JA秋田おばこ美郷町エリア女性部の趣味講座でお話し会。今回は町内畑屋の安城寺に伝わる「喜兵衛の踊る猫」も紹介しました。このお話し、お酒好きな喜兵衛さんが六郷の居酒屋でいつも以上に呑んで…。
ふらふら千鳥足で自宅に帰る途中の出来事です。時刻は夜半過ぎ、塚の辺りまで来ると笛や太鼓や三味線の音が聞こえます。夜目に目を凝らすと、狸や狢や猫が集まり輪になって踊っているではありませんか。さらに良く見ると、その輪の中には喜兵衛さんの家のミケもいます。これは大変、ミケも14歳ですから化け猫になってしまった…。そう思った喜兵衛さん、次の日の夜は戸締まりをして、ミケが出歩けないようにします。でもミケはかるがる抜け出して、また夜のお祭りに出かけてしまって…。
夜中に塚の辺りを歩くと、今でも笛や太鼓や三味線の音がした…、そんなお話を最近も聞きました。
※上記と「されど、化け猫は踊る」(かたやま華和さん著:集英社文庫)と直接の関係はありません。

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