2013年2月28日木曜日

平成25年度市政方針①


 市議会が始まっています。何度かに分けて、議会冒頭で市民の皆さんに向けて発信した市政方針の内容をお伝えします。

◇第1章 政策の基本方針
 平成25年度は、JRデスティネーションキャンペーン、種苗交換会、国民文化祭プレイベントなど、大規模なイベントが目白押しです。仙北市にとって、交流人口を拡大し、冷え込んでいる経済活動の回復と好転の弾みとなる絶好のチャンスです。全ての市民、地域全体で「ようこそ仙北市へ」の気運を盛り上げ、受入体制を万全に市民総参加によるイベントとして関連事業に取り組みます。
 一方、市民生活に密着した身近な施策は更に重要です。
  市民生活の安定は、産業の振興と雇用の場の確保による強固な経済基盤があってこそ成り立ちます。だからこそ市民所得の向上策は、第一に取り組まなければならないものです。定住の循環という考えの基、市民の所得を上げるための目玉として進めてきた6次産業の振興は、蒔いた種が芽吹いていて、開花、収穫はそう遠くないと感じています。これを軸に、農業、商工業の地場産業の振興を強力に進めていきます。それと同時に、仙北市ブランドと好立地を売りにした、大規模肥育牛団地整備事業など、独創性と将来性を併せ持つ新たな産業分野にも進出します。
 福祉や医療、教育分野においても継続事業を充実させることに加え、新規事業を取り入れるなど、ステップアップを図ります。中でも、子どもを安心して産み育てられる環境づくりは、市の活力を興す子育て世代にはとても大切です。在宅の子育てや保育園入所待機児童の家庭でもサービスが受けられるよう手厚い制度を創設するほか、子どもたちの身体を守る保健や医療でのサービスも強化します。
  また、市民が常に安心感を持って快適に暮らせるまちづくりも着実に進めます。水道未普及地域の解消に向け、八割地区の水道施設整備に着手するほか、道路網、下水道の整備等、大規模なものから事細かなものまで広範囲に渡るインフラ整備を確実に進めます。災害対策では、農地、林地等の排水対策事業や空き家を台帳で管理、巡回指導を行うなど、自然災害等を未然に防止することにより安全な市民生活を確保します。
 今まで述べてきたものは、喫緊の課題解決に向けた基本的な考え方と取り組みの一例です。このほかにも市民の意見、要望を踏まえた質の高いサービスを提供します。
 今年は、市長として任期締め括りの年です。時間はあと僅かですが、残された期間、今まで以上に市民一人ひとりの声に耳を傾け、市民とともに歩むまちづくりを肝に銘じ、最大限の成果を出すため、市職員とともに一丸となって行政運営に取り組みます。
※写真は「もちっこバイキング」の準備を進めるお母さんたち(八津かたくり館)。

2013年2月23日土曜日

五十嵐農政局長のお話


 東北地方整備局(国土交通省)、東北農政局(農林水産省)、東北経済産業局(経済産業省)の各局長が出席し、現状の分析と将来展望などをお話しいただいた会に出席しました。東北整備局長の徳山さん、東北経済産業局長の山田さんは、このブログでもお馴染みなので、東北農政局長の五十嵐さんのお話をほんの少しご紹介します。

 五十嵐太乙(たいいつ)さんは群馬県のご出身。東京大学を卒業し農林水産省に入省。昨年9月に現職に着任しました。今回は「しあわせの農村建設…唯物論と観念論」と題した講話でした。何やら他の皆様とトーンが違います。50分の時間の中、カントやヘーゲル、マルクスなどなど、昔、倫理社会か何かで聞いたことのある哲学者のお名前が続出します。よくよく聞いていたら、「地域社会、特に農村社会には、その昔、健全な魂があった。一人ひとりが役割を果たす場があった。しかし時代が進むにつれて地域から人が減り、活力が萎んでしまって現在に至った。農林水産省がやらなければいけないことは、農村の幸せづくりだ。個人と社会がどんな関係になったら、人は幸せになれるか、それを考えなければいけない。行政マンは誰かに幸せになってもらうために仕事をしなければいけない。オランダは農業を知識集約型産業に転換し、世界第2位の農産物輸出額を実現した。日本も1次産業単独ではなく、川下の食品産業等と結びついて、地域の収入基盤を強化する必要がある。そのモデル的な取り組みは既に始まっている」…。こんな内容です。もっと時間をいただいて、じっくりとお聞きしたいお話でした。
※写真が暗くて済みません。スクリーンの左にいるのが五十嵐局長です。

