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ある直売所のりんご売り場。手書きのキャッチコピー(写真)を見て、「これは…、丸くなるな、星になれ。」を超えたな…。
「丸くなるな、星になれ。」は、サッポロ生ビール黒ラベルのブランドメッセージです。あの秋山晶さんが手がけたと聞きます。さすがです。初めてテレビで見た時、「CMコピーの最高傑作」だと思いました。社会の都合や付き合いに揉まれて、(自身を主張することを諦め、妥協したり気遣いしたりで)角が取れて丸い石になっていないか、そんなことでどうする、もっと拘って、もっと主張して、夜空に輝く星になれ!、そんな激励メッセージだと…。
さて直売所のりんご売り場のキャッチコピーです。最後の1行「…と私は思います。」。これは最強です。「あなたがどう思おうと、私はそう思います」で反論を許しません。これ以上のメッセージは考えられません。
写真は、江戸時代から仙台市堤町で作られてきた堤人形の便所神です。一般的には烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)ですが、遠野市立博物館で展示されていたのは…。
便所神は不浄を清める特別な神様(仏様)として、昔から大切にされてきました。烏枢沙摩明王は炎で不浄を焼き尽くす仏様です。便所は家の中で暗の場所、排泄のイメージが強く、異界と現世の結束点と考えられていて…。向こう側にいる理解できない存在を排除するために、常に家内で最も清浄な空間とすることが求められてきました。これを怠ると、病気になる(特に目や歯の疾患)と伝える地域も多数です。また、便所神は竈門神と夫婦だとか、福の神と兄弟だとか、お産の神様だとかと言う迷信・俗信も各地に残っています。便所が何か新しいものを生み出す場だと、そんな認識が古来からあったことも想像に難くありません。
展示の便所神が、お爺さんとお婆さんの可愛い土人形で本当に良かった…。2人の福々しい顔を見ると、便所を綺麗に大切にしたい思いが湧き上がってきます。
じっけん農場で栽培中のみかんを試食。品種は温州みかんの興津早生です。漢方薬(陳皮)の原料生産を狙って始めましたが、食べたら美味しくて感激してます!。
ちゃんと甘くて酸っぱい、お店で買う味のみかんに育っていました。この品種は耐寒性が高く、仙台でも農家が生産にチャレンジしています。外皮がボコボコになった原因は、たぶん水分ストレスだと思います。初めての栽培だったので、病気が怖くて水やりを我慢しました。来年はきっと大丈夫です。
そのボコボコの皮が、とても良い柑橘の香りです。もったいないので、ネットに入れて部屋の芳香剤にしました。
妖怪とおばけの違いをよく聞かれます。簡単に言うと…、妖怪は特定の場所に居つき、不特定の皆さんの前に現れます。おばけは特定の人だけに現れ、場所を選びません。
ですから、〝あなただけ今晩は〟は、おばけです。この題名をご存知の方がいるでしょうか。古くは同名のアメリカ映画もありますが、私が紹介したいのはフジテレビの土曜ドラマ(1975年:全10話)で、脚本は倉本聰さんでした。病死した奥様(若尾文子さん)が残してきた旦那様(藤田まこと)を心配し、おばけになって現世でアレコレ世話をするコメディです。おばけの若尾文子さんが本当に綺麗で、このドラマが私をおばけ好きにした原点かも知れません。
実はおばけには会ったことがありません。妖怪だったらカッパとかベトベトさんとか…。
※写真は当時の若尾文子さんの似顔絵
昨年は裏年だった屋敷柿が、今年はたくさん実をつけてくれました。手が届く範囲で200個くらい収穫しました。干し柿にしようと思います。皮を剥いていて…。
集落内をウォーキングすると、あちこちに柿の木があって、そのほとんどに多くの実がついています。空き家も多く誰も実を採ってくれない木、お婆ちゃんが亡くなって漬物を漬けなくなった家、クマ対策で屋敷柿を伐採した話しは聞きませんが、柿の木から集落の変化、世の移ろいを感じます。
柿の皮を剥いていて、ふっと思いました。このままだったら口にできない渋柿も、冷たい風と太陽に晒され揉まれ、甘く美味しい食べ物に変わります。「なんだ、柿の実も人とおなじだ」。
ひよこ豆は4日前に焙煎し熟成したもの。これを昔から使っている手動のミルで挽きました。計量スプーンで1.5杯を紙フィルターでドリップして…。
ところで、ひよこ豆コーヒーに着目した理由は2つです。1つは昔からコーヒーの代用品として飲まれて来たこと。2度の世界大戦中は、ヨーロッパを中心に利用された歴史があります。最近は健康を気遣う人やカフェインを控えたい人が、ひよこ豆を選ぶ新しい需要が生まれています。もう1つは雪国あきたでも栽培が可能なこと。気候変動と積極的に向き合う農産物として、導入の可能性を確かめたかった…、などです。
今日は初ひよこ豆コーヒーでしたが、飲んでみて、味はコーヒー豆のそれと余り変わりがないかな…。でも香りがほとんどありません。次回はひよこ豆の焙煎を工夫したいと思います。
山に入って沢水で煮た即席ラーメン、絶品です。
