2025年8月2日土曜日

8月も絶賛営業


 田沢湖ジェラート夏休み店です。暑いです。猛暑です。と言うことで…、売り切れていたジェラートを追加製造し、わーい!8月も絶賛営業します。毎週土曜日・日曜日と11日(山の日)、皆さまをお待ちします。

 時間は10時30分から16時まで。午前は座って世間話しもできます。併設の古本コーナーもゆっくりご覧になれます。お昼や午後は少し混み合うかも…。お持ち帰りもできますが、遠方の皆さまは、クーラーボックスなどがあれば良いかも(先月サービスした発泡スチロールの箱はもうありません)。

 たつこと太郎のクッキースプーンで、ジェラートを味わってみてね。手があけば田沢湖シアター(語り部会)もしちゃいます!。

2025年7月31日木曜日

教えて園長先生!


 あぐらでベンチに座り、キュウリを持ってご機嫌なカッパの立体像を作ることになりました。でも前後左右や上下など、角度でどう見えるのか分からず、ポーズが似通った人形を探していて…。今日やっとガチャポンで見つけました。

 それが写真のフィギュア、皆さんご存知クレヨンしんちゃんの園長先生です。本名は高倉文太、その風貌から組長と呼ばれている人気キャラクターです。このフィギュアに甲羅を背負わせ、頭にお皿をのせ、口に短い觜(くちばし)をつけて、先ずは小さな立体にしてイメージを固めようと思います。

 あとは、どんな素材で立体をカタチ作ったら良いのか…。少し考えます。

2025年7月30日水曜日

雨乞石を守る七種木


 今日の仙北市角館は38.1度、観測史上で最高記録です。あぁ一雨ほしい…、と言うわけで最後の手段です。田沢湖の御座石神社鳥居横に鎮座する雨乞石(あまごいいし)を訪ねました。この石を守る七種木(なないろぎ)は…。

 まず雨乞石ですが、これは看板(倒れてる…)で分かるように、潮神を祀った石です。潮の流れを司っています。潮の流れは風の流れ・雲の流れで天候と表裏です。たぶん大昔に雨乞いの儀式でこの石を使い、中央の長方形のくぼみに田沢湖の水を満たし…、ご祈祷を行ったのではないかと想像しています。分からないのは七種木です。看板には「雨乞石を守るため、七種類の木が一株から自然に生えた」とあります。

 何か悪しき存在が雨を降らせるために儀式を行う、それを阻止するために、松・杉・桜・槐・えご・ 榛・梨を芽吹かせたのでしょうか。だとしたら、まるで黒澤映画の「七人の侍」です。農民を守り、地域を守り…。雨乞石と七種木、お話しができたら聞いてみたいことばかりです。

2025年7月29日火曜日

最強の抱返神社で雨乞い


 仙北市田沢湖の抱返神社(だきがえりじんじゃ)は、たぶん県内最強の雨乞い神社です。龍神や水波能売神(みつはのめのかみ)を祀り、これまで内外の皆さんの信仰を集めてきました。この夏のお天気続きで…。

 農家の皆さんは水不足対策に懸命です。それで全県の農家代表(自称)で抱返神社を参拝、「何とか適度の雨をお願いします」と雨乞いしてきました。ここで雨乞いをしたのは2度目です。前回は2012年、玉川ダムの水が枯れてダムに沈んだ集落が見えた年です。あの時は市長として関係省庁に要請活動をしましたが、一番最初に訪ねた場所が実は抱返神社でした。どうして抱返神社の力を信用しているか…、この辺り一帯は開墾地ですが、昔から水が不足していたため、奈良から水神様(水波能売神)を分けてもらって守護神としたこと、さらに龍神(水神)を祀っているのですから、こんな場所は他にありません。干ばつの度に雨乞いをして、その度にちゃんと雨が降り、多くの農民を救ってきた実績も最大評価に値します。

 ちなみに、県内には他にも鹿渡の雨乞い伝説、森山の雨乞い伝説などがあります。森山の雨乞いは、夜中に松明を灯し、桶に入れたイワシの塩辛を担いで山頂に登り、禿倉の扉に塗って逃げ帰る、なかなかシュールな方法が記録に残っています。

2025年7月28日月曜日

青いラーメン


 田沢湖ジェラートの裏メニューです。これまで試験的に販売し、お客さまからのご意見で改善を進めてきました。麺の食感、スープのこく、青の発色状況など、やっと納得のラーメンに…。

 辿り着きました。食べた方々に田沢湖の青を思い出していただけたら幸いです。難しかったのはバタフライピーと市販ラーメンの相性でした。カップラーメン、袋麺、生麺…、いろいろ試しましたが、これは(写真)美味い!。使用を決めたラーメンやバタフライピーの配合割合など、もちろん作り方は㊙ですが、皆さまには是非とも食べて欲しい一品です。

 8月(土・日)のお昼メニューに追加する準備を進めます。数量は限定になりそうですが、ジェラートともどもご愛顧をお願いします。

秋田で露地バナナが実った


 これも温暖化現象でしょうか。秋田大学キャンパスに植えられたバナナの木に花が咲き、幾房も実をつけています。もうビックリです。毎朝、この辺りを散歩している石山修さん(元仙北市副市長)から連絡をいただき…。

 さっそく見にいきました。ずっと手形に住んでいる石山さんも初めて見たそうです。すごいなあ、ついに南国の果物が秋田で、しかも露地でバナナまで結実するなんて…。私もサトウキビを植えていて、まったく問題なく成長することを確認していますが、すごい時代になりました。

 天候の変化は、植物や虫が敏感だと言われます。人間が感じる以上に事態は進展しているのかも…。

2025年7月26日土曜日

夏休み店でお待ちします


 田沢湖ジェラート夏休み店(西木町桧木内相内4)です。今シーズンもご愛顧をいただきありがとうございます。7月のこの後の開店は26日・27日・28日です。皆さまのご来店をお待ちします。

 ジェラートは人気の松ぼっくり(岩手県雫石町)さんと共同開発。バタフライピーの自然色素を抽出し、田沢湖をイメージした青(ミルク)と、八郎潟の冬をイメージした白(ソルトミルク)の2種類。ジェラートを食べるスプーンは手焼きクッキーで、2つの湖の龍神(たつこと太郎)を再現しました。その他、田沢湖ブルーソーダ、自家栽培イチゴで丸ごとかき氷、アイスコーヒー、青いラーメンなど…。

 8月の営業日はまた後ほどお知らせします。

2025年7月25日金曜日

熱中症にご注意を!


