんのお父さんは村医者で正弘先生と呼ばれていました。往診に出れば食べ物に困らないと笑っていた記憶があります。診察料の代わりに、農家などは米や野菜でお支払いをしていたんでしょう。おっかなくて優しい人でした。お母さんのアキさんは、地域でフラワーロード(道路花壇)を始めた人で、本当に上品な女性でした。トラックが走れば道路の土ぼこりがひどく、沿線の民家の縁側は真っ白になったそうです。その対策として水まきを始め、それが花壇づくりへと発展したと言っていました。
西明寺の家は、茅葺きの母屋と小さな診療所(鈴木医院:今は書籍の倉庫)、そして広い庭が魅力的です。うっそうとした草木の中で、隠れてポポーを食べたり栃の実を拾ったり…。うん、良い遊び場でした。そんな鈴木家ですから、そんなご家族ですから、今でも一人息子の西木さんが帰って来るのを、近所の皆さんは心待ちにしています。
皆で居間に座って、コンビニで買ってきた缶詰を開けてお酒を飲んで、編集者時代の裏話やアラスカの別荘暮らし、美しいオーロラのお話しなどを聞くのが楽しみです。私もその輪の中にいるのが大好きです。いつまでも元気でご活躍ください。
※昨日のさきがけ創刊記念章、ダリア育種家の鷲沢幸治(秋田市)も受章しましたが、鷲沢さんは仙北市角館の出身です。若い頃、私の花のお師匠さんでした。おめでとうございます。
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