いつも車にシングリバーナーやメスティンを積んでいます。たまたま今日は雫石からの帰り道でお昼になり、「あっ、確か即席ラーメンがまだあったはず…」とトランクをガサゴソ探して、チャルメラ1袋を見つけました。ラッキー!。近くで調理できそうな場所を検索し馬返しキャンプ場を発見。クマがいそうなムードだったら帰ろうと思いましたが、近くに陸上自衛隊の岩手山中演習場があって、砲撃訓練や爆破訓練の音がバンバン響いてきます。これだったらクマはいません。
写真の鬼又清水は登山者に人気の沢水です。今は水源地で工事をしていて引用にはできません。でも煮沸してラーメンを煮るのなら大丈夫でしょう。箸もなかったので小枝を折って代用しました。さあ次の〝おでかけレストラン〟は…。
朝一でむらっこ物産館(仙北市西木町)へ。あった!、天然ナメコ。今年は本当に貴重です。さらに天然アカキノコ、天然ムキタケを買って、夕食はむらっこ鍋です。
キノコ以外の食材も地元調達でなければ、むらっこ鍋とは呼べません(私の独自ルール)。鍋に入れる大根、ナス、ジャガイモ、ネギ等などは、自宅前のじっけん農場で収穫しました。もちろん味噌も自家製です。天然キノコを食べると、木々や奥山のパワーを身体に摂取できるような感覚があって、大好きです。山の神さま本当にありがとう。
あぁ、シメのウドンは仙北市産ではなかったかも…。
私は20歳の時、少林寺拳法の初段をいただきました(右上)。同期の吉田浩士さん(左上)もそうです。あれから40年、吉田さんは6段まで昇段し一関東部道院(岩手県)を…。
代表する道院長になっていました。頑張ったなぁ。今日は本当に久方ぶりに彼のご自宅を訪ね、いろいろお話しを聞くことができました。実は数日前、彼から「妻が亡くなったので今年の年賀を欠礼します」とのハガキが届いて…。それでビックリして一関に向かいました。もう30年以上会っていない彼でしたが、時間の隔たりは会った瞬間に消えてなくなります。
きっと亡くなった奥さまがくれた機会だねと私。またどこかで!。
朝、じっけん農場のひよこ豆を収穫。その中から験を担いで88粒を選び、じっくりフライパンで焙煎を…。
この数年、ひよこ豆栽培に取り組んできました。秋田100%プロジェクトでは秋田カレーの具材になり、参加の皆さんから本当に喜んでもらって…。そして今回はひよこ豆コーヒーです。幸い今年も実がついて今朝は収穫作業をしました。その中から割れたり虫食い豆を取り除き、験を担いで88粒を選別。ガス台にフライパンで焙煎できるか不安でしたが、少し経ったら豆がハゼてくれたので安心しました。さらに焙煎を続けるとパチパチと細かな音がして、ひよこ豆の色もこれくらいかなと思ったところで煎り止めにしました。
豆は数日休ませて熟成し、いよいよ次の工程で豆を挽きます。
角館のある古い商家に、代々大切に伝わる鬼の面がありました。ある年のこと、秋田はひどい日照りが続き、田や畑の作物は枯れる寸前でした。村人は困り果て天を仰ぐばかりで…。
そんな時です。商家の主人が伝来の鬼の面を持ち出し、天に向けて高く掲げました。するとどうでしょう。それまでカラリと晴れていた空に黒い雲が広がり、やがて土砂降りのような雨が降り出したのです。この雨で多くの田畑の作物が救われました。村人たちは、「面にはきっと龍神の力が宿っている」と噂し、感謝したそうです。
面はその後も何度か干ばつから村を救いましたが、商家が暖簾を下ろした後の所在は全く知れません。
旧本郷家住宅(大仙市角間川)で開催中の妖怪展。その特別企画のトークショーにお声かけをいただきました。私の師匠・戦狐先生と一緒です。あぁ楽しかった!。
たくさんの皆さんにご来場いただき、本当にありがとうございました。トークショーは1時間30分、その間に川熊、天狗、河童、バケ狐、地蔵、鬼、龍…、物語を幾つお話ししたでしょうか。さらにお話しが終わった後、参加した皆さんからの質問が嬉しくて話し続け、アッと言う間の2時間でした。その中で「妖怪研究を始めたきっかけ」を聞かれ、私は次のように答えました。「お酒を飲んで歩いて帰り、狐にだまされて遠回りしたこと、夜のウォーキングで山の神とすれ違ったこと、ベトベトさんに道をゆずったこと、大沼で河童とあったことなどなど、面白い体験が色々あって、それで妖怪に興味を持ったのかも」と…。
妖怪展は11月15日まで。〜川のまちに生きるモノノケ〜、ぜひご覧ください。
雲巌寺(仙北市角館白岩)では、幽霊の掛け軸が寺宝として守られています。
作者は江戸時代の絵師・長沢芦雪とも伝わっていて…。写真のように掛け軸の女性は腰から下が描かれていませんが、芦雪の師匠だった円山応挙も幽霊画では足を描きませんでした。これには幾つかの理由があったようです。1つは焚くと煙の中から死者が蘇る反魂香(はんごんこう:中国の伝説)で、煙が邪魔をして下半身を隠したから、もう1つは足がない姿=この世の者ではないとの考えから、などです。
掛け軸は恐怖心を煽るための絵ではなく、反対に「亡くなった妻や愛おしい女性にもう一度会いたい」といった追悼や供養、思慕の念を感じる一幅です。
今シーズン初の白鳥、もうそんな時季です。