 ABS秋田放送えび☆ステ、今週の特集は暑すぎる夏の熱中症対策です。写真はどう話したら分かりやすいかなと、小林弥央さんと本番前の打ち合わせ。う〜ん、緊張感が足りないな…。

 まず熱中症の症状について。県総合保健事業団の神万里夫医師によると、「めまい、だるさ、吐き気、発汗、重度になると痙攣が起きたりします」と。実は私も経験があります。会議でホテルに行った時、ロビーで眼の前が真っ暗になって吐き気がして、体中から汗が吹き出して…。立っていることができず椅子に腰をおろして休んでいたら、ホテルの方が異変に気づき、冷たいお水を持って来てくれました。熱中症は屋内でも発症することを、このとき初めて知りました。

 最近、寝ていて足がつります。きっと歩き過ぎなんだと思っていましたが、この症状も熱中症の一つで、熱痙攣かも知れないそうです。寝ていても汗はかきます。すると身体の中のカリウムが失われ、それが原因で足がつるんだと…。晩酌のビールは水分補給にはならないと神先生は言っていましたが、「そんなことはありません!」と、一応の抵抗は試みています…。

2025年7月24日木曜日

耳のあるヘビ


 戦国大名・戸沢一族は、信仰を尊び慈悲憐憫を家風とした武家集団でした。その戸沢氏が、桧木内(現:仙北市西木町)に館を構えていた頃の伝説です。敵対する武将から「戸沢館は大蛇に守られている」との噂がたって…。

 しかもその大蛇には耳があったと言うのです。秋田の伝説(長山幹丸著)では、「この大蛇は今では奥石森と言う大小の石が散乱する山に引っ越した」とされています。しかし昭和になった後、その奥石森にワラビ採りに入った女たちが、耳のあるヘビを見たとの書き込みも残されていて…。もしかしたら、戸沢一族を守った耳のあるヘビが、今も奥山のどこかに生き続けているのかも…。

 戸沢氏は今も多くの歴史学者の研究対象です。理由は、一族の出所や後ろ盾など謎が多いからだと…。何にしても魅力的な一族です。
※写真は山梨県大月市に伝わる掛軸。


2025年7月23日水曜日

古本あらえみし


 JR仙台駅東口を出て徒歩10分。憧れの古本屋さん・あらえみし(荒蝦夷)を訪ねました。お店は普通の民家の中です。玄関で「こんにちは〜」と声をかけ、靴を脱いで上がらせてもらって…。

 有名な古本屋さんで出版社もやってます。取り扱う分野は多彩ですが、特に東北各県の幻想ミステリー、怪奇事象の写真集、民俗学などに力を入れていて、私は四方八方に積まれた本がどれも興味津々でした。近所に2号館があると言うので向かいましたが、不覚にも迷ってしまって…。次回は必ず辿り着きますよ。

 若い頃になりたい職業を聞かれたら、古本屋のオヤジと答えていました。そろそろかな。

今朝の虹


 この数日は早朝の水撒まきで30分、その後にウォーキングの日課です。今朝の虹が一番きれいに…。

 今年の大暑は22日、どうりで暑い毎日です。この季節、昔から〝う〟のつくものを食べて夏バテ防止をするのが習わしですが、なかなかウナギとはいかず…。そこで畑で大量に収穫できるキュウリに味噌を付けて食べています。ビールにもよく合いますよ。

 手づくりの虹がきれいに出てくれると、その日は何だかハッピーです。

2025年7月21日月曜日

参議院選挙の開票特番で


 7月20日投開票の参議院選挙・秋田選挙区特番で。選挙区は無所属の寺田静さん(現)が当選し、自民党の中泉松司さん(元)の追走は及びませんでした。投票率は58.57%で、3年前と比べて約3ポイントのアップです。

 序盤から与党の不利が伝えられ、物価高に対する政策論争、トランプ関税への対応などを争点としながら、日を追うごとに注目点は政権交代へと移行。新興政党の大躍進もあって、与党は参議院でも少数勢力に転落しました。番組内で田村アナウンサーに、「今後の国政動向をどのように見ていますか」と聞かれ、私は、「多様性が日本の強みです。以前から2大政党の考え方がありますが、小さな政党が緩やかに連携し合う政権が現実的かも知れません。肝心なことは国家国民のための政治を行うことで、次代の子や孫に新たな仕組みづくりを進めて欲しいと思います」と話しました。

 当選された寺田静さんのご活躍を心からご祈念申し上げます。

2025年7月19日土曜日

民主主義を冒涜する発言


 AKT秋田テレビ土曜LIVE!あきた。明日は投・開票が行われる参議院議員選挙で、選挙を棄権しないでと呼びかけるつもりだったのに…。今朝の魁新聞を読んでブチ切れました。あなた、それは民主主義を冒涜する発言ですよ!。

 候補者の皆さん、17日間の遊説ご苦労さまでした。秋田を日本を良くしたい、その思いが純粋でなければ、秋田県全域を駆け抜けることなどできません。選挙スタッフの皆さん、支持者の皆さん、本当にお疲れさまでした。それに比べて…、今朝の魁新聞に、〝新興政党が注目を集める中、政権幹部は「投票率が上がれば、与党は不利」と警戒〟の記事。まるで私たちは組織票で当選できるのだから、無党派層とか浮動票は邪魔…みたいに受止められて仕方がない自分勝手な発言です。民主主義の基礎中の基礎が選挙です。総務省も都道府県も市町村も、選挙時は投票に行きましょうの大キャンペーンを展開している最中、候補者が命がけで支持を訴え遊説しているのに、後ろから鉄砲を打たないでください。

 そもそも、組織票で勝てる選挙がまだ続いてると思っているとしたら、あなたの政治センスは相当時代遅れです。こんな発言が飛び出すと、3連休の中日に投票日を決めた(当初から投票率が下がる心配があった…)ことが、恣意的な判断によるものかと疑ってしまいます。価値観の違う多様な国民代表が意見を持ち寄り、より良い未来の仕組みづくりを議論する場が国会だと思っていましたが…。本当にガッカリな発言です。ますます皆さん選挙に行きましょう。
※写真は左から佐藤愛純アナ、竹島知郁アナ、高橋今日子コメンテーター、私。

バタフライピーの花が咲いて


 ABS秋田放送えび☆ステで。「この3連休はどう過ごしますか?」と藤田アナ。私は「田沢湖ジェラート夏休み店が20日にオープンしますから、お店番です」とお答えして…。