2013年2月21日木曜日

仙北市の平成25年度当初予算案


 昨日午後の記者会見で、仙北市の平成25年度予算案概要をお伝えしました。一般会計規模で188億2,000万円は、市政誕生後の最大予算額です。市民の生活を支え、産業育成と地域の活力づくりを進めたい、どこの自治体よりも元気な市民の皆さんの営みで市勢全体をパワーアップしたい、そんな思いで12月から予算編成に取り組んできました。
 ただ昨年末の政権交代や秋田県知事選挙の関係で、国・県の予算は制度や政策の詳細が未だ不透明です。国の補正は2月中に、同じく当初予算は5月中に、県の予算は選挙後に明らかになります。それまで市の予算づくりを待つことはできませんから、平成24年度の補正予算の追加予算、また平成25年度当初予算の補正予算など、今後は編成が必要になります。経済対策を見据えた予算案です。

 少し予算の内容をご紹介します。
■継続事業:岩瀬北野線整備、各交通基盤整備、道路改良・河川改良、光ブロードバンド整備、農業夢プラン推進、ふれあいの森整備、住宅リフォーム促進、小学生までの医療費支給、各種予防事業、クニマスプロジェクト、弘道書院復元調査、地域運営体活動などなど…。
■新規事業:大規模肥育牛団地整備、角館駅東西自由通路整備、新規道路・河川事業、市民会館改修整備、全市LED街灯整備、保育園待機児童支援、在宅子育て支援、障がい者タクシー利用券給付、訪問看護ステーション整備、人工透析通院支援、病院建築負担金(厚生連)、種苗交換会費用、キャリア教育・ふるさと学習支援、国民文化祭推進費、JRディスティネーションキャンペーンなどなど…。市独自の雇用創出にも取り組みます。
■特別会計:神代地区への水道拡張や公共下水道対整備などなど…。
■企業会計:病院建築や新医療機器導入経費、温泉施設の管理経費などなど…。

 新年度予算を性質別に区分し、昨年度と増減を比較すれば…。収入では市税で1億円強の増額、地方交付税は1億円の減額、事業財源となる国・県支出金や市債は合わせて5億円弱の増額です。一方、支出では人件費が1億円強の減額、借金返済にあてる公債費も3億円弱の減額です。事業調査や施設修繕、災害廃棄物対策などに使う物件費、生活を守る扶助費、各種活動を支援する補助費等は合わせて3億円強の増額、建設事業は7億円強の増額です。市議会は今月26日からスタートします。今後の議会の議論、一般質問等にご注目ください。
※写真は「平成25年度を燃えるような熱い年にしたい」の気持ちをイメージしました。

2013年2月18日月曜日

どれだけ夢中になってやれるか


 佐竹秋田県知事をお招きしての「県政を語る会」に参加。主催は仙北市議会有志の会、場所はグランデールガーデン。これまでの県政を振り返り、その所感をお話しいただきました。以下はその一部。

