思った結果にならなかった幾つかに再チャレンジです。サトウキビは黒糖づくり、そして株の冬越しと再生栽培、バタフライピーは翌春に植える肥えた種育てで…。
どちらも南国の植物ですから、秋田の気候で栽培が難しいのは当たり前。黒糖は前回で手応えがありますが、問題はサトウキビの再生栽培です。サトウキビは1回植えると3年程度はその株から新芽が萌芽し、充実した茎に成長することが知られています。しかし秋田では刈り取りした後の株の越冬が厄介で、前回は雪の下に放置したまま春を迎えましたが…、新芽は大きくなりませんでした(雪の中で新芽が出たことは確認済)。これは対応策が必要です。バタフライピーは、肥えた自家採種の種を採ることが目標です。昨秋に採取した種は今春も使ってみましたが、発芽率が低く成長後も弱々しい苗でした。採取した時、市販の種より薄いなと感じました。丸まる肥えた種を採るタイミングをあれこれ試しています。良い種は良い苗になります。農業は苗半作(作物の出来の半分は苗で決まる)ですから。
秋田の農業は可能性が広がっています。米価高騰で農家の米づくり意欲は増していますが、それは一方で転作作物の生産力を減少させる要因になりかねません。こんな時こそ次代の農業の姿を模索する必要があります。気候変動をマイナスだけに捉えない、そんな農家のチャレンジが必要です。


0 件のコメント:
コメントを投稿