 その田沢湖ジェラートの青は、バタフライピーから抽出した色素100%の天然由来成分です。花も綺麗で観賞用で栽培する方も多く、またハーブティーとしても人気です。夏休み店ではお茶の試飲や、じっけん農場で咲いた(写真)花もご覧いただけます。お気軽にお立ち寄りください。

 田沢湖ブルーを美味しいジェラートで、たつこと太郎の物語をクッキースプーンでお楽しみください。ご来店をお待ちします。


2025年7月17日木曜日

田沢湖ジェラートの開店準備


 田沢湖ジェラート夏休み店の開店準備。大道具班の最初の作業は〝ハンドメイドたつこさん〟の補修です。オープン予定は7月20日の10時30分。場所は仙北市西木町桧内木相内4のNPOかじか瀬、はい、昨年と同じ場所でお持ちします。

 そうかぁ、たつこさんは作ってから30年です。あちこち連れ回す度に欠けたり割れたり、本当に酷使して来ました。ゴメンナサイ…。そんな反省や後悔も込め、今日は欠けた身体は石膏で整形し、ヒビ割れは接着剤で埋めたり付けたり、明日からはお化粧直しの塗装作業になります…。

 たつこさん、今シーズンもたくさんの皆さまをお店にお誘いしてね。

2025年7月16日水曜日

やっぱりウタマロ


 汚れたスニーカーの手洗いは、やっぱりウタマロ石けんです。3軒のホームセンターで、どの洗剤が良いかフロアの人に尋ねてみました。女性スタッフは全員がウタマロ石けんを推薦して…。

 わざわざ売り場まで案内してくれました。子どもたちが小さかった頃、ズックやユニフォームの洗濯でお世話になったウタマロ石けんは、今もイチ押し製品です。実は私、スニーカーの洗濯はもっぱらコインランドリーで済ませていて、洗剤にまで関心が届いていませんでした。今回は手洗いしたいと思ったことで、改めてウタマロ石けんの凄さを感じています。

 白いスニーカーだからなのか、洗濯前の段取り(ひどい汚れ箇所にはウタマロを塗り込むとか…)の効果なのか、私はコインランドリーより汚れが落ちるんじゃないかと…。

2025年7月15日火曜日

素敵なバス停②


 大仙市協和の上淀川バス停(羽後交通)。待合所のベンチに腰を下ろすと…、南の海の魚たちがニコニコ笑顔で話しかけてきます。

 海の中にいるような気分です。カクレクマノミ、ツノダシ、アカククリ、ウミガメ、ヒトデ…、あの大ヒット映画にも負けない可愛いキャラクターが、「今日も暑いですね」とか、「バスが来るまでゆっくりしてね」とか、思い思いに話しかけてくれて退屈しません。夏休みになったら水族館に行きたいと思っていましたが、バス停でかなり満足しました。

 子どもたちの作品でしょうか。映画が20年以上前ですから、制作から相当な時間が経っているかも…。隣のマックスバリュ協和店でお聞きしましたが、よく分かりませんでした。遅くなりましたが、描いてくれた皆さん、ありがとね。


2025年7月14日月曜日

小さなウージの森


 秋田産サトウキビの栽培実験も2年目です。5月11日、じっけん農場の育苗ハウスに定植し、2週間かけて発芽、その後は株も太り丈も1メートルを超えました。ハウスの中に小さなウージの森ができています。

 写真でも分かるように、根本から小さな芽(側芽)がたくさん出ています。これは株を増やす分げつが起こっている証しで、栽培にストレスがない環境だと考えても良さそう…。でも側芽の全てが収穫できるものではなく、自然淘汰されて強い芽だけが生き残るそうです。

 それでも前回の5倍の収穫量になりそうです。この中から強い種茎を選抜し、秋田の冬を越した秋田ウージを作りたいと思います。

2025年7月13日日曜日

神隠し


 夫婦は声の出る限りに娘の名前を呼びました。間もなく日没です。嫌な予感がよぎります。ふもとの集落が大騒ぎになったのは、血相を変えて夫婦が山から降りてきて間もなくでした。さっそく捜索隊が組織され…。

 畑に近い山を中心に多くの人が探し回りました。ところが、いくら探しても探しても、どこにも娘の姿はありません。もう日没です。夜には捜索もさらに困難になります。みんながそう考え始めた時でした。「帰ってきた、帰ってきたぞ」と暗くなった山道の向こうから声が聞こえました。夫婦はその声に駆け寄り、娘を抱きしめることができました。

 娘を見つけたのは、奥山の木材を切り出す仕事に行っていた男でした。みんな娘がどこにいたか聞きました。男が答えました。「奥山の作業場の近くに開けた場所があるだろう。あの平地の大岩の上に座っていたんだ。誰かと話しをしていたようだった」と。その大岩は大人も登ることができないような勾配です。そこで話しをしていた相手は…。


2025年7月12日土曜日

ガリガリ君VSスイカバー


 昨日のABS秋田放送えび☆ステで…。「暑過ぎる夏をどうやって乗り切ってる?」の問いかけに、私は「ガリガリ君(氷菓)を日に4〜5本食べてます」と答えました。すると番組を見ていた友人から、「ガリガリ君も美味しいけどスイカバーも…」。

 「スイカバーもなかなかだよ」とお知らせをいただきました。スイカバーはあまり食べた記憶がなく、その時は正直ピンと来なかったのですが…、でも気になります。そこで今日さっそく食べてみました(写真)。はい、すごく美味しいです!。大好きなスイカの味もちゃんとします。なるほど袋を見たら原材料にスイカ果汁の表記がありました。このアイスのシャリシャリ感は他の氷菓にはないかも…。種の代わりに入っているチョコレートパフもアクセントになっていて、食感を楽しくしてくれます。皮の部分の緑のアイスは、実の部分の赤いアイスとは別テイストで、ほんと良く考えられたアイスです。

 これまではガリガリ君に一筋でしたが、3本に1本ぐらいスイカバーになってしまうかも…。

2025年7月10日木曜日

田沢湖を生命あふれる湖に…


 西明寺小学校3年生のくりっこ探検隊で、「クニマス未来館はなぜ建てられた?」の質問に答えました。「それはね、クニマスとか他の多くの魚が住む生命あふれる湖を取り戻すためです」と…。

