2025年9月23日火曜日

さつまいもが大好きな二人


 さつまいもは収穫が終わった後、土をつけたまま軽トラックで納屋に運び、風通しの良い場所で乾燥させます。母(90歳)と息子(32歳)はさつまいもが大好きで…。

 この乾燥で甘みが増し、長期保存が可能になります。さらに時間をかけて追熟し、新聞紙に一本一本つつんで保管すれば、冬の間も美味しく食べることができます。焼きいも、いも天、大学いも、いもチップ、スイートポテト…。はい、私も二人に負けず劣らず大好きです。

 写真は、息子にどれが美味しいか、杖で指して見立てを教える母の姿です。私は真ん中が太くて両端が細い、紡錘状のさつまいもが一番美味しいと思っています…。

2025年9月22日月曜日

子どもの遊び場づくり①


 写真は岩山パークランド(岩手県盛岡市)です。昔、彼氏・彼女と来た、子ども会の旅行に随行した、そんな皆さんが大勢いるかと…。この空間、大人にとっても子どもにとっても魅力的です。

 以前、中央児童遊園るなぱあく(群馬県前橋市)を訪ねました。日本一安い遊園地として有名で、前橋市が指定管理者に委託して業務運営を行っています。ここも岩山パークランドも、昭和の遊園地感がいっぱいです。遊んでいる子どもの表情も何だか穏やかで…。やはり子どもが年中遊べる場所が欲しい、できたら全天候型の施設があったらなあ、そんな風に思います。

 雪も雨も災害級に降るし、夏は暑いし…。秋田の子育てに遊び場づくりの視点は不可欠です。この後も各地の施設を訪ねてみます。
※岩山パークランドは夏休み等以外は土日祝日の開園


河童の匙


 角館の中川地区でお話し会。主催は三ツ葉婦人会(田口恭子代表)です。久々の市内開催だったので、地元ネタ満載のお話し会になりました。会場の若神子センターは近くを桧木内川が流れていて、河童伝説が多彩です。

 と言うことで、まずは〝河童の匙(サジ)〟と言う民話からスタート。誰も知らないお話しだったようで、皆さん大喜びでした。ザックリ内容をお伝えすると…。「昔、角館小勝田の重兵衛堰周辺は木が生い茂って薄暗く、少し不気味な場所でした。川の流れがよどむ藤の下淵には、悪戯が過ぎる河童も住んでいて…。ある日、河童は勘助の家の馬を淵に引きずり込もうとして、逆に厩に連れて来られてしまいます。そこで主人の勘助に見つかり、必死に命乞いをして、何とか助けてもらいました。この恩義に河童は陶器の匙を差し出します。実はこの匙は、どんな薬も調合できる魔法の匙でした。おかげで勘助は万病に効く薬を売り出し、たいそう儲けたそうです」。

 集まった地域の皆さんから、昔に聞いたお話しを教えてもらいました。楽しい時間をありがとうございました。

2025年9月20日土曜日

世界でここだけの漬け物


 世界中を探しても、たぶん仙北市にしかない特別な漬け物、胡桃の味噌漬けをいただきました。写真で分かるように殻ごと漬け込んで殻ごと食べます。

 大変な時間と手間をかけ、やっと漬け上がる胡桃の味噌漬け。作業の開始は梅雨の頃で、まず青々と鈴なり状態の実をたたいて落とします。この時の殻の中は透明でゼリー状です。実は20日程度かけてアク抜きをします。毎朝一番で水を取り替え、そこに小糠を一掴み投げ込みながら…。最初は真っ黒だった水の色が変わらなくなった頃、スノコに上げて乾燥させます。黒い実になった胡桃は、味噌の中で3年眠り続け幻の漬け物になります。

 ご馳走してくれた下田三千雄さん(仙北市角館白岩)によると、もう漬けている人は他にいないかも…と。味は外見ほど塩っぽくなく、むしろ味噌(豆と米)の甘さが口に残ります。絶品です。


2025年9月19日金曜日

新・秋田弁講座


 一般社団法人市民活動あきたが、関東学院大学の島澤ゼミ受け入れで初めて行った「新・秋田弁講座」。人体の各部位を秋田弁では何と呼ぶのか、これをゲームにしてたら…、かなり盛り上がりました。

 例えば、「なじぎ」はどこを言った秋田弁か、「どのごぼ」はどこか…。それぞれを書き込んだシールを作り、主に首都圏出身のゼミ生が市民活動あきたメンバー(写真は鈴木達朗さん)の身体に貼っていきます。その様子を見守る地域のお母さんたちから、ゼミ生にたくさんのアドバイスが飛んで…。

 他にも「まなぐ」、「おどげ」、「ひじゃかぶ」、「あぐど」…、秋田弁ってホントにいいなあ。

2025年9月18日木曜日

島澤ゼミの市内合宿③


 「移住定住、そして起業」をテーマに、3日間の市内合宿を行った島澤ゼミ(関東学院大学経済学部)。最終日の今日は田口知明市長(写真中)、泉谷衆まちづくり課長(写真右)、松澤俊和商工係長(写真左)に出席をいただき…。

 行政の現状認識と政策内容、目標値の設定根拠などについて議論を交わしました。都市部と地方都市・農村部では、移住定住や起業の意味合いも役割も全く異なること、さらに仙北市の優位性と劣位性、人口の多少がどう作用するか、そもそも町の魅力や、そこに暮らす人々の人間性…。さまざまな視点からの質疑が続きました。観光資源に恵まれていること自体ポイントは高いのですが、自分の中のやる気や家族のタイミング、そして会いたい人や幸せにしたい人の存在…、そうですよね。

 今回のゼミ合宿は、多くの市民の皆さんからご協力をいただきました。仙北市はじめゲスト・ティーチャーをお引き受けいただいた方々に、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。

2025年9月17日水曜日

島澤ゼミの市内合宿②


 島澤ゼミ(関東学院大学経済学部)の仙北市合宿2日目。午前はお母さんたちの勉強会「こみっとカフェ」(松舘文子代表)に参加し、午後は移住者の会の代表や市内で起業に成功した2人の社長をお招きして…。

 ゼミ生はお母さんたちとの交流(写真上)で、先ずは地域課題を共有しました。特に交通手段の確保や除雪対策、空き家対策などで新たな制度が必要と考えた様子。また移住者の会の土屋和久代表(写真下右)や㈱遊名人の東風平蒔人社長(写真下中)、㈱リベンリ秋田の櫻井誠社長(写真下左)が出席した「移住定住・起業者懇談会」では、合宿に参加したゼミ生19人が全員質問を行い…、2時間にわたる長丁場の懇談会になりました。移住や起業の動機、仙北市を選んだ理由、成長戦略の描き方…、様々な質問に丁寧にお応えいただいた土屋さん、東風平さん、櫻井さん、本当にありがとうございました。

 仙北市での合宿が、皆さんの人生やビジネスプランの実現に役にたったら嬉しいです。島澤ゼミ生ガンバレー!。