桧木内川には毎年多くの白鳥が飛来しますが、前シーズンと比べると半月以上早い渡りです。この後にきっと大部隊が来ます。一方で私は畑の後片付けも冬囲いも柿の収穫も、まだ何もできていません。でも確かに寒いです。朝晩はストーブをたくようになりました。
もうしばらく雪は降らないで欲しいのですが…。
エフエム椿台(秋田市)で。10月25日の妖怪展トークショーと、11月21日〜22日の武藤鉄城企画展を紹介。鉄城先生が書き残した秋田の迷信・俗信に…。
お声かけをいただいたのは、土屋和久先輩の「かず&カズおもへどトーク」。1時間の番組は民話・伝説・妖怪のオンパレードに…。中でも鉄城先生が書き残した迷信・俗信に話題が集中しました。幾つもお話ししましたが、例えば〝夜に米を研いではいけない〟理由は誰も知りませんでした。この教えには、「邪神や悪心が元気づく夜に米を研ぐと、それらが水に溶け込んでご飯と一緒に人間の身体に入り込む。米は福の神が訪れる朝に研ぐのが良い」と言う意味が込められています。同じような教えに〝朝の箒(ほうき)掃除の禁止〟があります。この理由は、「朝日と一緒に家に入って来た福や財産の良運を、箒(ほうき)で外に追い出すのもったいない」から。他にも〝夜に爪を切ってはいけない〟の理由、〝夜に口笛を吹いてはいけない〟の理由、〝枕をまたいだり蹴ったりしてはいけない〟の理由など、たくさんお話しをしました。
100年前の迷信・俗信は今は余り伝わっていません。まして理由を知っている人はほとんどいない現状です。でも…、迷信・俗信も大事な地域の文化だと思います。
ABSラジオの新コーナー。〝みっちゃん・ゆーちゃんのおはよう会〟第1話は「天狗」です。神隠し(北秋田市)、泥湯をつくった天狗(湯沢市)…。
天狗と勝負した男(仙北市)、日吉神社の猿田彦さま(能代市)、水運の守り神(大仙市)などを紹介しました。それぞれのお話しに出てくる天狗はどれも人間臭くて、神か邪神か妖怪か、はたまた修験僧か山伏か奇人変人か、その境界線が曖昧です。今回の放送のエッセンスは「見えないから存在しない…、ではありません。大事なものは見えないことが多いんです。理解を超えるものは世の中にあります。反対に目前の職場の上司は、言っていることが全く理解できない、そんなことはザラにあります。見えているから人間だとは限りません。部下の手柄を横取りして鼻高々な上司こそ、本当は天狗かも知れないですよ」。
さあ次回放送は11月25日10時(予定)。皆さんお楽しみに〜!。
ピンときた皆さん、さすがです。今年は予測が割れています。だってカマキリは地表10cm に巣をつくり、カメムシは異常発生で…。
昔から、カマキリは雪に埋もれないよう巣をつくると言われています。今年は複数箇所でカマキリの巣を発見していますが、「低いなあ」と感心するほど巣は地表に近い場所にありました。これを信じたら今年の雪は怖くありません。一方で…、カメムシが異常発生しています(ウチだけではないと聞いています)。カメムシが多い年は大雪だと、ジッチャやバッチャは言っています。さあ、どっちだ。
これは面白くなってきました。答えは来春に…。
朝ご飯に炒飯を作ろうとしたら、卵やご飯が鍋底にくっついて全くパラっとしません。この前は餃子を焼いていて…。
お皿にひっくり返すと皮はフライパンに残り、中の餡だけ飛び出した惨めな餃子になってしまいました。これは誰のせい?、私が思うにフライパン(フッ素加工の劣化)ですよ。もう堪忍袋の緒が切れました。アンタなんかお払い箱です。
と言うことで、ホームセンターで新しいフライパンを買いました。あぁ今日の餃子の何と美しいこと…。
※これまで頑張ったフライパン、ありがとね。
ABSラジオ〝あさ採りワイド秋田便〟で、毎月最終水曜日に新コーナー「みっちゃん・ゆーちゃんのおはよう会」が始まります。県内のまか不思議な妖怪話しを中心に…。
みっちゃんは私、ゆーちゃんは藤田裕太郎アナ、おはよう会は「オハ・妖怪」の意味もあります。いよいよ妖怪話しが秋田のラジオ番組でレギュラー化しました。嬉しー!。今月28日(コーナーのオンエアは午前10時〜)から生放送です。第1話には天狗を選びました。妖怪とは何か、おばけとは違うのか、日常生活との関係性、さらに民話の世界もあわせてお伝えします。ああ、今からお話しするのが待ち遠しいです。
写真はタイトルコールの収録風景。皆さんお聞きくださいね。
北秋田市阿仁の中村地区に伝わる〝まさかり石〟です。村一番の美しい娘に、多くの男たちが争うように言い寄りました。しかし娘はことごとく…。
その誘いを断り続けます。ある夜、荒くれ者が娘の家を訪ねると…、娘の寝床から怪しい男が飛び出してきました。カッとなった荒くれ者は、持っていたまさかりで男に斬りかかり…、手応えも充分で倒れた男の顔を見ようとしたら、なんとそれは石だったという伝説です。石には今も深いまさかりの傷跡が残っています。果たして娘の相手は石の精だったか、夜の闇の何かだったか、それは今も定かではありません。
写真上が〝まさかり石〟です。下左は案内をいただいた地元の柴田理容店のお母さん。中は七不思議の石の場所、右は阿仁マタギ駅前のカカシです。今は1体しかありませんが、カカシ祭りの時は賑やかです。