 「いまの田沢湖は病気にかかっていて、残念ですが魚を育てる力がありません。だからクニマスをいま湖にはなしても、クニマスは生き続けることができないんです。まず田沢湖の病気をなおすこと、そして将来的にはクニマスや他の魚が住める田沢湖に再生する、そのために市民や県民の皆さんがお金を出し合い、活動拠点となる施設を建設しました。未来館はそんな夢の実現に向かう玄関みたいな場所です」とお話しをしました。続けて「もしかしたら皆さんの中から、この夢を実現する人が出るかも知れません。もしかしたら皆さんの子どもが実現するかも知れません。その子どもの子どもかも知れません。大切なことは諦めないことです。現状を世界に知ってもらい、夢の実現に向けて協力者のネットワークを作ることです。そんな活動を諦めたり投げ出したりしないよう、未来館には生きたクニマスが、いまは水槽の中で泳いでいます。その姿を見ることで、きっと私たちは挑戦を続けることができると思うんです」と…。

 その他、地域に伝わる不思議なお話しも紹介しました。山の神さま、神隠し、カッパ、おばけ石、井戸の中の金、面箱石…、少し怖かったかな。


2025年7月9日水曜日

子どもたちを守って…


 もう3年になります。子どもたちが夏休みに入る前、欠かさずお参りしている四ツ小屋神明社。ここにカッパのお墓(河伯供養塔)があって、「どうか子どもたちを水難事故から守ってください」って…。

 お願いして、今年も自家製のキュウリをお供えしました。キュウリはカッパの大好物です。好きな食べ物は他にもたくさんあります。人間の肛門の内側にある尻子玉(現代の人間の臓器に該当部位はありません)や、スイカ、トマト、枝豆など季節を代表する野菜が大好きです。逆に苦手なものはヒョウタンです。小さい頃に水遊びで川に向かうと、すぐ川辺りでヒョウタンを栽培している農家がありました。今に思えば、あれはカッパから子どもたちを守るためだったかも…。

 みんな、元気に夏を楽しもうね!。


2025年7月8日火曜日

島酒場・大ちゃんをよろしく


 JR神田駅南口から徒歩3分、伊豆諸島・三宅島出身の浅沼大ちゃんです。彼は家内の友人の弟の後輩で、お店のオーナー兼料理長兼フロアマネージャー。次に訪ねる時は、秋田県民御用達、海の子・山の子交流酒場の看板を…。

 作って持って行こうと考えています。私は仙台の用事を済ませて東京へ移動し、酷暑の都内をフラフラになりながらウォーキング、我慢できず東京島酒場・大ちゃんに逃げ込んで、身体の渇きを島焼酎のロックで潤しました。それにしてもお魚が美味しいなあ(大ちゃんのお母さんが作ったコロッケも絶品)。千鳥足で新幹線に飛び乗り、また仙台へトンボ返りの強行軍でした。

 皆さま、東京島酒場・大ちゃんのご愛顧をよろしく!。

2025年7月7日月曜日

もう一つの七夕物語


 写真は雨の赤平潟(秋田市下北手)。昔、この潟の辺に一軒の農家があって、夫婦と娘が暮らしていました。娘は年頃に近くの村へ嫁ぎますが、家人のいじめに堪えかねて生家に戻ります。しかし夫婦はこれを許さず、行き場を失った娘は…。

 赤平潟に身を投げ、潟底に沈んで大蛇に化身し主となりました。この話しを聞いた八郎潟の龍神・八郎太郎は、深い悲しみで大蛇となった娘を不憫に思い、旅の僧に身を変えて毎年の夏に潟を訪ねるようになりました。その日が七夕だったそうで…、きっと今日も、八郎太郎は赤平潟に向かって歩いています。

 さて、潟の畔には八郎太郎が定宿としていた山本孫四郎家があります。昨日は突然のお伺いでしたが、興味深いお話しを幾つもお聞きできました。山本さん、ありがとうございました。


赤スグリのジャム


 大好きな赤スグリのジャムを作りました。これ、ジャムの女王様です。色は元気が出る真っ赤、味は寝ぼけ眼も醒める酸っぱさ、食感はプルンプルンのゼリー状で…。

 本当に美味しいジャムです。今年の収穫量は全部で450グラム、もっと株分けして原料の増産を図らないと…。作り方はイチゴなどと違い、実を煮た後にザルで裏ごしをします。皮や種を取り除き、ペクチン成分がプルンプルンのジャムに仕上げてくれます。今回はグラニュー糖を使って糖度30%のジャムにしました。もともと酸味が強い果実なので、レモン汁などは不要です。

 煮込みの段階で少し緩いくらいで火を止めます。過ぎると固くなるので要注意。さあ皆さまも…。

2025年7月6日日曜日

今回の参院選が重要な理由


 AKT秋田テレビ土曜LIVE!あきた。MCは竹島知郁さんと佐藤愛純さん、コメンテーターは毛利菜摘さんと私。冒頭で1周間を振り返り…、私は3日公示の参議院議員選挙が生活者にとって重要な理由をお話ししました。

 その要因はいくつかあります。一番は衆議院で自公連立政権が少数与党だと言うこと。今でも法案の成立では他党の協力が絶対必要です。改選前の参議院はまだ多数与党を形成していましたが、今回の選挙結果が政権の運命を左右することも考えられます。与党が多数を確保した場合でも、議席数次第で野党との関係は確実に変化します。選挙の焦点になっているのが物価高対策ですが、どの政党がどんな対策を主張しているか見極めることが必要です。与党提案は現金給付、野党は消費税等の減税(または廃止)、現金給付と減税の両方実施などに大別されます。この政策のどれを選ぶか…、私たち国民の1票が近い将来の物価高対策を決めることになるわけです。

 参議院議員は6年の任期があります。衆議院議員は4年ですが、直近の世論を国会に反映させる解散を度々行います。参議院にはこの解散はありません。じっくりと腰を据えて政策立案ができる248議席です。今回の改選は半数の124議席と、非改選の欠員補充1議席を合わせた125議席。私たちの1票が国の将来を左右します。

2025年7月5日土曜日

もうすぐ500歳野球


 ABS秋田放送えび☆ステ、特集は大仙市で開催(7月12日〜14日)の全国500歳野球大会です。秋銀クラブ(秋田市)の皆さま、花館クラブ(大仙市)の皆さま、取材対応ありがとうございました。

 さて500歳野球大会への参加資格は、選手が全員50歳以上でナインの合計年齢が500歳以上です。私より先輩の皆さまも多く、実に元気に賑やかに勝ったり負けたり(食べたり飲んだり)で、その様子を見ているだけでも楽しくなります。共通の目標に向かい、仲間と一緒に汗を流す時間はどんなに充実しているでしょう。少年のような笑顔を見ていて羨ましく思いました。

