2025年11月19日水曜日

根性みせてみろ!


 じっけん農場で初雪の中、身も心も折れそうになっている沖縄産サトウキビ。今こそ根性みせてみろ!。

 昨年の経験だと、この時季からサトウキビは体内に糖分の蓄積を加速します。植物は寒さで凍えるそうになると、自己防衛が始まる(耐凍性)メカニズムを持っています。雪も寒さも秋田の売りですから、この環境を活用してサトウキビを栽培すれば、南国よりも甘いサトウキビになると考えています。

 さあ、もう少し畑で頑張ろうな。

2025年11月18日火曜日

大根の柿漬け作業


 朝、大根は初雪の中です。急いで収穫し、洗い、柿を潰して…。

 今年も大根の柿漬け作業が始まりました。畑から抜いた大根は思った以上の出来だと母。同時進行でお隣りさんからいただいた柿を臼と杵で潰します。これを漬物樽の中に敷くと柿漬け特有の甘みが引き出せます。柿は渋い方が美味しい大根漬けになります。今年は柿の成熟が例年より早いような気がします。

 明日からの漬け込み、楽しみ!。


2025年11月17日月曜日

ここで生きる決意


 社会福祉法人ファミリーケアサービス(石山清和理事長)の公開福祉セミナーで横手セントラルホテル。「地域の将来への展望を語る」と言う演題でお話しをして…。

 〜生まれた場所、いま住んでいる場所、大切な人が暮らす町、ご先祖さまが眠るお寺、神社などには、あなただけの神仏(産土様や氏神様、鎮守様)がいて、あなたの行動を見守っていると考えてみましょう。目には見えませんが応援団が既にいることになります。その上で家族・知人・友人の力を借りて、この町を少しでも居心地の良い場所にしよう、そんな作業を一人ひとりがコツコツ続けるんです。必ず事態は好転します。先ずここで生きる決意を固めることです。地域の将来展望はそうやって今までも開けて来たのではないでしょうか。変化は行動でしか起こりません。すぐに始めてください。あれこれ準備をしたり、情報を収集した後で…などと言うのは、やらない言い訳です〜。

 セミナーの後半は、石山理事長をコーデネーターにパネルディスカッション。半田志保子さん(半田工務店社長)と佐藤公法さん(同社会福祉法人常務理事)が加わり、人材の育成や連携について議論しました。本当に有意義な時間をいただきました。

2025年11月16日日曜日

バタフライピーの種の収穫


 青い花が美しかったバタフライピー(蝶豆)ですが、今は枯れて葉も茎もサヤも茶色になっています。このまま放っておくとサヤは勝手にクルクルはじけて…。

 種を落としてしまうので、厚みのあるサヤから収穫を始めました。この中に種が入っています。少し乾燥させて種を取り出し、来年の春に蒔く自家採取の種にします。パタフライピーの花は一重咲きと八重咲きがありますが、今年は花がついている時に見分け、株に印をつけておきました。でも、どのサヤがどの株のものか絡み合って分かりません。

 ま、いいか…。

2025年11月15日土曜日

一つひとつ


 今日は天気が良かったし、お隣りさんが好きなだけ柿を取っていいよって…。それで大根の柿漬け用に100個、干し柿用に100個をいただきました。干し柿用は実に伸びる枝をT字に残し…。

 今年のウチの柿は、隔年現象で実を一つも付けてくれません。それで柿漬けも干し柿も諦めていました。でもお隣りさんからの有り難いお話しで事態は急変、家の冬囲いなんか回しで柿の作業に半日没頭です。ちなみに干し柿用の柿は、吊り縄にしっかり固定できるよう、実に伸びる枝をT字に残します(写真)。

 さて明日の作業は、家の冬囲い、バタフライピーの種子採取、大根掘り、畑へ追肥など多数です。でも冬支度でも何でも課題をクリアするには…、やっぱり一つひとつを片付けるしかないんです。

2025年11月14日金曜日

白鳥が冬を連れて来る


 桧木内川に白鳥が飛来しました。来週の天気予報には雪マークもついたし…。やっぱり白鳥が冬を連れて来るようです。

 冬は冬で楽しい事がいっぱいあります。でも、まだまだ冬支度ができていません。家や庭木の冬囲い、柿漬け、畑の片付け、野菜の越冬準備、軽トラのタイヤ交換、除雪機械の手入れ、バタフライピーの種の採取、サトウキビの株の防寒…。やりたかった温床づくりや落ち葉集め、竈門神さま、河童像の制作だって…。

 なんだか年々忙しくなっているような気がします。

2025年11月13日木曜日

化け猫は踊る


 JA秋田おばこ美郷町エリア女性部の趣味講座でお話し会。今回は町内畑屋の安城寺に伝わる「喜兵衛の踊る猫」も紹介しました。このお話し、お酒好きな喜兵衛さんが六郷の居酒屋でいつも以上に呑んで…。

 ふらふら千鳥足で自宅に帰る途中の出来事です。時刻は夜半過ぎ、塚の辺りまで来ると笛や太鼓や三味線の音が聞こえます。夜目に目を凝らすと、狸や狢や猫が集まり輪になって踊っているではありませんか。さらに良く見ると、その輪の中には喜兵衛さんの家のミケもいます。これは大変、ミケも14歳ですから化け猫になってしまった…。そう思った喜兵衛さん、次の日の夜は戸締まりをして、ミケが出歩けないようにします。でもミケはかるがる抜け出して、また夜のお祭りに出かけてしまって…。

 夜中に塚の辺りを歩くと、今でも笛や太鼓や三味線の音がした…、そんなお話を最近も聞きました。
※上記と「されど、化け猫は踊る」(かたやま華和さん著:集英社文庫)と直接の関係はありません。