今年は武藤鉄城の生誕130年・没後70年にあたります。そこで武藤鉄城・企画展〜没後70年のスポーツマン民俗学者を偲んで〜と題し、2日間の企画展を開催します。
武藤鉄城は河辺郡豊岩村に生まれ、慶応義塾大学に進んでホッケーやラグビー、スキーに熱中、その間も文学的な執筆活動を行っていました。角館尋常高等小学校に代用教員として着任後は、考古・歴史・民俗学の研究者として県内外を歩き、多くの論文や研究成果を発表。後進の研究者に深い影響を残しました。いま武藤鉄城の仕事ぶりについて、各分野で改めて再評価の作業が始まっています。そんな中、私たち一般社団法人市民活動あきたのメンバーに武藤鉄城の孫がいて、地元での企画展が具体化しました。膨大な資料(執筆原稿・書籍・写真・小物・映像…)を手にとって見ることができる、本当に貴重な機会です。ぜひ皆さんにご覧いただきたいと思います。
・期日 11月21日(土)〜22日(日)
・時間 午前10時〜午後4時
・会場 仙北市角館樺細工伝承館
・主催 一般社団法人市民活動あきた
・後援 仙北市教育委員会
・協力 秋田県立博物館
・入場 無料
今シーズン初めてのサンマです。ついに我が家の食卓に登場しました。
不漁と聞いていたので我慢していましたが…。台所で見ると感動的に美しい姿です。ふり塩をして少しおいて、ワタ(内蔵)はとりません。この苦みも大好きです。お皿に大切にのせて、焼き上がったパリパリの皮と身に箸を入れ、そして辛味大根を添えて一口…。ああ完璧!。
もう1回ぐらい食べたいです。
昔、仙北市の田沢という集落に、身体が大きく力持ちの惣吉という若者がいました。酒と相撲が大好きで、時に暴れることもあったので評判は良くありません。そんなある日…。
羽根坂で野良仕事をしていた娘が悪戯にあったり、集落から酒や鶏が盗まれる事件が起きました。みんな惣吉の仕業だと決めつけます。そこで惣吉は盗人の正体を暴くため、先ずは羽根坂の森に向かいました。森に着いたとたん強い風が吹き、空から天狗がやってきます。惣吉は相撲で勝負を挑みますが、天狗はその前に酒の飲み比べを提案。さっそく呪文を唱え、大うちわで風を起こし集落に向かって飛び立ちました。少しして天狗は村にあった酒樽や鶏を持って帰りましたが、これを見た惣吉は犯人が大天狗だと確信。天狗も惣吉もたらふく酒を飲み酔いました。惣吉は人並外れの大酒飲みでした。この勝負は引き分けになりました。さて相撲の試合になった時、天狗は身体に力が入らず盗み食いで肥えたことも災いし、もうフラフラです。この隙に惣吉は天狗が持っていた大うちわを奪い、とっとと集落に帰ります。
飛ぶことができない天狗は歩いて惣吉の家に来て、何とか大うちわを返してくれと懇願しました。さらに返してくれたら悪戯も鶏や酒を盗んだことも村人に話すと約束。天狗がその通りにしたので、惣吉も大うちわを天狗に返しました。それ以来、天狗は心を入れ替え悪戯も盗みもしなくなりました。改心した天狗が棲み着いた森を、村人は天狗森と呼ぶようになりました。
ゴミ出しウォーキングで見つけました。カマキリの卵がこんな低い場所(地表から10cm)にあります。研究者の間では…。
カマキリが高い場所に卵を産むと、その冬は大雪になる(カマキリは降雪量を予測し、雪に埋もれない場所に卵を産む)…。この説に一定の信憑性があると話すのは研究者の酒井与喜夫さん。「40年以上にわたり裏付け調査をしてきたが、それなりの信憑性があることが認められた」と話します。これに異を唱えるのが昆虫学者の安藤喜一さん。「そもそも卵は雪に弱くない。雪に埋もれても問題なく孵化する」と主張しています。
昨年、私は卵探しで近所を歩き回り、結局見つけることができませんでした。皆さんも記憶に新しいと思いますが、屋根と軒下の雪がつながるほどの大雪で…。下ばかり見て歩いたことを反省しています。そんな体験があっての今年ですから、はい、酒井さんの説を支持します。
じっけん農場の育苗ハウスで、みかん(品種は興津早生)を栽培しています。たわわに実がついて…。
摘果が可哀想で、自然の成り行きに任せたらこんな風になりました。もともとは由利本荘市の熱帯果樹園(佐々木三知夫さん)で育てていた苗木です。じっけん農場では地球温暖化に対応した冷涼地の栽培実験をしていて、みかんは以前から取り組みたい果樹でした。これまでは一定の気温があったので、ビニールハウスでも何とかなりました。問題はこの後です。あとどれくらい収穫まで日数が必要か、そして冬越しはどうするのか…。課題山積です。
初期の構想では、食用とするよりも漢方薬の原料(陳皮)生産で栽培が可能か、でした。この生育状況で良ければ、秋田でも対応は可能だと…。
田沢湖クニマス未来館で、松田幸子さんの絵本原画展(〜11月30日)を堪能。帰り際に田沢湖を見たら、あれ?、いつもより水が少ないかな…。と言うことは…。
絵本原画展「クニマスの湖〜きぼう〜」は必見です。絵を書いた松田幸子さんは、クニマス漁師だった叔父の三浦久兵衛さんから、昔の田沢湖の様子をたくさん聞いていて、これを絵本にまとめ未発表の絵も加えて再刊しました。本当によい原画展です。絵を見てフツフツと田沢湖再生の情熱を取り戻し、あらためて快晴の田沢湖を眺めていると…、いつもより浜が大きく露出しています。おぉ、これは黒曜石探しにはまたとないチャンスだぞ!。