 野球に限らず…、です。歳を重ねることで自分に限界をつくってはいけません。ガンバレー!。

2025年7月3日木曜日

角館から盛岡まで歩くと…


 JR角館駅から秋田新幹線に乗車。直後からデッキで静かに足踏みウォーキングを始め、盛岡駅に到着するまで続けてみました。さあ何歩で盛岡に着いたでしょうか。答えは…。

 もちろん、他のお客さまがいるときは足を止めます。さて角館〜盛岡間の鉄路は65km、移動時間は53分です。私はこの間を5214歩で歩きました。なんと新幹線に乗れば私の1歩は12.5mメートルです!。ちなみに角館〜田沢湖間の移動時間は16分、歩数は1580歩、田沢湖〜盛岡間の移動時間は37分、歩数は3634歩でした。

 角館〜盛岡間を先ずは新幹線で歩いて…、次はやはり国道46号ですよね

2025年7月2日水曜日

小さな達成感


 仙北市西木町の国道105号は、両側にマリーゴールドが咲く美しい花の道でした。様々な理由でその運動は終わりましたが、少しでも継続したいと西明寺中学校の子どもたちが花の苗を植えて…。でも除草まで手が回りません。すると…。

 子どもたちの気持ちを大切にしたい、そんな地域のお母さんやお父さんが勝手に声を掛け合い、それで本当に暑かった時間帯に除草作業で大汗を流し、あれ、思っていたより気持ちいいし、何だか心地よい達成感もあるなあと感じてしまう、今日はそんな一日でした。もしかしたら昭和40年代、ここから全県に広まった花いっぱい運動も、今日みたいな小さな達成感の積み重ねだったかも…。

 マリーゴールドは秋までお世話作業が続きます。皆さんも気が向いたら…。

2025年7月1日火曜日

邪鬼


 仁井田神明社(秋田市)本殿の四隅にいる邪鬼。こんなに豊かな表情を浮かべ、参拝に来た私たちに何を伝えたかったのでしょう…。帰り道ずっと考えてしまいました。

 邪鬼(秋田の一般的な呼称は力士像)は、基本的な役割は魔除けです。江戸時代前期ごろからは装飾の意味合いも持ったようです。 不思議なことに、この邪鬼(力士像)の数が突出して多いのが秋田県です。全国では各県に数件程度ですが山形県が多くて20件、そんな中で秋田県は既に63件が確認できています。異常に多い理由は様々な意見がありますが、私は「社寺を守る邪鬼がいないと、神聖な結界は守れない」ほど魔物が多かったのでは、と考えたりして…。

 県内にはたくさんの邪鬼(力士像)がいますから、行く先々で出会ったお顔をまたご紹介します。お楽しみに。

2025年6月30日月曜日

増える手すり


 家のあちらこちらに手すりが増えています。最初はお風呂場、次におトイレ、洗面所、台所に通じる廊下、今日は居間に付けました。手すりとセットの玄関ステップは大工さんに作ってもらいましたが、他はホームセンターで買って来て…。

 不器用な私でもちゃんとできました。91歳の父(写真)は、毎日をほぼ家の中で過ごします。移動は歩行器を頼りにやっとの状況ですが、古い家なので段差も多く、そんな場所には手すりが不可欠です。先日のお話し会でそんな父の日常をご披露したら、「それはおめでたいですね。手すりの数が増えた分、年を重ねたことですよ」と。

 手すりは将来の私もきっと頼って…。

ニホンオオカミの謎


 秋田犬が一番オオカミの遺伝子を受け継いでいる?、山怪(ヤマケイ文庫)に登場するオオカミは山の神?、本当にニホンオオカミは絶滅したか?、そんな疑問の答えを探して岩手県立博物館を訪ねましたが…。

 オオカミの剥製や多くの資料が展示されていると、SNSで同館の企画展を知りました。ニホンオオカミの剥製はとても貴重で世界に5体、国内には3体しかありません。これは見逃せないと出かけました。ところが全くいつもの早とちりで…。ざっと館内を歩いても剥製を見つけられず、案内の方に聞いたら「その企画展〜捕食者の献立〜は昨年でした」と。でも親切に残っていたパンフレットを探して分けてもらい、何だか得した気分で帰ることができました(様々な疑問に一つも答えは見つかっていません)。

 オオカミは、1905年に奈良県東吉野村で捕獲されたオスの個体が最後だと言われています。でも岩手日報が1907年に盛岡市内で捕獲されたオオカミの記事を掲載していて、もしかしたら絶滅していないのでは…、みたいな研究者が結構います。山中での目撃情報、遠ぼえ情報も時たま耳にします。さてさて…。

2025年6月28日土曜日

ジニア



 和名は百日草。じっけん農場では今年からエディブルフラワー(食べられる花)の栽培に取り組んでいます。数種類の試験花の中でもジニアは本当に綺麗に咲いてくれました。ただ問題があって…。

 写真には写っていませんが、アブラムシがついてしまい対策を検討中です。人の口に入るものですから、農薬の散布ではない方法での駆除が絶対条件になるはず…。調べると色々あるみたいで、一つひとつ試して効果を探ります。これぞじっけん農場のじっけん農場たる所以、面目躍如だぞ!。

 さっそく明日、別の畑に植えていたマリーゴールドをジニアの横に移植してみます。特定のハーブはアブラムシの嫌いな匂いを放つそうです。

農山村を再生する道筋


 ABS秋田放送えび☆ステの特集は「コメの生産現場は今…」です。このテーマについてのコメントは1時間でも足りません。令和の米騒動が日本の農業政策の限界を露呈し、ほとんど存在しない農村政策の必要性を浮き彫りにしたと…。

 考えています。私は1960年の生まれですが、当時の農家数は約600万世帯、現在は170万世帯少しですから、3割まで減少したことになります。農業従事者数で比較すると、1175万人から136万人になって、わずか1割に減少してしまいました。2018年までは減反政策で米を作りたくて作ることができず、一方で全農地を集約し大規模化しようとしても、目標数値にはまだまだ及びません。米農家では食べて行けない…、兼業化と離農が顕在化した農山村は、食糧生産能力が低下している現状で、若者はもちろん近未来に米作りのノウハウを持った人材が消えてしまいます。田んぼがあれば米が作れる…、ではないのです。

 今回の米騒動を教訓に、米価については消費者と生産者の折り合いを探る作業は必須ですが、生産の現場・農山村を再生し維持する道筋の議論を深め、一刻も早い国策を見出さないと同じ騒動が起こりそうで不安です。日本人の主食・米を守るため税金を投入することは、間違った使い方ではないと思うのですが…。

