2015年5月31日日曜日

今年もフラワーロード咲かせます

今日は「花の日・フラワーロード花壇一斉植栽」でした。皆さん本当にご苦労様でした。これまで約半世紀にわたって続いている花いっぱい運動ですが、雨の中の植栽は余り記憶がありません。自分的には、昨夜から今朝の開会式(写真)まで降った雨のおかげで、「こりゃ花にとっては絶好のコンデッションだ!!」と喜んでいました。でも子ども達やディスクワークの方々、花の市に出店してくれた皆さんにとっては歓迎できない気候だったかも…。

 昨年は全くのピーカンで、熱中症を心配するほどの暑さの中の作業でした。これは辛かった。今年は天候の回復も予測しながら、カッパ上下のフル装備で向かいました。途中から雨も上がり、カッパは中から蒸れてきて、これまた都合良くサウナ状態です(これまで順調に減量できていたのに、ここ1ヶ月は体重が動かない。)。

 多くのボランティアをいただき、今年も予定した時間よりも早く作業を終えることができました(10時20分)。この後も、花の管理などでお手数をおかけします。
 ありがとうございました。

秋田の奇跡

  昨日は、東北六魂祭で秋田市でしたが、帰りに少し寄り道をして、添川のカトリック修道院聖体奉仕会を訪ねました。我が家は仏教徒で、また日頃から信仰心も全く薄いので、「物見遊山で叱られないかなあ」とビクビクでした。でも、それ以上に世界からわざわざ訪ねる人の多い「涙を流すマリア像」に興味があって…。

 「涙を流すマリア像」が秋田の奇跡と言われて久しくなります。1973年から修道女の方の手の平に聖痕が浮き出たり、木製の聖母マリア像が涙を流したり、マリア像の周囲に良い香りが漂ったり、101回の奇跡が1984年まで続きました。
 秋田大学で涙の成分分析を行い、学術的な見地から水蒸気等の自然現象ではないことが実証され、1988年には、バチカンが聖母出現の聖地として正式に認定したそうです。

 聖体奉仕会は和風建築の建物で、お隣にある日蓮宗のお寺とよく似ています。恐る恐る玄関を開けると、「ご自由にご覧ください」の張り紙。ホッとして靴を脱いでいたら、「どうぞどうぞお入りください」と、女性が出てきてくれました。穏やかで優しいおばあちゃんと言った感じ。シスターなのでしょう。「興味本位ですけれど良いでしょうか」と尋ねたら、「ゆっくり見物していってください」とのこと。木製のマリア像まで連れて行ってもらって、また色々な説明をしてくれました。「涙を流すぐらいの聖像ですから、敬虔な教徒の方の作品ですか?」と聞いたら、「この像は若狭三郎さん(秋田市在住の彫刻家)が彫ったもので、若狭さんご自身はカトリック教徒ではないんです」とのお答え。しばらく世間話をした後で、隣のマリア庭園を散策させてもらいました。

 気持ちの良い日本庭園でした。写真のマリア像はこの庭園の中に立っています。涙を流すマリア像は教会の中にある小さな木像です。お間違いのないように。

東北六魂祭で西川区長があいさつ

  写真は、東北六魂祭のオープニングセレモニーであいさつをする、西川太一郎・東京都荒川区長(東京都23特別区会長)。正式な東京都民の六魂祭応援は、今回が初めてになりますが、その意味(理由)を代表して西川区長が言葉にしました。以下は、西川区長のあいさつ概要です。

 ~東京都荒川区長の西川です。私は秋田の皆さんに育てられた人間です。石田博英先生(大館市出身の政治家:労働大臣・運輸大臣・内閣官房長官など歴任)に学び(秘書)、今日があります。東京は東北で生まれ育った優秀な人材を吸収し、首都機能を維持しています。東北が元気な未来を手にしなければ、東京も潰れてしまいます。23区都民600万人の東北応援の気持ちをお届けし、共に手を携えて東北復興に取り組む決意を、ここにお集まりの多くの皆様に固くお約束し、ごあいさつとします~。