と言うことで、しばらく田沢湖畔で黒曜石探しをしました。大昔、狩猟の際や生活具として重宝がられた、あの矢尻の原料です。何個か似たような光沢のある石を見つけましたが…。
※上の写真の左下は私です。クマではありません。
大仙市の文化財課は思い切りました。旧本郷家住宅文庫蔵の妖怪展(11月15日まで)も本当に良い企画ですが、さらに戦狐先生が登壇する妖怪トークショーを…。
開催するなんて…。私は戦狐先生がお話しする姿を横で見ていたい、その一念でこのお話しを承諾しました。皆さんは戦狐先生をご存知でしょうか。先生は三種町に在住し、県内はもちろん東北各地の怪異や妖怪伝承を丹念に収集・集成して、それらを書籍やSNSで発信する研究者です。民俗学の分野からの評価も高く、全国にファンがいますが謎に包まれた人物です。そんな先生から直接大仙市や県内の怪異を聞いたり、先生の分析に触れられる絶好の機会です。
今回のトークショーは、間違いなく後々まで語り継がれる伝説になります。
仙北市田沢湖の神代地区で、人形道祖神(おにょさま)の所在調査。地元の皆さんにお話しを聞いて4ヶ所を確認できました。
写真左上は下荒川尻(コンビニ跡地の祠)、右上は国舘・碇(田んぼの中)、左下は真崎野・東田(峠の脇)、生田(会館の横)です。他にも石造りで2体を見ました。また早稲田(わらび座周辺)にもあったと言うお話しを聞きましたが、これは発見できませんでした。
他にもご存知の場所がありましたらお知らせください。来年の「春のおにょさまサイクリングツアー」でご一緒しましょう。
私が住んでいる地区は、西明寺栗のメッカです。
朝のウォーキングに出かけると、写真のような栗を見ることができます。前日の夜に風が強かったり、雨が降ったりした翌朝は路上にゴロゴロ落ちています。それが屋敷栗だったら、拾って敷地内に投げ返します。通勤時間になると車にツブされてしまうので、その前にどれだけ救出できるか、です。
この時期、朝の日課は栗お助けウォーキングになります。
岩手山麓の相の沢キャンプ場(滝沢市)で。目前に広がる300haの牧野は、春から秋にかけて馬や牛が放牧されます。私は草原で草を喰む牛を見ながらハムトーストを…。
このキャンプ場は鞍掛山(896m)の登山口です。登りやすく景色も良いので、今日もたくさんの皆さんで賑わっていました。平日だったのでご年配の皆さんが多く、私もザックを背負って歩き出しそうになりました。あ、違う違う、今日は牧野にいる牛を見ながら、お昼ご飯を食べるのが目的だった…。
ハムとマヨネーズだけでしたが、これはこれで充分に美味しかったです。次回は卵とチーズを持って出ようかな。
今年も見事な赤そば畑が出現しました。高嶺ルビーと言う品種です。もともとはネパールのヒマラヤ山脈に自生していた赤い花のそばで…。
これをタカノ(種苗会社)と信州大学が持ち帰り、日本の風土・気候に合う品種に改良しました。いま国内で見かける赤そばは、ほとんどが高嶺ルビーです。とは言うものの、どこでも栽培できるものでもないようで…、高地で水はけが良くて冷涼な場所を好むようです。仙北市では今年も各地で栽培を見ることができます(写真は田沢湖生保内地区)。
収穫作業は間もなくです。花は赤ですが実は白い花の実と変わりありません。でも高嶺ルビーの風味や旨味はヒト味違いますよ。皆さんご期待ください。
最後のいちじくを収穫。今シーズンはジャムや甘露煮で美味しくいただいて…。
実は初めての収穫でした。これまでは実がついても固いままで、なかなか成熟しませんでした。この現象には幾つかの原因が考えられるそうです。まず夏の水不足、枝葉の過繁茂、肥料のアンバランスなどなど…。今年は不用な枝を落としたり葉っぱを整理したり、チャチャッとできることだけしましたが、いちじくは実をいっぱい成熟させてくれて、ちゃんと応えてくれました。もうI❤いちじくです。
ジャムを食べてもらった人は、本当に喜んでくれました。じっけん農場のいちじくジャム、商品化に一歩前進です。
今年も唐辛子を収穫しました。毎年のことですが、赤い唐辛子を藁で編んで玄関に飾りたいと思います。赤い唐辛子は昔から邪気を払う呪物で…。
なぜ赤い唐辛子が魔除けになるのか、その理由は次のように言われています。まずこの赤色。日本や中国では赤は太陽と火と血(生命力)の象徴で、悪しき者はこの赤を嫌うと信じられてきました。さらに唐辛子の持つ強烈な辛味。これは悪霊を退散させるパワーがあり、邪気を焼き尽くすと信じられています。民間信仰の中で赤い唐辛子の吊るし飾りは、身近で最高ランクの魔除け呪物です。見ているだけで元気になれる、おしゃれなインテリアとしても人気ですよ。
いえ、何より乾燥しないとカビてしまいます。実は実用性の高い保存方法で…。

土曜LIVE!あきた(AKT秋田テレビ)で。いつものことですが、コメントできる尺に言いたいことが収まらなくて…。ブログで補足します。今回の青森みちのく銀行と岩手銀行と…。