~本当に時代が変わったことを感じている。昔から日本は原料を輸入し、加工した製品を輸出して経済を立ててきた。今は違う。海外でどれだけ商売ができるかが問われている。直近の劇的な変化は円が安くなって株価が上がったこと。強く感じることは消費マインドの変質。例えば某ファストフードのハンバーガーは、長く安売りで黒字経営を行ってきたが、消費者は安さだけではない価値を欲しがった。今は質や安全性を対価として求める時代だ。この現象からも分かる通り、今後の日本人の消費行動は、目に見えないものへお金を使う傾向が強まること。退職年齢の方々にお話しを聞くと、旅行がしたいと口を揃えて言う。秋田はまさに可能性の塊みたいな場所ではないか。最初からコチャコチャ細かに考えないようにして、まず大きく物事を見ることが重要。その次は大きな戦略、そして緻密な戦術…。どれだけ夢中になってやれるか、それで決まる~。

新潮社、そして神戸製綱


 午前、都内新宿区にある新潮社を訪問。佐藤社長、深澤部長と懇談。今回の訪問目的は平成26年に開催となる国民文化祭への協力依頼です。仙北市が準備を進める「秋田の文学」に新潮社からのバックアップをお願いしました。佐藤社長、「できること、できないこと色々あるかも知れないが、遠慮しないで相談して欲しい」と話してくれました。ありがとうございます。

 さて写真は、新潮社の後に訪問した神戸製綱(都内品川区)で、「バイナリー発電」について情報交換を行っている様子。左側の人が神戸製綱エネルギーグループ課の金田さん、また自分の手前が東京にある県企業立地事務所の関口さん。バイナリー発電は湧き出した温泉の熱を使ってアンモニアなどの触媒を沸騰させ、その蒸気でタービンを回し発電する仕組み。地熱発電のように、地下の湯脈に影響を及ぼすボーリングなどは必要ないので、全国の温泉地が着目しています。大分の別府温泉で既に運転が始まっていたり、長崎県の小浜温泉では3月からプラントの工事に着手するお話がありました。

 これからの再生可能エネルギー政策に、忘れてはいけない技術だと思います。

西木ふるさと会に終止符


 平成元年に誕生した首都圏西木ふるさと会(当時の呼称)。その25年の歴史にいったん終止符を打ち、新たなスタートを迎えるための総会が開催されました。

 場所は台東区の上野精養軒。総会には、会員はもちろん、顧問の西木正明さん、市の佐藤議長、青柳副議長、伊藤議員、企画政策課職員、それに首都圏の田沢湖会・角館会の皆さんも駆けつけていました。

 紙風船西木ふるさと会の浅利十男会長は、「25年間、ふるさと会は西木出身者の首都圏での情報交換の場として大切な役割を果たしてきた。その成果で、上桧木内・桧木内・西明寺のふるさと会も誕生し、また会員の高齢化などもあって、全体の会としての活動を終えたいと思う」と話しました。自分は「何か新しいものを掴むには、それまで握っていたものを手放さなければいけない。今回の判断は、そんな展望の中で下されたもの。未来に向かっての行動が起きた日を迎えたと言うこと」とお話しをさせていただきました。

 これまでの活動に感謝申し上げます。また会を改めてお会いしましょう。

2013年2月16日土曜日

門屋の雪祭り


 秋田内陸縦貫鉄道西明寺駅前広場で、毎年ささやかに「門屋の雪祭り」(門脇五郎実行委員長)を開催しています。今年は少し雪の造形に力を注いで、今までにない充実したお祭り広場をつくることができました(写真)。

 特別に何かがメインというようなお祭りではありません。門屋集落にお住まいの皆さんのお焚き上げのための小さな会合です。それでもこのセッティングを仕上げるのに1日がかりでした。午後4時から神事もきっちりやって、お客様にはお母さんたちが準備した豚汁をご馳走して、みんな楽しそうで何よりです。

 反省会では、3月24日に「門屋の内陸線応援旅行」実施が決定しました。お座敷列車をお借りして、打当温泉往復で雪祭りの反省会をやろうというもの。集落はいつでもあったかいです。

