静かに送り火を焚き、ご先祖さまと一緒に過ごした数日を振り返りました。お盆はあの世と現世の境が揺らぎます。ふと、昔きいたお話しを思い出しました。それは…。
お盆の真夜中、日中にぎわった観光客の姿もない角館武家屋敷での出来事です。一人で星空を見ようと近くの旅館から散歩にでた男が、後ろから近づく人の気配に気がつきました。それがザッザッという重い足音、ジャラッジャラッと擦れ合う甲冑(鎧)の音だっだと…。後ろを振り返ってみても、そこには誰もいないのです。
音の主は、お盆に帰った角館武士の魂だったかも知れません。

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