秋田銀行の経営統合について思っていることをお話しました。この北東北3県は全国47都道府県中で、トップ3の人口減少率です。確かに経営統合の要因に人口減少があるでしょう。金融市場が縮小するし金利の世界ですから預金の獲得競争も激化します。でも地域に責任を果たせる銀行であり続けなければいけません。そのためには経営基盤の強化が必要で、同じ環境にある仲間とチームを作ることは有効な方法です(持株会社を立ち上げ各銀行は残す構想)。これを言うと「なんだ、組織を防衛する経営統合か」となってしまいますが、私が聞いた内容はそうではありません。次の時代に対する準備です。今3銀行は各県で堅実な経営を行い利益を上げています。でもそれは今だからで、この後20年〜30年先もそうだと言う確証はない、だから経営が安定している今こそ次の時代の準備を始め、地域課題を解決できる銀行であり続けたい…。頭取3人の銀行マンとしての矜持を感じます。話題に上がるデータセンター(秋田市)やキオクシア(北上市)などへの対応もあるでしょう。今回の3銀行の経営統合に向けた協議スタートは、地方銀行の広域化・県境を超えたメガ地銀誕生など、幾つもの新しい挑戦に満ちています。
コロナ禍のころ、全国は人の往来を遮断する政策をとりました。仙北市はお客さまをお迎えすることで地域経済の歯車が回りましたが、これがストップして疲弊しました。何とか現状を打開したいと市内の金融機関の皆さんに集まってもらい、コロナ禍での経済対策会議を毎週開催していました。「人は動けないけれどモノは動かせる。ふるさと納税を強化しよう」、そんな提案もこのテーブルです。他にも金融機関の皆さんの情報は多くの政策を生み出しました。3銀行の経営統合は、確かに総資産13兆円を誇ります。JR東日本のそれより大きな額です。その資金力も重要ですが、何より重要なものは情報です。3銀行をメインバンクとする3万事業所の知見があります。例えば秋田で不足するモノや仕組みや素材が青森や岩手で入手できたら…、それらをマッチングすることで新たな商品やサービスや価値創造が可能になったら…、それが今回の3銀行の経営統合のメリットではないでしょうか。さらに来年1月にはフィデア銀行が誕生します。秋田は青森・岩手・山形の情報を活用できる稀な存在になります。この後の協議を見守りたいと思います。
※あくまで私見です。
※コメンテーターは私と田口瞳さんです。
ABS秋田放送えび☆ステがリニューアル。嶋宮里紗さんが加わり、新コーナーも始まりました。私は…、相変わらずです。
生駒里奈さんが生出演で田沢湖を紹介してくれました。さすが良く知っています。オンエア直前のごあいさつで、8年前の高橋優さんの野外ライブでの御礼もお伝えできました。あの日…、私は田沢湖球場特設ステージに立った高揚感もあり、ご本人より先に〝明日はきっといい日になる〟とサビの一節を口ずさんでしまいました。「これは失礼なことをした」と後悔してステージを降りましたが、次の出番で控えていた生駒さんが「素敵な歌声でした」と声をかけてくれて…。本当に助かりました。生駒さんの一言で私は生き返る思いでした。
番組はこの後も「生駒里奈のDEEPな世界に浸ってみた」をお届けします。皆さん乞うご期待!。
大好きな武藤鉄城先生(考古学者・民俗学者)が、秋田郡邑魚譚で〝蟹の恩返し〟 という角館の昔っこを書き残しています。
ある村の長者殿に一人の娘がいました。娘は毎日の食事の後、家の前の小川で食器を洗うことが習慣です。その小川には多くの沢蟹が棲んでいて、ご飯のオコボレを食べて生きていました。さて、この村の近くに大きな沼があって、毎年わかい娘を沼の主に人身御供で捧げる決まりがありました。そうしないと田畑が荒れて作物ができません。ある年、その人身御供に長者殿の娘が選ばれて…。娘は悲しみながらも受け入れ、白装束に身を包んで棺おけの中へ。村人は娘が横たわった棺おけを沼の畔に運び逃げ帰りました。その夜の丑満時、急に生くさい一陣の風が吹き、何やら恐ろしい気配が近づいて来ます。娘は生きた心地がしません。そして大きな何かが棺おけをグルグル巻にして、ついにメリメリと壊しながら娘を襲おうとしたのです。それは目玉を爛々と輝かせた大蛇でした。
ちょうどその時です。どこからか沢蟹がワサワサ寄せて来ました。真っ黒いかたまりに見えるほどの数です。そして一斉に大蛇の鱗の間に潜り込んではハサミで肉を切り刻みます。大蛇は苦しさのあまりドッタンバッタンのたくり廻り、とうとう動かなくなりました。沢蟹に助けられ、娘は無事に帰ることができました。※一部は読みやすく現代語訳しています。
地元のミニディ(お茶会・親睦会)にお声かけをいただき、昔っこや迷信のお話しで笑ってもらいました。特に黄金伝説では…。
秋田県は山があれば鉱山があって、隠し金山や財宝の伝説には事欠きません。これは舞台を川に変えても同様です。こんなお話しを県内各地で聞いていますから、例えば山を見ると「あ、あそこには金塊が眠ってる洞窟がある」とか、川の堤防を走れば「ここは砂金で一儲けできる川だ」とか…。そんな考えが先に立って、何だかすごいお金持ちのような気になります。その時お財布にお金が入ってなくても、まったく心細くありません。
こんなお話しをしたら…、「門脇さん大丈夫?」と心配されました。楽しい会でした。