2013年2月13日水曜日

火振りかまくら


 写真は火振りかまくらの様子。今日は午後5時から角館町内・桜並木駐車場を会場に観光協会が主催しての開催です。明日は各町内で行われます。市外からご来場いただいた皆さんにも、火振りが体験できるシステムになっています。無病息災・合格祈願・商売繁盛・大願成就…、様々な願い事を心に浮かべながら、炎の輪を描いてください。

 ところで午前は「チャレンジデー」の第2回実行委員会でした。昨年5月30日、広島県竹原市と対戦しましたが、仙北市は参加率36パーセントで竹原市(55,5パーセント)に及びませんでした。でもチャレンジデーは勝敗に拘り過ぎてはいけないと思っています。生涯スポーツのきっかけを見つける、自分にあったスポーツとの出会いに「チャレンジ」する日です。仙北市は今年のチャレンジデーに参加します。予定では5月29日開催と聞きます。ご参加ください。

ノロウイルスに関する第2報


 ノロウイルス事案について、仙北市安心・安全メールの第2報です。

=学校給食の休止に関して大変ご迷惑をおかけしています。市内での現在2次感染者の報告はありませんが、事務職員を含めた市の3給食センターの精密検査未実施者の検査を実施しています。全員の結果が判明するまで一定の時間を要するため、次の期日まで給食を停止します。

■給食停止期間 2月12日(火)~15日(金)

 つきましては、お子さんに弁当を持参させてくださいますようお願いします。保護者の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますが、給食の安全・安心確保のため、何卒ご理解とご協力をお願いします。なお18日には給食を再開する予定ですが、変更の場合は15日までにご連絡します。また、おう吐や下痢など急性感染性胃腸炎の症状等があったら、学校への連絡をお願いします=

 重ねてご協力をお願いします。

2013年2月12日火曜日

給食の停止について


 今朝の部長等会議で、熊谷教育長から市内給食センターでのノロウイルス事案の報告がありました。以下は本日午後5時、学校や保護者等関係の皆さんへ発信した「仙北市安心・安全メール」の概要です。

=本日は急な対応に感謝申し上げますと共に、給食を停止したことにより児童生徒、保護者、学校に多大なるご迷惑と不安をおかけし深くお詫びを申し上げます。詳しい顛末について報告が遅くなりました。現在判明している状況の概要について報告させていだきます。角館給食センターの調理員1名の家族に急性感染性胃腸炎の症状が発生し、2月4日から給食センターの規定により調理員本人は欠勤していました。その後調理員の家族は病院の簡易検査によりノロウイルス陰性と診断されましたが、症状が改善しないことから調理員は規定により精密検査を受け、連休中にノロウィルス陽性との結果を受けました。12日朝報告を受けた教育委員会は、市内給食センター調理員同士に家族の職員もいることから、角館給食センター、田沢湖給食センター、大事をとって西木給食センターの給食を、感染防止を最優先し停止しました。12日昼前には、感染者以外の角館給食センター調理員全員と調理員同士に家族がいる田沢湖給食センター調理員1名の精密検査の結果が出て、陰性と判明しました。本日午後4時時点で市内児童生徒に感染者は報告されていません。今後の対応として、精密検査を実施していない事務職員等を含めた市の3給食センター全員への検査を実施します。結果が分かり安全が確認されたら、給食を再開する予定です。検査に時間がかかれば、明日までの給食停止についてさらに延期もあります。その場合は明日改めてご連絡しますので、何卒ご理解とご協力をお願いします。なお、おう吐や下痢など急性感染性胃腸炎の症状等がありましたら、学校への連絡をお願いします=

 皆さんにご心配とご迷惑をおかけしていること、重ねてお詫び申し上げます。

2013年2月11日月曜日

荒町集落どんと祭


 写真は、本日夕方から開催された「荒町集落どんと祭」の仏事。天筆の前で集落の皆さんが整列する中、近所の曹洞宗・玉林寺のご住職を務める斉藤昭道和尚(写真中央)が、厄を祓い有り難いお言葉で説教をしてくれます。