 力強い言葉に感動しました。

※西川太一郎:1942年5月27日生まれ。現在は東京都荒川区長(3期)、東京都特別区長会会長。衆議院議員(3期)、東京都議会議員(4期)、経済産業副大臣(第1次小泉改造内閣)等を歴任。

2015年5月30日土曜日

国道整備の期成同盟会

昨日は「国道46号地域高規格道路田沢湖~協和間整備促進期成同盟会」と、「国道105号地域高規格道路大曲~鷹巣道路整備促進期生同盟会」の2つの通常総会を開催しました。特徴的だったことは国道46号期成同盟会の発展的解散です。

 国道46号期成同盟会は昭和60年に組織されました。当時の構成メンバーは協和町・角館町・田沢湖町だったと記憶します。それが平成の合併で大仙市・仙北市の構成となり、活動を継続しながら危険箇所の改良や角館バイパスの竣工を実現してきました。
 今後も、田沢湖卒田~生保内間の整備改良(刺巻地区)や第2仙岩トンネルなど、事業化に向けた取り組みを、さらに強力に推進しなければなりません。しかし国の道路事業に関する予算は、東日本大震災の復興経費の確保も重要で、新たな地区での国道改修への配分は相当難しい状況です。また国の事業採択では、地域の声はもちろん大切ですが、広域的な始点から必要性を精査する作業手順が新たに加わるなど、道路行政自体が同盟会設立時とかなり違ってきています。

 これらに対応するため、今回の総会で同盟会を平成27年度末までの活動とし、平成28年度からは大仙市・仙北市に加え、秋田市・盛岡市・滝沢市・雫石町の6市町で活動に取り組むこととしました。県都間を結ぶ重要路線としての位置付けを明確にし、その中で刺巻地区や第2仙岩トンネルの事業化を進めます。皆さんのご協力をよろしくお願いします。

2015年5月29日金曜日

戸沢サミット・総合教育会議・運営体協議会…

昨日は会議か重なった1日でした。戸沢サミットin仙北(8月17日~18日)の実行委員会初会合を午前に開催し、行事内容や両日の日程、来賓リストの協議を行いました。戸沢氏直系の戸沢充・友子夫妻、庄司永健氏(俳優)をはじめ、茨城県高萩市長・議長、同小美玉市長・議長、山形県新庄市長・議長、岩手県雫石町長・議長へ参加を呼びかけます。もちろん市民の皆さんのご参加をお待ちします。

 午後一番は仙北市総合教育会議です。昨年「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」が公布され、今年4月1日から施行されています。これは連続して起こる学校内のいじめが発端となった対応と言われていますが、教育行政の責任体制の明確化や迅速な危機管理を促すもので、地方自治体の首長が会議を開催できることになっています。
 会議では、これまで懸案となっていたスポーツ振興の在り方や小規模学校の統合問題、中央公民館構想などについて、かなり突っ込んだ協議ができました。

 総合教育会議が終了後、地域運営体連絡協議会(写真)です。会議では、除排雪対策の仕組みを改善して欲しいと言う意見、各地で取り組む特産品づくりで収益があがった場合の会計の考え方、地域資源を活用した新ビジネスの発想など、活発な議論になりました。
 地域運営体は制度を整えてから5年が経ちました。これまでの取り組みを足場に、次の段階に進もうとしている皆さんの議論に感動しました。