2025年6月26日木曜日

じっけん農場のイチゴ畑で…


 田沢湖ジェラート夏休み店の開店に向け、サイドメニュー「門脇じっけん農場のイチゴ畑で摘み取ったイチゴを冷凍し、これを解凍しないでかき氷機でスライスしたイチゴ100%かき氷」(正式名称が長すぎ!)の準備を始めました。

 先ずは在庫確認から。今シーズンは12キロの収量がありました。昨年に比べ3キロダウンですが、原因は天候不順と株の老化にあると考えています。このイチゴでジャムの試作品づくりを繰り返していて、その必要量は全体で7キロ程度と推計しています。残る5キロが娘のお店と夏休み店で使えるイチゴです。充分ではないかも知れませんが、皆さまのオーダーにできる限りお応えできるよう頑張ります。

 この後も田沢湖ジェラート夏休み店について、開店準備の様子等たびたびお伝えします。お楽しみに!。

2025年6月25日水曜日

夜這い地蔵の冤罪


 仙北市で異色の物語と言えば、角館白岩に伝わる夜這い地蔵(写真)伝説です。この地蔵は夜な夜な村に出かけ、娘たちに良からぬことをしたと伝わっていて…。でも、これはきっと濡れ衣(冤罪)です。

 地蔵自体は60〜70cmと小さく、そして男前(地蔵さまに性別はないのですが…)です。伝説では夜這い地蔵を凝らしめるため、背中に釘を打ち付けて自由を奪ったそうで、その血痕が地蔵の背中を今も赤く染めていると聞きました。しかし…、たぶん地蔵は夜這いをしていません。無実・冤罪です。そもそも地蔵は人々を救済する仏で、人々を苦しみに追いやる行為を最も嫌います。さて昭和30年代ごろまでは、秋田では夜這いの習俗が残っていたそうです。でも実は夜這いには厳格なルールがあり、前もって男性が女性に打診をし、それを女性が了解した場合のみ家や部屋に入ることを許されたそうで…。夜這い地蔵は、こんなルールを守れなかった若者の身代わりになって集落内の波風をおさめ、一方で汚名を背負わされてしまったと考えることができます。

 夜這い地蔵の物語の陰に、集落内の家関係・人間関係に忖度し、地蔵を悪者にして集落の輪を守った知恵者の存在を感じます。様々な意味合いで、やはり異色の伝説です。

2025年6月24日火曜日

私のボランティア観



 仙北市のボランティア連絡協議会総会にご案内をいただきました。私のボランティア観、また伝説に込められたメッセージなど…、縦横無尽(好き勝手?)な新解釈をご披露できました。特に角館白岩の夜這い地蔵は汚名挽回のチャンスで…。

 私はボランティア活動を次のように考えています。「今までボランティアと言うと、何だか世のため人のため、団体・組織が継続的に行う社会貢献活動みたいないなイメージが先行していたと思います。(中略)でも時代もライフスタイルも変化し続けているんです。ボランティアの在り方だって変化して当然です。(中略)例えば自分一人でも、いつでもどこでも、ほんの少しでも、それをすることが自分も楽しくて、しかも誰かの役にたっている(かも知れない)、それくらいの行動で良いと思っているんです」と。

 さて、伝説編でご紹介した角館の夜這い地蔵のお話しですが、たぶん地域の諸事情で夜這いの濡れ衣を着せられて、お地蔵様は被害者です。この新解釈は後日に詳しく…。

2025年6月23日月曜日

梅雨の雫の赤スグリ


 やっと色づき始めました。さまざまな果実でジャムを作っていますが、私は赤スグリのジャムが一番のお気に入りです。元気になれる鮮やかな色彩、甘さと酸っぱさの程よいバランス、そしてプルンプルンの食感は…。

 他のジャムでは味わえません。このゼリーみたいなプルンプルン感は、種の周辺に含有されるぺクチンの仕事です(裏ごし作業は優しく丁寧に行います)。ところで昨年は、原料の赤スグリが不作で、ガラス瓶1本のジャムを作ることもできませんでした。そんな昨年だったこともあり、今年は豊作年になるものだとばかり思っていましたが…。

 枝を見ると余り実がついていません。こりゃ今年もジャム作りは厳しいぞ…。誰かお譲りいただける人はいないかなあ。

2025年6月22日日曜日

ホタルを追って


 足りない歩数を補う夜間ウォーキング。するとスーッと傍らをホタルが飛び抜いて…。まるで「ついてきて」と言っているような距離感です。こ、これはもしかして…。

 撮影は21日夜8時。昨年よりも10日ほど早い出会いです。和歌の世界で言うとホタルは恋の炎や魂の象徴ですが…、私の場合は挫けそうになっている目標歩数(25000歩/日)を達成するため、ウォーキングの神さま(例えば日本中を歩いて地図を作った伊能忠敬さまとか)が、応援に遣わした使者ではないかと勝手に推察したりして…。

 横を飛ぶホタルに励まされ、無事に目標達成。ありがとう!

2025年6月21日土曜日

夏至ウォーキングは夏の扉


 さすが夏至です。朝ウォーキングは汗が流れてペースが上がりません。ここは音楽の力を借りて歩数を増やそうとスマホで検索。するとAIが松田聖子の「夏の扉」を選曲しました。そうか、天国のキッスでも秘密の花園でも白いパラソルでも…。

 渚のバルコニーでも小麦色のマーメイドでもないのか…。たぶん検索ワードが選曲を左右したのでしょう。まず「夏至」、文字通り夏に至るシーズンですから、これで夏の扉はほぼ確定だと思います。さらに重要ワードの「ウォーキング」、歩くスピードを考えると、天国のキッスも秘密の花園も渚のバルコニーも少し緩く、大好きな小麦色のマーメイドはスローバラードで選外です。

 白いパラソルも聴いて歩きましたが、とても歩きやすかったです。ワタシ的には白いパラソルかな…。えっ?、どうして松田聖子ばかりがピックアップされたかって?。そりゃ検索ワードに松田聖子と書いたから…。

2025年6月20日金曜日

岸総料理長のキーマカレー


 ABS秋田放送えび☆ステのシェフズレシピで、生放送中に美味しい一品を試食する役得が嬉しくて…。今日は岸紀雄・ホテルメトロポリタン秋田総料理長のキーマカレーでした。絶品です。しかも超簡単!。レシピは下記の通り…。

