2025年7月30日水曜日

雨乞石を守る七種木


 今日の仙北市角館は38.1度、観測史上で最高記録です。あぁ一雨ほしい…、と言うわけで最後の手段です。田沢湖の御座石神社鳥居横に鎮座する雨乞石(あまごいいし)を訪ねました。この石を守る七種木(なないろぎ)は…。

 まず雨乞石ですが、これは看板(倒れてる…)で分かるように、潮神を祀った石です。潮の流れを司っています。潮の流れは風の流れ・雲の流れで天候と表裏です。たぶん大昔に雨乞いの儀式でこの石を使い、中央の長方形のくぼみに田沢湖の水を満たし…、ご祈祷を行ったのではないかと想像しています。分からないのは七種木です。看板には「雨乞石を守るため、七種類の木が一株から自然に生えた」とあります。

 何か悪しき存在が雨を降らせるために儀式を行う、それを阻止するために、松・杉・桜・槐・えご・ 榛・梨を芽吹かせたのでしょうか。だとしたら、まるで黒澤映画の「七人の侍」です。農民を守り、地域を守り…。雨乞石と七種木、お話しができたら聞いてみたいことばかりです。

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