2015年5月27日水曜日

チャレンジデー参加率51.13パーセント

仙北市民の皆さん、チャレンジデー本当にご苦労様でした。午後10時時点(ほぼ最終)の集計では、参加率51.13パーセントです。素晴らしい成績です。

 対戦相手の神奈川県松田町も大奮闘だったようで、接戦の状況と聞きます。が、僅差で仙北市の勝利との情報もあります。詳しくは後でアップします。

※写真は本日お昼休みの田沢湖庁舎の様子。全庁あげてラジオ体操です。ずうっと奧に自分がいます。

せんぼく夢牧場から秋田牛初出荷

仙北市の農業構造の改善や6次化を進める良質原料の生産、農業と観光の融合などを目指し、市長着任直後から情報収集を重ねた畜産団地構想は、4年前に北海道鹿追町で先進的な畜産経営をしていた大平畜産工業(川合昭夫社長)との出会いで、大きく前進しました。県やJA,地元金融機関の皆さんなど、多くの方々のご協力をいただきながら、秋田せんぼく夢牧場が設立(あの時は本当に地域の皆さんにご迷惑をおかけしました)し、昨年冬からF1種(和牛と乳牛の交雑種)の出荷が始まっていました。そして26日、念願の黒毛和種(秋田牛)の出荷が始まりました。

 義平福の全国第2位を契機に、秋田県の統一ブランド「秋田牛」の生産体制が強化される中、肥育頭数600頭を誇る夢牧場は、中核団地として大きな役割を果たすはずです。県内の若手畜産家の間では、夢牧場をモデルに(これほどの規模ではないにしても)、新たな団地造成を考える人が出始めたお話しも聞きます。秋田県にとって本当にありがたい動向です。
 初出荷のテープカットには、堀井副知事や藤村JA秋田おばこ組合長、地元集落の代表の皆さん等も参加してくれました。関係者が見守る中、大型トレーラーに積み込まれた頭数は18頭で、県食肉流通公社と横浜に出荷されました。今後はコンスタントに月30頭を出荷する予定と聞きます。
 川合社長には、「市内ではレストラン等で使いたいというお話や、ぜひ食べたいという市民の声を良く聞きます。またふるさと納税ふるさと便の返礼ギフトとしても活用したいので、どうか今後は市内流通の仕組みを構築してください」とお願いしました。川合社長にはご快諾をいただきました。

 夢牧場本体の経営が安定した後のステーキレストラン構想、地元農家から供給される飼料米活用構想、堆肥センター構想など、これからも雇用を生み出す環境づくりを進めます。

国道46号の新たな取り組み

国道46号の整備を加速しなければいけません。県都・秋田市と県都・盛岡市を結ぶ交流の最重要課題です。これまで46号は「国道46号地域高規格道路田沢湖・協和間整備促進期成同盟会」で要望活動を行ってきました。構成組織は大仙市長・大仙市議会議長・仙北市長・仙北市議会議長などです。

 皆さんの熱心な活動が功を奏し、協和地区での改修や角館バイパスも実現しましたが、さらに提案していた刺巻地区の改修、第2仙岩トンネルの着手、岩手・秋田の県都間全線の高速化など、現在の活動を拡充する必要があるとの思いで、新構成メンバーに岩手県側から盛岡市・滝沢市・雫石町、そして秋田市にも参加をいただきたいとお願いに回りました。各自治体の市町からもご理解をいただくことができました。ありがとうございます。

 来る29日の「国道46号地域高規格道路田沢湖・協和間整備促進期成同盟会」総会で経緯を説明し、新たなスタートを切りたいと考えています。今後は同路線について、地元の皆さんの高速化と安全対策の必要性を、大きな声として結集する土台づくりが進みます。
 ご協力をどうかよろしくお願いします。
※写真はイメージです。

駒ヶ岳の山開きに向けて

写真は、6月1日の駒ヶ岳山開きに向けた、様々な安全対策をお知らせするポスターやチラシの一部です。昨年、山開きの初日と二日目に滑落事故が発生していること、また駒ヶ岳の噴火を心配する愛好者に正確な情報を提供しようと、準備を進めてきました。

 誰が入山しているか分からなくて…、そんな状態にならないよう、先ずは登山届けをしっかりと提出していただきたいと思います。登山届けは「アルパこまくさ」と「八合目休憩所」に設置しています。また秋田県警と連携し、仙北市のホームページで「防災」のアイコンから進めば、登山届けが書けるようにしました。もちろん火山情報も逐次更新して皆さんにご覧いただけます。安全な登山経路の指定や誘導看板もかなり充実しました。