◆4人分の材料
①豚ひき肉300g ②玉ねぎ1個 ③パプリカ(赤・黄)各1/4個 ④にんにく2片 ⑤生姜20g ⑥水300CC ⑦カレー粉大さじ2 ⑧クミン小さじ1/2 ⑨塩は適量 ⑩ウスターソース大さじ3 ⑪ケチャップ大さじ3 ⑫サラダ油大さじ3
◆作り方
1.玉ねぎ・にんにく・生姜はみじん切り、パプリカは5mmくらいの角切りにする。
2.鍋にサラダ油とにんにくを入れて火にかける。香りが出てきたら生姜と玉ねぎを、焦がさないようじっくり炒める。
3.2にひき肉を加え、火が通ったらカレー粉とクミンを入れて更に炒める。香りを引き出してからウスターソース・ケチャップ・水を加え、20分煮込む。
4.味が馴染んだら塩とパプリカを加え、全体を混ぜ合わせ1分ぐらい火にかけて完成。

 野菜をじっくりと炒めてから肉を加えることで、野菜の甘味が旨味に変わるそうです。岸さんオリジナルのキーマカレーです。メチャクチャ美味しいです。皆さんも是非お試しください。


2025年6月19日木曜日

何だか嬉しくて…


 東風平蒔人さんは沖縄生まれのネパール育ち。国際教養大学を卒業後、地域おこし協力隊で仙北市へ着任、そして結婚。2年前に㈱遊名人を立ち上げました。そんな彼の軽トラックにチャイルドシートが…。

 ㈱遊名人は、宿泊事業とアクティビティ事業、そしてコワーキング事業の3つ経営軸を持っています。宿泊事業は民宿の経営、アクティビティ事業は各種ツアーガイドや体験メニューの造成、 コワーキング事業はORENCHIの開設、サテライトオフィスやワークスペースの提供などです。本当に大忙しの毎日だと思います。そんな日常を支える軽トラックに、愛娘を乗せるチャイルドシートが装着されていました。軽トラックのチャイルドシートは初めて見ました。それが何だか素敵で嬉しくて…。

 ガンバレ東風平家!。

2025年6月18日水曜日

畑中の仁王様


 仙北市西木町桧木内の畑中集落に伝わる仁王様。以前は毎年4月8日(旧暦)前後の休日、各家から一人ずつ出て仁王建て(衣替え行事)をしていました。場所は山の稲荷大明神境内です。今はお面だけが山の下の集落会館に…。

 祀られています。人形道祖神は地域によって呼び方がさまざまですが、ここでは仁王様です(すぐ近くの吉田集落ではワラ人形様と呼んでいます)。役割は同じで、住民の息災と悪病退散を願って建てられます。私は40年ぐらい前に、畑中の仁王様の衣替えを取材したことがあって…。今も鮮明に記憶に残る光景は、しめ縄をなう作業の仕方です。ご神木の枝にかけた縄の両端に男衆がぶら下がり、時に身体を回転させて空中を舞い、そうやって少しずつ縄を太くして立派な太さのしめ縄を作る、躍動感にあふれた作業でした。

 ところで集落会館には2つの面が祀られています。もともと仁王様の顔は目や口や鼻を俵に書いた簡単なものでした。ところが風雨で流れてしまうため、地元の建具師・橋本佐市さんが1923年に木製の面を製作。その後、70数年の歳月で風化が進んだことから、1996年、田口宗之助さんと小田島安治さんが新調したことが伝わっています(由来板より)。新旧の面が隣り合わせで見られる場所はそうありません。
※写真左は往時の仁王様、右は現在の集落会館の面。この写真の左が橋本佐市さんの面。右が田口宗之助さん・小田島安治さんの面。


2025年6月17日火曜日

始まりの泉


 18歳になった年の春、たつこは友だち2人と山菜を採りに山に入ります。でも本当は大蔵観音さまのお告げにあった霊泉を見つけるためでした。はぐれたフリをして北へ北へと足を進めると、たつこの目前に小さな泉が…。

 この写真がその潟頭(かたがしら)の霊泉です。たつこは喜びます。この水を飲めば永遠の美しさを手にすることができる、観音さまはそう言ったのだから…。たつこは泉の水を手ですくい、一口また一口と飲み続けます。すると不思議なくらい全身に力がみなぎり、また飲むほどに喉の渇きが増して…。ハッと気がついた時は既に両手にウロコがはえ、水面に映る姿は大きく口が裂けた悍ましい龍へと変化していました。この霊泉が田沢湖に、たつこは湖の龍神となり今に続きます。

 ところで、木陰でたつこの変化を見ていた友だちが里の母に始終を伝えたこと、これを聞いて母は驚き集落の男どもに助けを求めたこと、娘の捜索は松明をかざして夜も行われたこと、明け方に松明の燃え残りがクニマスになったこと…など、伝説はさらに展開します。どうぞ皆さま、興味本位で泉の水を飲んだりしませんように…。

逝くことは帰ること


 関東で逝った伯母の納骨式。お墓は地元にありますから、逝ったことで帰ることができました。いえ、あの世こそが私たちの故郷で、死んでやっと魂は故郷に帰ることができるのではないかと…。

 そんな風に思ったりしています。何と言うか…、現世は出稼ぎ先みたいなもので魂を鍛える場所、辛かったり嬉しかったり理不尽な体験を重ねる度に、魂の浄化が進んで輪廻転生の準備が整う…、そんなイメージです。

 この年ぐらいになると、あちらに逝く方々には直接お世話になった人も多くて…。少し変ですが、「どうぞお元気で」と心の中でお祈りをしています。

2025年6月16日月曜日

とっぴんぱらりのぷぅ


 亀の井ホテル田沢湖で、県外からのお客さまに伝説お話し会。たつこと太郎のラブロマンスは熱心に聞いてもらえましたが、最後の一言〝とっぴんぱらりのぷぅ〟が理解できないようで…。

 物語が〝これで終わりです〟とか、〝めでたしめでたし〟の意味で、私も〝とっぴんぱらりのぷぅ〟を普段から使っています。でもこれ、実は秋田県以外には通用しない方言で…。もっと正確に言うと、秋田県内でも県南・中央あたりが〝とっぴんぱらりのぷぅ〟で、県北では〝どっとはゃれ〟とか〝どっとはらい〟が一般的だと…。このシメの一言は、例えば岩手では〝どんとはれ〟になり、山形では〝とうびんと〟に変化するようです。

