2012年10月30日火曜日

国民文化祭~仙北市の取り組み~


 国民文化祭の第2回仙北市実行委員会が開催されました。これまで10事業を計画し、各事業別に立ち上げた企画委員会が実施案を検討していましたが、今回の会議ではその現状を実行委員会(全体会)で報告し、委員間での認識の共有を図ったもの。

 以下現在検討中の10事業

①民俗芸能の祭典
②秋田の文学
③貞子~秋田おばこ物語~
④アートdeまちあるき
⑤江戸に花開く角館文化
⑥秋の田沢湖・小京都角館の短歌大会
⑦大正琴の祭典
⑧内陸線アート・フェス
⑨仙北「もちっこ&がっこ」バイキング
⑩おもてなし隊各活動

  実行委員長として、自分が感じる幾つかを発言しました。
・国文祭を既に途切れてしまった民俗芸能復活の機会にできないか。
・角館春慶など工芸品復活のきっかけとならないか。
・事業が一部の方々の祭典とならないよう分かりやすさも大切。
・県全体の中のPRに留まらないアピールを検討しよう。
・仙北市で取り組む事業の全てを記録しておくよう。
・県の補助など予算獲得には頑張るが、まだまだ不透明。

 委員からは、民俗芸能の発表で、特にささら舞などを武家屋敷通りで披露ができないか、また仙北市の事業全体が終了した後、締める意味でも何かのセレモニーか事業が必要ではないか、などの意見をいただきました。今後も企画作業が続きます。どうか市民の皆さんのご協力をお願いします。

協働によるまちづくり推進委員会


 写真は仙北市協働によるまちづくり推進委員会の第1回会合です。今年の3月に「仙北市協働によるまちづくり条例案」を議会で承認いただき、仙北市のまちづくりは市民が主体・主役であることを規定しました。同時に市民の役割、民間企業や各種団体の役割などが明記されています。また施行規則では、市役所職員の役割についても言及しました。

 今回初会合となった推進委員会はその施行規則に規定をしたもので、まちづくり基本条例が適切に運用されているか、必要があった場合の見直しに関する行為、またまちづくり提案型補助金の審査、地域運営体に関する活動助言などを行います。委員は応募いただいた方が1名、その他は市内各分野のエキスパートの皆さんです。初会合だったので、委員間で互選が行われ、会長には佐藤励さん(仙北市NPO法人等連絡協議会)、また副会長には小松龍子さん(仙北市ボランティア連絡協議会)が選任されました。

 初会合と言えども、委員の皆さん何らかの形でまちづくりに係わってきた方々ばかり。会合の後に予定している提案型補助金(市民の皆さんが主体的に取り組みたい活動への補助金交付事業。全体額の2/3を支援し上限は30万円)のプレゼンテーションに向けて、実践者ならではの視点で意見交換が活発に行われました。
 例えば「収益が出る事業については、その収益分を差し引いて補助金を交付したい」とした事務局案に対し、「いや、むしろ収益を確保していただき、その財源などで継続的な活動を行ってもらう方が良い」、「しかし継続性を現段階では想定しても、その約束は果たされるかどうかの担保がない」…。対応を検討したいのでお時間をいただくことにしました。

2012年10月28日日曜日

農村で楽しむ仙北は♥あーと展

仙北市西木町小山田地区で、齋藤農園を経営しながら創作活動を行う齋藤瑠璃子さん制作の「ケムクジャラン」(自分がそう勝手に呼んでいるだけ…)と、ツーショットに怯える田邉浩之副市長。ケムクジャランはもちろん左っ側です。

 農家民宿ファンはとっても多いのですが、それはむしろ遠くのお客様で、なかなか地元の方々が農家民宿を訪ねることが少ないようだ…。そこで農家民宿の楽しさをお伝えしようと開催されたのが『農村で楽しむ仙北は♥あーと展』。今日が最終日でした。ケムクジャランは西木町上荒井の農家民宿のどかの、車庫の中にトンと置いてありました。のどかではこども達が集まってお漬け物教室もやっていました。楽しそう!!。