 万が一、噴火した際に使用いただきたいと、ヘルメットも装備しました。「アルパこまくさ」に20個、「八合目休憩所」に30個、「阿弥陀池避難小屋」に74個です。
 ヘルメットの色は赤です。赤ヘルは遠くからも目立ちます。

たざわこクラフト市が大盛況

先週の土曜日~日曜日に開催された「たざわこクラフト市」の様子です。今年で4回目となるそうですが、本当に楽しい催しです。会場は湖畔の思い出の潟分校。県内外から様々な分野の作家さんが出店していて、お目当ての出品物を買いに遠くから来てくれるファンもいます。

 最近、時間を見つけながら、若手作家(手工芸や陶器、食品加工、衣類…)さんが集まる場所を訪ね歩いています。近くはたざわ湖芸術村の手づくり市、盛岡の鉈屋町内手づくり市てどらんご、遠くは都内高円寺の高円寺フェスや井の頭公園のアートマーケッツなど、町歩きが10倍楽しくなります。ちょっとのぞいて冷やかして…。でも作家さんとの会話で新たな発見が幾つもあります。

 仙北市内でも、そんな取り組みをたくさん実現できないかなあと、そんな風に思っています。今回のクラフト市は、地元の皆さんも万全の協力体制で、分校前のグラウンド(駐車場)への車両誘導は、お馴染みの皆さんが総出で汗をかいていました。

 自分も参加したいなあ。先ずは古本の青空市かなあ。

2015年5月22日金曜日

国際ドローン展に参加

昨日、一昨日と長野と東京で仕事をしていました。長野は「伝統的建造物群保存地区協議会総会」、東京は「全国自治体病院開設者協議会」や「第1回国際ドローン展」への参加などです。どの場面も大変に重要なものとなりましたが、ドローンについて少し説明をします。

 どうしてドローン展に出席したか、それは仙北市の近未来技術実証特区指定で、ドローン開発等の取り組みを計画していることがあります。これは地方創生特区で国有林を民間解放する動きと連動して、もうすぐ法律のもとで、広大な環境を活用した未来技術の開発作業が仙北市で始まります。そのドローン開発が、現在どのくらい進んでいるのか、実際に確認したかったこともありました。

 驚いたことは、既に自律型(搭載したセンサーなどで障害物を避けながら飛行できる)ドローンが開発されていて、間もなく運用が始まろうとしていることです。写真は橋梁の底部を自律飛行し、亀裂や破損など危険な状況がないかを判断・管理できるドローン。自律制御システム研究所(野波健蔵社長)が開発しました。野波社長は、世界第一線でドローン開発を牽引する研究者です。今回は会場でお話をお聞きできる場面もあり、とても勉強になりました。

2015年5月20日水曜日

温泉事故の調査委員会発足

3月18日、カラ吹き源泉で起こった温泉事故にかかる「事故調査委員会」が発足しました。メンバーは林信太郎委員長(秋田大学教育文化学部・火山地質学教授)、野上健治副委員長(東京工業大学火山流体研究センター・火山化学教授)、高橋訓之委員(秋田県仙北地域振興局長)、齋藤榮二委員(大曲仙北広域消防角館消防署長)、佐々木幸司委員(仙北市温泉利用連絡協議会長)、大森輝男委員(三菱マテリアル資源・環境・エネルギー事業部ボーリングセンター副所長)の6人。

 会議が始まる前、参加者全員で黙祷を捧げました。その後、各メンバーへ委嘱状を交付し、自分は「絶対に起きてはいけない事故でした。亡くなった改めてご冥福をお祈りいたします。この後、二度と起こしてはいけない事故で、どうか調査の課程で原因を究明し、また再発防止策についてもご指導をお願いします」とあいさつをさせていただきました(写真)。