 今日のお客さまの中に岩手から関東に嫁がれた方がいて、「私の母はどんとはれでした」と、ニコニコしながら教えてくれました。それが何だか嬉しくて…。

2025年6月14日土曜日

晴耕雨泉


 じっけん農場の花壇に花の定植。雨が降ってきたので午後の作業はやめて、国見温泉森山荘で露天風呂。ここはエメラルドグリーンの美しい温泉が自慢です。

 標高が850mありますから、天気によっては施設ごと雲の中です。今日がそうでした。ときおり下界の景色は雲粒でかすみ、雨の音と風の音、ブナの葉がざわめく他は、掛け流しの温泉が湯口から流れ出る音だけです。その後に入ってきた盛岡の人としばらく世間話しをして、写真も撮ってもらって…。リウマチの症状が改善したそうで、ずっと森山荘に通っているとのことでした。

 実は国見温泉に入ったのは初めてです。本当に気持ちが良いです。国見温泉はここと石塚旅館しかありません。源泉は同じです。どちらに行ってもエメラルドグリーンの温泉を楽しむことができます。どうぞお訪ねください。

突き破る


 昨日はABS秋田放送えび☆ステの生放送。特集・にかほ新緑ツアーのVTR明けで、「故郷を出て、他県・他国で活躍した人が気づく故郷の魅力」についてコメント。今朝のウォーキングで道路のアスファルトを突き破る竹の芽を見て…。

 番組の特集は、にかほ市を訪ねた藤田アナが獅子ヶ鼻湿原であがりこ大王を見たり、象潟小滝地区の〝まさえんZERO〟でお寿司を食べたり…。その絶品お寿司を握る篠原秀和さんは、この地で生まれ高校を卒業して都内の老舗寿司店で修行。花板さんになった後でイタリアに渡り、自分の店を開くと料理の料理人トップ100に選ばれて…。そんな人生を歩んだ人です。

 VTRを見ていて、直接お話しを聞きたいなあと思いました。篠原さんの人生を拓くエネルギーは何か、篠原さんにとって故郷はどんな存在か…。今朝のウォーキングでも考えながら歩いていて、でも偶然アスファルトを突き破る竹の芽を見て、何か答えに近づけたような気がしています。

2025年6月12日木曜日

美味しさと日持ちの黄金比


 糖分30パーセントのイチゴジャムです。低糖ですがイチゴが持つ甘みで美味しいジャムができました。今シーズンはさらに砂糖の量を減らし、それでも一定の日持ちがする黄金比(折り合い点)を探る実験を…。

 できるだけ砂糖を使わないジャムづくりを目指しています。原料の果実が持つ甘みを引き出し、甘みが足りなかったら水飴や黒糖(サトウキビは栽培中)、干し柿や果汁を加えて食味と品質を保てないかと…。一方で砂糖はジャムの保存性を高める役割を果たしていて、つまり砂糖が減れば賞味期限も短くなってしまいます。この美味しさと保存性の黄金比(折り合い点)を、使う果実と甘味の組み合わせごとに探る実験に着手します。

 この取組みは、あきた100パーセントプロジェクト事業の一環です。原料はもちろん甘味材料も酸味材料も県内産が原則で…。たくさんの課題を克服し商品化できるかなあと、少〜し不安になっています。

赤ミズを探す


 あまり山菜採りはしません。いただきものやスーパーで買ったものを食してきました。山歩きは大好きですが熊もサルもヘビも怖いし…。でも最高に美味しいミズタタキが食べたい!。

 先日、道の駅あきた港でミズ(タタキ用)と表示の1束を見つけました。根から茎のほとんどが赤くて普通のミズとは違うようです。この前つくったミズタタキも赤い根っこの部分を使いましたが、このタタキ用のミズは粘りがさらに強そうな予感がします。この時はババヘラアイスが頭から離れなくて、ミズを買わずにアイスを買って食べながら帰宅(ミズを買っておけば良かった)。それで後になってタタキ用のミズが気になって気になって…。

 道の駅で売っているんだから山に行けばあるだろうと、初めて赤ミズを探して山に入りました。見つけることができませんでした。

2025年6月10日火曜日

鈴木市長と移住・定住を考える


 移住・定住で成果の高い潟上市の鈴木雄大市長と市長室で。私は短パンTシャツ姿ですが、直前まで道の駅てんのうでウォーキングをしていて、うっかり歩き過ぎて時間が迫って…。

 着替える間もなく汗だくで市長室に飛び込みました。済みません。ところで私ども一般社団法人・市民活動あきたは、秋田への移住・定住を定款事業の一つに掲げています。そして私の主張は、「何とかして、秋田市は県外に流出しようとする県民の防波堤になって欲しい」と、いろんなところでお話しをしてきました。仙台や首都圏に出なくても、秋田市内で望む仕事、思い描く生き方が見つかれば県内定住と生活が叶います。 でも先日の会合で「秋田市は地価が高く住居を求めても予算に収まらない…」との意見がありました。だったら通勤可能な秋田市周辺の市町村が居住機能を分担できないか…、こんな風に思っています。実際、潟上市は「5年連続で人口の社会増を実現していますよ」と鈴木市長。どんな取組みがあるのかをお尋ねしたら…、とても丁寧な説明をいただきましたが、ギュッとまとめると住環境の整備、憩いの場所づくり、そして仕事づくりが功を奏しているようです。

 印象的だったのは喫茶店のお話しです。そうだよな、お気に入りの喫茶店があるかないか、こりゃ大きいぞ…。鈴木市長、お忙しい中ご指導ありがとうございました。

トンネルの向こう


 今年で開通50年になる北秋田市阿仁の根子トンネル。国道105号から市道に入りトンネルを抜けると、そこは源平の落人が拓いた村で…。

 隠れ里だった根子集落は、独特な風習と信仰を持つ阿仁マタギ発祥の地、また国の重要無形文化財に指定された根子番楽が有名です。トンネルができるまで、集落と外界は歩いての峠越えしかありませんでした。そんな時代を知る集落の皆さんにとって、このトンネルはどんな存在なのでしょう。記録を見ると、トンネルは基幹農道整備事業で行われました。幅員(トンネル幅)が狭くて、車両のすれ違いはトンネル内に数箇所ある場所で行います。そんなトンネルを通って買い物に行き、仕事に行き、病院に行き…、家を出た青年、嫁いだ人も多数いました。

 50年の間に世界も日本も秋田も大きく変貌し、阿仁も根子も変わりました。この後も変化は続きます。変わらないトンネルと、トンネルの向こうの変化…、いつも少し戸惑いを感じて通っています。