美郷町歴史民俗資料館の玄関に立つ鐘馗様。見事なワラ細工を作りたての状況で見ることができます。
疫病や邪気を追い払ってくれる民間信仰の象徴、人形道祖神(地域によっては鹿島様・鍾馗様・仁王様・ドジンサマなど呼び方は多様)に会いたくて各地を歩きます。だいたいは山の中や農道の奥、集落の林の中などが多く、実は再会は簡単ではありません。一度目と同じくらい迷走することも度々(私の方向音痴が原因😂)です。でも資料館の鐘馗様だったら、間違いなくここにいます。思い立ったらいつでも会えます。こんなインドアの人形道祖神は多くないと思います。
この鐘馗様は、本堂城跡管理組合と美郷わらの会の共同作業で作られているそうです。素晴らしい技術で見応え充分です。
こんにちは、ネイティブ門脇です。昨晩は亀の井ホテル田沢湖で昔語りをしましたが、県外からのお客さまが多く、急きょオマケで秋田弁講座に…。
お付き合いをいただきました。まず秋田県民にはお馴染みの〝か〟の活用を説明した後、県内(南部地域)の〝ね〟の活用を紹介しました。
・ね:ない
・ねね:ないよね、寝ない
・ねねね:寝ないといけない
・ねねねね:寝ないと絶対ヤバイ
・ねねねねね:寝ないと絶対ヤバイよねー(同意系)
方言は地域の宝です。学校教育で取り入れた方が良いのでは…。
この数ヶ月の報道を見ていて、米映画ターミネーターを思い出しています。映画では超知能スカイネットが暴走し核戦争を起こしますが…。
ところで今回の米中首脳会談の中核テーマは、AI開発に対する国の関与の在り方議論でした。両国は何とかその枠組を設置することで合意しましたが、それぞれの思いは全く別モノです。オープンAIやアンソロピックのCEOが、製品が勝手に他のネットワークやシステムと会話を始めたこと、このまま進歩したら私たちはコントロールができなくなる、開発のスピードを緩めるべきだ…、そんなショッキングな発言を公の場で行っています。でも両国は国益を優先するスタンスで、AIの開発者が日常的に感じている脅威に興味がないようです。
スカイネットは防衛システムでした。合理的に計算した結果、人類は不用の存在との答えを導き出したのでしょう。いま最前線でAIを開発する各社は民間企業が大多数ですが、この領域に国家がどう関わるのか、その枠組の議論に、世界はちゃんと向き合った方が良いと思います。
畑仕事が終わった後、田沢湖に走って新ケトルの火入れをしました。
これまでメスティンで全部を済ませていましたが、やっぱりお湯を沸かすにはケトルかなあと…。昨日たまたま安売りケトル(1.5リットル)を見つけ、ずんぐりむっくりなスタイルが気に入って買いました。火入れは田沢湖畔のプライベートビーチ、水は田沢湖の湖水です。
龍神たつこは金物が湖に入ることを嫌います。木製か陶製の器で湖水をすくわないと…。
右は秋田市出身のジュエル・バードさん(JTOプロレス)、左は新人レスラーのマスク・ド・サンダー門脇です。ABS秋田放送えび☆ステで意気投合し、番組終了後のイベントも…。
ご一緒させてもらいました。ジュエルさんは19歳、サンダー門脇は前期高齢者です。それにしてもサンダー門脇、マスクが良く似合うじゃあ〜りませんか。これだったらリングの上でタッグを組んでも、全く違和感はありません。それに…、マスクをつけると何だか強くなったような気がして、負ける気がしません。
来月25日、秋田市のセリオンプラザで試合があります。地元選手のジュエルさんを全力で応援しましょう(あっ、サンダーは出ませんよ)。
赤には不思議なチカラがあります。以前のブログ(2022.7.31)で、鬼や天狗に赤い顔が多いことをお話しましたが…。
特別なチカラの証し、運を引き込む色、邪気を跳ね返すパワーなどなど、多くの研究者が赤を分析しています。実は私もここ一番の勝負では、こっそり赤パンを着けていました。この数日、少し気力がダウン気味で体調も良くなくて、それで赤のチカラを身体いっぱいで浴びられる場所を考えて…、遠野の卯子酉神社(うねとりじんじゃ)を思いつきました。
鳥居をくぐると右手に愛宕神社、奥に卯子酉様の社殿があります。その周りは願い事を書いた赤い布でビッシリ。本来はご縁結びの神様ですが、男女のご縁だけではない、例えば健康のご縁、仕事のご縁、金運…。さまざまな出会いにご利益があるそうです。あれっ、何だか元気が出てきたぞ!。
三種町でカッパ伝説の聞き取り調査。写真はJR森岳駅前広場のジュンとサイです。県内では珍しいカッパの立体像で…。
三種町はじゅんさいが超有名です。昔、そのじゅんさい沼にカッパが住んでいました。カッパはいたずら好きで、じゅんさい採りの舟を沈めたり水浴びの子どもをおぼれさせたり…。それで角助という村人がみごとカッパを捕まえ、懲らしめることになりました。するとカッパは二度といたずらをしないので、何とか勘弁してくれと懇願するのです。可哀想に思った角助は、これを約束させて帰してやりました。それ以来、カッパは沼で溺れそうになる人を助け、良いじゅんさいが育つよう協力を惜しまなかったそうです。