 仙北市内には各地で「どんと焼き行事」が伝わっています。どんと焼きは虫焼きとも言うことから、害虫を駆除して豊作を祈願する地域信仰が根底にあると言われています。近年は無病息災・合格必勝・商売繁盛などをご祈願します。でも、これらの行事は神社の神官さんが祈願を行うスタイルが一般的です。自分が知る限り、お寺の和尚さんがお勤めをされる姿を見るのは、この荒町集落どんと祭のみです。

 参加した人は玉林寺のお札をいただくことができます。ほぼ毎年(いえいえ、できるだけ)参加して、お札を家内に奉っています。

おやま囃子芸能発表会


 今日は午前から「おやま囃子芸能発表会」(主催:角館のお祭り保存会)でした。先ほどまで17団体が共演し幕を閉じました。第18回を数える歴史があります。おやま囃子と言えば「角館祭りのやま行事」ですが、山車の激突で有名な角館のお祭りは9月の7・8・9日です。その感動が甦る唄と舞い、囃子の音でした。

 あいさつでステージに上がる途中、急に思い出したことがあって、そのままお話しをしました。「角館祭りのやま行事が国指定重要無形民俗文化財に指定された平成3年、自分は西木の役場で広報担当をしていました。ある日、フッと気が付くと、自分の机のすぐ横のお客様カウンターに、角館町の高橋雄七町長が立っていました。“お祭り行事が国指定の文化財に指定された。お祭りは角館だけで開催できるものではない。これまでの周辺の方々の参加や応援に感謝の意を伝えたいし、この後のこともお願いしたい。どうか西木の広報で記事を掲載して欲しい”とのことでした。自分まで体が熱くなりました。嬉しさが込み上げてきました」…。

 発表会には、本当に小さな子どもたちから、年輩のおじいちゃん・おばあちゃんまで、たくさんの皆さんが出演し、また観客として来場していました。全ての年齢層のお顔があるイベントって、なかなかありません。
 

感動の紙風船上げ


 上桧木内の紙風船上げは、12月の声を聞くと少しずつ風船作成の準備に入り、お正月はほぼ集落の会館などで貼付や絵付け作業です。お父さんたちが消費するお酒の量はどれほどなのでしょう。お母さんたちの手料理はどこまで美味しくなるのでしょう。そして地域コミュニティはさらに深化します。

 昨日は3時から交通渋滞が始まったと言います。これは多くの皆様にご迷惑をおかけしたこと、ブログで恐縮ですがお詫びを申し上げます。ご覧の通り国道105号線上を移動するしかない地形です。仮設の駐車場対応では既に限界です。途中で戻った皆さんからのクレームや、秋田内陸縦貫鉄道内でのマナー違反など、反省しなければいけない事案が聞こえています。それでも、それでも「紙風船上げ」は感動的です。美しさに言葉を無くすほどです。昔からの顔、アッとビックリするような要人の皆さんの顔…、みんな一緒になってお酒を酌み交わし、笑顔があふれます。NHKのニュース報道では、見物に来たお客様が「本当に美しかった。最高の感動を体験した」と話していました。そうです。紙風船上げはそんな伝統行事です。

※余り楽しくて、写真を撮ることを忘れてしまって。アップの写真は昨年のものです。ゴメンナサイ。

2013年2月9日土曜日

冬まつりの準備会場へ


 今日の午前、川原東雪まつり(角館中川地区)と白岩城址燈火祭(角館白岩地区)のお祭り会場を訪ねました。どちらも正式な開催時刻は夕方です。でも「冬祭りはその準備作業にたくさんの意味がある。準備作業を知らないで本番だけを見ても、地域も人物も知ることはできない」などと、田邉副市長に大それた事を言ってしまって。それで田邉副市長を同伴して2箇所を回ってみたという次第で…。