 各機関の報告で、野上副委員長は「事故直後から現場で調査を行ってきましたが、高濃度の硫化水素ガスが滞留していていました」と述べ、このガスを吸い込んで3人が亡くなったと説明をしました。齋藤委員は事故報告が入ってからの消防署員の救助活動の概略を、また高橋委員は昨年12月に組織した利用連絡協議会の活動などを、それぞれ報告しました。その後の委員協議では、集湯槽や分湯槽、引湯管など全ての施設で硫化水素ガスの濃度測定を行い、改良を加えることが必要な施設を特定することなどを話し合いました。

 調査委員会は今後も会議を重ね、8月を目処に報告書をとりまとめる予定です。自分は最終報告に至らない中にあっても、施設改修など指摘をいただいた対策は逐次講じることを約束しました。

2015年5月18日月曜日

地域審議会の準備が整って

5月14日、第5期の地域審議会の第1回合同審議会を開催しました。地域審議会は市町村の合併の特例に関する法律に基づいて、仙北市誕生以前の旧町村ごとに設置が義務づけられた法定会議です。同審議会で、新市建設計画の変更や達成状況を議論したり、基本構想の作成に意見をいただくなど、その役割は大変に重要です。

 今回の顔合わせ会は、各地域の委員への委嘱状の交付、各地域の委員長・副委員長の決定、共通課題の意見聴取、また今後の日程などを決める案件だったため、各地域合同での開催としました。お忙しい中、皆さんご参加をいただき本当にありがとうございました。 
 各地域で協議の結果、委員会の委員長と副委員長は、次の皆さんに決定しました。

○田沢湖地域審議会
・委 員 長 中村 正孝
・副委員長  三浦 久
○角館地域審議会
・委 員 長 小林 郁男
・副委員長  後藤 瑞子
○西木地域審議会
・委 員 長 門脇 健郎
・副委員長  赤上 マツ
  (敬称省略)

 その後、人口減少対策、また地方創生特区について意見聴取や説明を行いました。活発な議論をいただく準備が整いました。

2015年5月13日水曜日

温泉施設で起きた事故対策について

今日は臨時議会でした。案件の主なものは、3月18日に温泉施設で起きた事故の対応策と予算です。返す返すも起きてはいけない事故でした。作業にあたった方々の手落ちではなく、市の安全対策が長い時間の経過の中で劣化し、温泉供給事業の危険性に対応できていなかった…、そんな思いで対策を続けています。

 事故が起きた後、改善できることは既に行っています。作業管理マニュアルの策定とその周知、ガス検知器など機材の購入、分湯槽作業の外部委託の準備、分湯槽施設自体の改善などは済んでいます。しかし現地がこれまで雪中に埋もれていたことから、引湯管や周辺の環境調査など確認できなかったものもあって、温泉事業を安全に継続するには、第三者による調査活動が必要と判断しました。そこで「カラ吹き源泉事故調査委員会」を設置したい旨、議会にご相談をしました。調査委員会には、事故原因や発生状況の経過について詳らかにしていただき、二度と同じ事故を起こさないための改善策・事故防止策について、ご指摘をいただきたいと考えています。
 また、市の業務の中で起きた事故だったため、ご遺族に対してしっかり対応しなければいけないとの思いから、国の弔慰金制度を準用して弔慰金を支給させていただきたいことも、議会にご相談しました。
 これらについて、総額で約2200万円の予算案は、議会から全員一致でご可決をいただくことができました。

 第1回事故調査委員会は、5月19日の開催を目途に準備を進めます。

2015年5月11日月曜日

チャレンジデーの対戦相手は神奈川県松田町

何をしているかというと…。5月27日に取り組むチャレンジデーで、対戦相手になった神奈川県松田町の本山博幸町長と、電話で「よろしく!」のエール交換風景です。

 本山町長とは初めてのご挨拶でしたが、年が自分よりも9歳お若いこともあって、堅くない会話ができました。それに共通の友人もいることが分かり、「チャレンジデーをご縁にお互いの町を訪問し会おうね」の約束まで交わしちゃいました!。