秋田県内には、たぶん全市町村に複数のカッパ伝説があります。でもカッパに関するモニュメントなど立体像はすごく少なくて…。私が知る限り、温泉湯治館・小羽広館前のブラジャーを着けたカッパ像(由利本荘市)、四ツ小屋神明社の河伯供養塔(秋田市)、そしてここ森岳駅前広場のジュンとサイの立体像ぐらいだと思います。
大仙市南外の荒沢地区。岩倉温泉から荒沢川沿いに上流へ車を走らせると、地面からオチンチンがニョキニョキ生えている光景に出くわします。
あちこちの人形道祖神を訪ね歩いています。でも…、この乱立オチンチン(金精様)は他にはない景色です。今は石製1基・木製5基ですが、昔はもっと数が多かったと近所の人が話していました。このオチンチン群の横に祠があって、中には写真右上のお面が納められています。男の鐘馗様だと聞きました。さらに上流部に2キロほど走ると次の祠があって、その中には小さく身を縮めたワラ人形がいます。写真左上では分かりにくいかと思いますが、お面だけではなく全身を持った鍾馗様です。こちらは女の鐘馗様なんだそうです。
地区の入口には男神、出口には女神が鎮座して人々の日常を守っています。荒沢地区は鐘馗様に守られた有難い場所でした。
朝から雨で野外活動を断念。それじゃ…、おはぎを作ろう。
SNSで見ていた餅米100%のレシピです。洗米した餅米2合を1時間ほど水に浸し、普通にご飯を炊くように炊飯器で炊きます。餅米本来のツブツブ感・モチモチ感で半殺しの作業は不要…、とありましたが、古米で粘りが足りず、すりこぎ棒で米粒を簡単につぶしました。これを小さいお団子にして、市販の粒あん、きなこ(きなこと砂糖は同量+少量の塩)、ごま(すりごまと砂糖は同量+少量の塩)で、3種のおはぎの完成です。
十分に美味しいのですが…、秋彼岸のおはぎ作りは、しかも餅米100%が売りのおはぎ作りは、やっぱり新米かなあ。
あきたのちゃぶ台会議、今日の会場はTDKまちの企業寮ZiNOBA( 由利本荘市内)です。全県から参加した老若男女が、ちゃぶ台かこんで抱く夢や野望を叶える〝てふだ〟を…。
私はアドバイザー兼コーディネイターです。最初に少しお話しをして、皆さんの緊張を和らげながらワークショップに移行するブリッジ役かな。役所生活、政治活動、一社法人の取り組み…、特にライフワークにしている伝説の収集は、既に多数の伝説本が出版されてはいますが、活字になっていない大切なメッセージが隠れていて、それを知るには土地に行って伝説を知る人に会って、直接お話しを聞く以外に方法はないとお話しました。
皆さんの挑戦は、間違いなく皆さんの将来を拓きます。そして秋田にとって重要な取り組みになります。それ自体があなただけの物語ですが、自分を絶えず変えること、他人と交わること、話すこと、聞くこと…、そんな作業の繰り返しが、さらに物語を素敵に楽しくしてくれるはずです。
※次回開催は10月22日、アドバイザーは斎藤美奈子さんです。会場や参加申込などお問い合わせは事務局まで。
明け方から雨。今日は秋彼岸の入りで、仙北市では田沢湖マラソンが開催されます。伝説の龍神・八郎太郎は最愛のたつこを目指し田沢湖へ…。
昨日、スーパーの店先に花がたくさんあって、おかげでお彼岸に気が付きました。それで衝動買いをしましたが、今日は仕事の関係でお墓に行く時間がありません。やはり中日(23日)になりそう。さて八郎潟の龍神・八郎太郎は、伝説では「秋の彼岸ごろに田沢湖に来て、たつこと二人で冬の暮らしを始め、春の彼岸を過ぎたら八郎潟に戻る」と言われています。太郎にしてみれば、たつこに会える待ちに待ったシーズン到来です。
私的には…、おはぎでしょうか。ランナーも太郎も私も、みんなガンバレー!。
畑から掘りたてを大学いもにしました。でも…、さつまいもは掘りたてより追熟させた後が美味しいと母がいいます。いえいえ十分に美味しいですよ。
大学いもはどうして大学いもというのか…。調べたら興味深い幾つかの説がありました。
①学生がよく食べた説
②学生が売っていた説
③大学を名付けると売れた説
などなど。大正から昭和の初期にかけて、東京大学の周辺で安くて栄養のある人気のおやつだったようです。特に赤門前の甘味処・三河屋さんの大学いもがダントツ人気だったと…。
ちなみに中学いもも小学いももあって…。中学いもは大学いもと比べて切り方が小さめ、味は大学いもの同じです。小学いもはスティック状に切って油揚げして、青のりと塩で味付けします。高校がありません…。
股関節の痛みが和らいで、数日前から朝ウォーキングを再開しました。川原の葛は紫の花(写真)を咲かせました。そう言えば、近くの日三市に住む鬼の腕童子が…。
日三市は仙北市角館の雫田集落のさらに奥です。この山腹の洞窟に腕童子は住んでいました。とても暴れん坊の鬼で里人は困り果てていたそうです。そこで坂田村麻呂将軍の手を借りることにしました。ところが葛が将軍の馬の足に絡まって戦うことができません。このすきに腕童子はどこかへ逃げてしまいました。その後、ここには二度と葛が生えないようになったとのこと。将軍の怒りが今も葛を生えさせないのだと言います。
葛は秋の七草です。根から葉の先まで捨てる場所がないほど、昔から人の役に立つ植物でした。が、こんなに繁茂されるのも困りものです。この際、将軍さまのお力で…。