 川原東雪まつりは、中川地区若神子地内のパイプハウスが主会場です。昨日の暴風雪を見越し、ビニールを張らずに一晩過ごしたとのこと。ブルーシート張りに若い皆さんが頑張ってました。また今年の干支をイメージして、大蛇の雪像づくりに汗を流す面々もいて、「ノドが渇くだろうな~」と田邉副市長(だから準備の後には充分な水分補給が必要なんです)。
 白岩地区城地内の白岩城址燈火祭は、かなり知名度が増しています。会場では出店テントの設営や、雪灯籠づくりが進んでいました。会場には昨年に続き秋田国際教養大学の学生さんたちもいて、準備のお手伝いをしていました。そんな皆さんと区長の木元武志さん(前列左)、田邉副市長(前列右)で記念撮影。夜が楽しみです。

2013年2月7日木曜日

代議士へ要望活動


 第1衆議院議員会館の9階901号が御法川信英代議士の議員執務室です。今日、仙北市の喫緊要望にお伺いしたところ、お忙しい中で対応をいただきました。

 国の補正予算・当初予算・それに緊急対策としての雪対策や各種交付金等の獲得、個別の公共事業、医師確保などなど、政策秘書の川本学さんを交え、実りある要望会となりました。先週のまちづくり懇談会で意見のあった、「生保内節全国大会時の優勝者に対する内閣総理大臣表彰状」の贈呈については、内閣府に手続きの確認調整に入っているとのこと。また医師確保では、厚生労働省の地方医療調査事業などを活用し、医師の確保を進めてはどうかと提案を受けました。

 それと気が付いたこと。代議士の応接室には、秋田の竿灯祭りと大曲の花火競技会のポスターはありましたが、仙北市のはなかった…。これは自分のミスです。さっそく観光商工部で制作済みのポスターを各種お送りし、掲示をいただくことにしました。

 重ねてお時間をさいていただき、ありがとうございました。

茶文化プロジェクト


 東京ドームで開催されている「テーブルウエア・フェスティバル2013」(生活を彩る器や雑貨展)に参加。ここで「日本一の茶文化プロジェクト」調印式が行われました。

 北から順に秋田県仙北市(樺細工の茶筒ほか)、岩手県奥州市(南部鉄器)、静岡県掛川市(深蒸し茶)、岐阜県多治見市(美濃焼き茶器)が手を携え、日本が誇る茶文化の一層の振興に務めよう、茶文化を支える各地の伝統をもっと大切にしよう、そして手を携えることでお互いの商品価値を高めよう、などを目的としています。

 写真は、調印式が終わった後、各市のまち自慢スピーチをしている場面です。「樺細工は、江戸中期頃から行われていた武士の手内職から発展し、230年の歴史を誇っています。世界どこにもない技術で、美しさと実用性で人気を博しています」と、樺細工の魅力、また仙北市の魅力も織り込んでお話しをしました。
 ところで自分の横が奥州市の小沢昌記市長、掛川市の松井三郎市長、右端が多治見市の古川雅典市長です。このまま解散するのはモッタイナイと、近くの居酒屋さん(飲み放題2時間セット)で交流会に突入。「市長はいつもアクセルを踏み続ける係りだ~!」と叫んで閉会となりました。

2013年2月6日水曜日

岩田公雄さんの講話


 読売テレビ報道局特別解説委員の岩田公雄さんです。昨晩、角館北都会(会長:安藤恭蔵さん)が主催した新春講演会・懇親会の講師として来市されました。安倍総理と近く、国際政治にも太いパイプをお持ちの方です。出身は北海道の旭川市ですが、ルーツは富山県の利賀村(現在は南砺市)なんだそうです。利賀村は過疎からの脱却策に演劇を選び、世界演劇祭を開催して全国に有名です。自分も随分勉強させてもらった思いがあって、岩田さんが急に近い人に思えて来たりして(勝手な錯覚ですが)…、懇親会では話が弾みました。それに日頃からお世話になっている橋本五郎さんは、岩田さんの2つ先輩だとか。仙北のお酒はうまいと褒めてくれるし、美人が多いねと嬉しい言葉もいただいて、ああ、本当に魅力的な方でした。テレビで見るよりもずっとずっと素敵です。