 松田町の人口は約1万2000人。北は丹沢大山国定公園・西丹沢山系のふところに抱かれ、南は酒匂川流域にひろがる豊穣な足柄平野で、古くから交通の要衝として栄えた自然と文化の調和する美しい町です。昨年初めてチャレンジデーに取り組み、42パーセントの参加率を上げたそうです。それには様々な仕掛けがしてあって、例えば役場の各課が独自にチャレンジデーのメニューをつくって、町民の皆さんに参加してもらうとか、町民が主体的に参加者の掘り起こしを行っているとか…。これは強敵ですよ。

地方創生と地域運営体

昨日、桧木内地域運営体(野中秀人会長)の通常総会に参加しました。平成22年4月に「仙北市地域運営体設置要項」を制定後、8月には桧木内地域運営体が設立になっていて、今年は5周年です。様々な議論がある中、まさに運営体活動は地域の核になると確信しています。

 野中会長はあいさつで、「地方創生が全国で叫ばれています。地域課題を解決するために、私たちは地域内で、それが例えば小さな活動であっても全力で取り組んできました。それが地域再生、地方創生につながると思います。今年もどうかご協力をお願いします」と話していました。
 自分は「地域運営体が地域で行ってきた取り組みの中で、全市展開する必要があるものを幾つも見せていただきました。桧木内地域運営体が実施した婚活列車からヒントをいただき、今年度は首都圏の女性の皆さんをお招きして、市内の男性との出会いの会を企画しています。また市が全国の中で地方創生特区に指定をいただくことが決まって、ますます地域運営体との連携が重要になっています。協働のまちづくりを共に手を携えて進めましょう」と、お話をさせていただきました。

 桧木内地域運営体は、全集落の代表者(行政連絡員)や、婦人会、老人クラブなど多彩な皆さんが加盟して組織されています。その成果は着実に見えてきています。

2015年5月6日水曜日

北限のユキツバキ群落

写真は、北限のユキツバキ群落です。この花の開き方から、一週間ぐらい早い頃に最盛期を迎えていた様子がうかがえます。場所は仙北市田沢湖の院内岳山中(国有林内)です。地元の皆さんは、昔から一帯を椿台(ツバキダイ)と呼んでいます。

 東北森林管理局では、 平成5年4月に当地区を植物群落保護林に指定しました。これより以前、平成38年の2月には、秋田県がユキツバキ自生北限地帯として天然記念物に指定しています。
 昔を知る古老のお話では、若い頃は山が全部ツバキだったそうで、花の赤と葉の緑の景色を今も思い出すと言っていました。今はそんなボリュームはありませんが、それでも数年前に来たときよりも、何だかツバキが大きくなっているような、拡大しているような、そんな風に見えました。

 まだ数日は咲き続けると思います。場所は辰子生誕の地から林道に入り、しばらく走って橋を渡るT字路を右折。ここが椿台林道の始点ですので、あとは林道を走るだけ。途中に石置場沢の標識もあります。終点には営林局で建てた立派なユキツバキ看板があって、その看板の脇に木道が数メートル整備されていています。ただし林道は、今のところ洗掘や倒木が数ヶ所あり、「ユキツバキ観賞にどうぞ」とはお進めできない状況です。

2015年5月5日火曜日

仙北市は花のまち

角館の桜まつりは、今日が最終日です。また刺巻湿原のミズバショウまつりは明日まで、八津・鎌足のカタクリ群生郷は3日にお祭りが閉園しています。今年はどの花も早咲きで、見頃は連休前半になりました。多くの皆さんにご来市をいただき、ありがとうございました。

 写真は今日の午後に武家屋敷通りで撮影した写真です。桜がなくなった後は、目に染み込むような「緑ふる角館」になっていて、歩行者天国と言うこともあり、大勢の皆さんがまち歩きを楽しんでいました。個人的にはこの情景が大好きです。

 この後、院内岳山中のユキツバキが満開を迎え、そして生保内公園つつじ祭りが5月中旬からスタートします。6月には駒ヶ岳が山開きし、夏山に登れば驚くばかりの美しい高山植物帯を楽しめます。国道沿いや町内・集落で取り組む花いっぱい運動もあわせ、仙北市は花のまちと呼ぶことができると思っています。