 さて講演の内容を。ググッとまとめて紹介します。「2013年を展望する~日本の進路を読む~」と題した講話の前半は、直接担当したグリコ森永事件、マニラ支局勤務時代に起こった三井物産若王子事件、中国天安門事件などなど…。特に天安門事件では「実際にその現場に立たなければ伝えることができない」と、命がけの取材だったそうです。その気持ちよく理解できます。後半の内政、特に安倍政権については、「7月の参議院議員選挙まで経済で高揚感を実利のあるものにして、その後、憲法改正に向かうのではないか」と話していました。さらに、「日本は自動車輸出でバッシングを受け、その後はバブル崩壊で国際社会からパッシングされ、空白の20年と称した時代の中でナッシング、あとは自信も何もかも失ってミッシング…。そんな流れがあった。でもトータルで考えると日本は再生できる力を持っている。これからはジャパン・ライジングだ」と結びました。

※講演会だったので、講話中の写真撮影を遠慮しました。アップした写真は会が終わり、お辞儀して演壇から降りようとしている岩田さんです。少し腰が曲がっているのはそのセイです。

仙北市総合美術展


 今日から仙北市総合美術展がスタートしています。会場は平福記念美術館、期間は2月17日まで。写真は朝一番、誰もお客様がいない展示ホール。開会式の準備で一番乗りをさせていただきました。開館前の静かな美術館は、一つ一つの作品と会話ができそうな気がして、やっぱり大好きです。

 今年で第2回目の若い美術展ですが、昨年と比べて40点以上出品作品が増えています。日本画、洋画、水墨画、俳画、書、俳句、写真、陶芸、工芸、手芸など、本当に時間を忘れて見入る魅力にあふれた数々の作品(204点)。「上手でなくても良いんですよ、表現したいものが大切にできていれば」とは、主催した美術展実行委員会の高田文雄実行委員長。と言うことなので、自分も写真を参考出品しています。

 仙北市民の皆さんは無料です。多くの方々のご来場をお待ちします。

2013年2月4日月曜日

総合体育館のこと


 今日まで田沢湖スキー場を会場に「大曲仙北小中学校スキー大会」が開催されていました。土曜日・日曜日は天気が良かったのですが、今日の山は荒れたかな…。写真は土曜日の開会式の時、選手代表で宣誓をした神代小学校6年生の千葉悠也さん。立派でした。

 この開会式の後、田沢湖スキー場の福原社長などと事務室で懇談の時間をいただきました。その際、福原社長は「スポーツイベントは多数ある。しかし仙北市に誘致することが難しい場面が多い。それは施設がないからだ。スキー場ではジャンプ台が欲しいし、総合体育館、陸上競技場など、必要なインフラが整っていない。総合体育館はバスケットコート3面は欲しい。予算を渋って半端なものを作ることこそ無駄遣い」と話していました。

 昨年12月に教育委員会がまとめた仙北市体育施設マスタープラン。同プランで総合体育館の必要性が初めて明文化されました。これまであった体育施設を解体(または地元に管理委託)し、この点でも支出を圧縮しながら、スポーツ振興、健康増進、観光振興などで必要な施設の新築を目指すシナリオです。余り時間をかけてはいられません。

2013年2月2日土曜日

玉川温泉で慰霊の会


 玉川温泉の岩盤浴場付近で雪崩が発生し、3人の皆さんが亡くなってしまう事故が起きてから1年が経ちました。亡くなってしまった皆さんのご冥福をお祈りするしかない非力を悔やみます。ご家族の悲しみはいかほどでしょう。

 昨日、周辺の4宿泊施設が組織する玉川温泉岩盤管理協会の主催で、慰霊の会が開催されました。実は玉川温泉は、事故以来毎月1日に慰霊の会を開催していました。今回は1周忌と言うことで自分も参加しました。しかし、この行為で迷惑をかけた方々がいなかったか、心配をしています。自分は献花・黙祷の後、「心よりのお悔やみ、そしてお見舞いを申し上げる。安全を確保することが第一。自治体の長として、この思いを再認識するために参加をさせてもらった」とあいさつをさせてもらいました。

 一部のマスコミが、遺族の皆さんにお知らせしないで慰霊の会を開いたこと、また慰霊の碑が撤去されていることを疑問視する記事の掲載があります。玉川温泉では先月、遺族に対し、ご霊前でのご焼香などさせていただけないか、連絡をしていたと言います。ご多忙な皆さんだったこともあり、結果的には1家族でしかその思いが叶わなかったお話しを聞きました。遺族の皆さんの思いは複雑で、共通の行動をとることが辛いと言う心中も伺っているとのこと。遺族の皆さんを案内することを断念した同協会の配慮は理解できます。また慰霊の碑については、国立公園内の景観上の規制によるもので、玉川温泉に非がある事ではありません。もともと、慰霊の碑を建立しようとしたとき、仮に碑を設置することで国が温泉や仙北市を処罰されても仕方がないのではないか、慰霊の意を介さない国ではないはずだ、そんな思いもありました。現在は環境省からの指導があって事故現場から撤去していますが、正式な手続きをどう進めるか、地元・仙北市が関係省庁と協議をする中で光明を見出せればと思います。

 写真は哀悼の会からの帰り道、雪の壁をぬって走る車の後ろ姿です。春になったら、警察の捜査が終局したら、岩盤浴の方向性が決まったら、遺族の皆さんをご案内しての慰霊の会が開催できるでしょうか。

2013年2月1日金曜日

生活工夫展で大満足!


 写真は、JA秋田おばこ田沢湖地区女性部(田口幹子部長)の「第15回生活工夫展」の様子。会場の田沢湖駅前支店には、多くの市民の皆さんが訪れていました。

 今回の生活工夫展には、地区内で生産される食材を中心とした伝統料理や、創作的なケーキなど81品が出展されていて、もう見るからに美味しそう!。第1部=米を使った料理、第2部=お漬物、第3部=おやつ、第4部=我が家の自慢料理の各カテゴリーで、完成度を競い合いました。田口幹子部長はあいさつで、「食は生活の基本。愛は食卓にある。そして食は人をつくる」と話していましたが、本当にその通りです。また審査員長の斉藤忠一さんは、「体に優しいお漬物、おやつは優しい甘みが印象的。みためや商品価値を考慮して審査にあたった」と講評しました。

 表彰の後の試食会は、ご飯をいただき、出展のお漬物を食べることができて大満足。ご飯は3杯もオカワリをしてしまった…。入賞者は次の通りです。

■第1部
《最優秀賞》 イモ入り花味噌(伊藤トモ子)
《優秀賞》 あずきケーキ(田口幹子)
《アイデア賞》 がっこいなり(千田ミワ)
《奨励賞》 いぶり大根(神代小学校3年生)
《特別賞》 トリプルパワー味噌(細川貞子)
《JA組合長賞》 糸カボチャと人参のからし漬け(藤村セイ)
■第2部
《最優秀賞》 糸カボチャと人参のからし漬け(藤村セイ)
《優秀賞》 生大根のワサビ漬け(津嶋敏子)
《アイデア賞》 カボチャだんごと白豆のコラボ(會場智代子)
《奨励賞》 田沢湖大福(草彅貞子)
■第3部
《最優秀賞》 北限の雪椿(藤川清子)
《優秀賞》 いちずあんの焼餅(草彅真喜子)
■第4部
《最優秀賞》 トリプルパワー味噌(細川貞子)
《優秀賞》 ゴマクルミふりかけ(千葉なみ子)