 仙北市には個性豊かな農家民宿が29軒もあります。いつもケムクジャランがいるというわけではありませんが(瑠璃子さん家に行けば見られる?)、是非お出でください。

第3回薗田豊穣まつり

今年の夏は猛暑でした。つい最近まで気温が下がらず渇水の状況が続いています。農作物の栽培は本当に大変な作業だったと想います。薗田豊穣まつりは、そんな中での開催でした。

 第3回となった薗田豊穣まつり。回を重ねるごとに充実しているのが分かります。県の地域振興局からご協力をいただき、作柄の品評も専門的です。農産物から加工食品、また民工芸品まで多くの部門が設定され、見応えも十分。同地域で栽培されている小麦を100%活用したうどんは絶品でした。

 ところで田邉副市長、出品されていた「栗の渋皮煮」が特に気に入ったようで、「これだったら首都圏で高級一品菓子で通用しますよ」と言っていました。その通り。地元にも渋皮煮ファンはたくさんいます。調理の手間を考えたら、タダでいただくことが申し訳なくて…。

2012年10月27日土曜日

都市行政文化懇話会


 毎年楽しみにしている都市行政文化懇話会に参加。昨年は講師陣にアサヒグループホールディングス(株)相談役・前NHK会長の福地茂雄さん、劇作家・演出家・大阪大学教授の平田オリザさん、(株)ニッセイ主席研究員・芸術文化プロジェクト室長の吉本光宏さんがお越しくださいました。
 今年は大原美術館理事長の大原謙一郎さん、京都市立芸術大学学長・埼玉県立近代美術館館長の建畠哲さんの二人。場所は都内国際新赤坂ビル。懇話会を主催するのは財団法人地域創造(文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを目的に、平成6年全国の地方団体等の出捐で設立)です。

 講話の一番手は大原美術館の大原謙一郎さん(写真)。大原さんは1940年に神戸市で生まれ、倉敷レイヨン(現(株)クラレ)に入社。現在は大原美術館理事長の他、倉敷芸術科学大学客員教授、倉敷中央病院理事長、岡山県文化連盟顧問などを兼ねています。

 さてその大原さんのお話しからエッセンスをご紹介します。
 「皆さんおかしいと思いませんか。今の国政は理解できません。新聞にこんなことが書いてあって、本当にビックリしました。石原都知事が辞職の上、東京のために国政をやりますなんて言っている。日本のために都政をやりますだったら分かるけれど、そうじゃない。まあ、政治的な発言は控えます。さて今日のテーマは芸術文化と地域活性化~あるべき姿とあってはならないこと~ですが、地域活性化は知恵・工夫・幸運が整わないと実現できません。そして闘うことが必要です。仮に皆様方の故郷が、何か文化的な史跡とか建造物とか、偉人だとか…、そんな資源に恵まれて観光などで一世を風靡しているとして、でもこれを自分たちの手柄だと思うことは間違いです。現代人の成果ではないのですから。様々な見方はありますけれど。地域活性化の意味と意義は何か、雇用が増え、観光客が増えればそれで良しとするのか、違うでしょう。だけれども地方がクリエイションのエンジンとして働いて初めてこの国は甦る、これは言えます。芸術・文化は地域のために働くか、どう働かせるかと言えば、芸術・文化を集客のための装置として観光産業の下僕にしてはならないと思います。そして文化の力こそが、国と地域の立ち位置を決めるものだと思います」(発言と参考資料から)。
 まさに刺激的な時間でした。

 続く建畠哲さんの講義を途中で抜けて、川越市に向かいました。夕方から川合市長や市幹部、観光協会などの皆さん、それに川越市と姉妹都市を結ぶ小浜市の方々との意見交換会です。でも実は震災ガレキの受け入れに関する新たな動きがあって、その対応も同時進行の状況でした。土・日のスケジュールや行事を危機管理モードに切り替えます。

2012年10月21日日曜日

仙北市立病院構想・意見交換会


 20日夜、角館交流センターを会場に、仙北市立病院構想・市民意見交換会を開催しました。こちらからの出席者は自分と田邉副市長、藤村医療局長、また宮川病院事業管理者、後藤病院事業副管理者の5人です。

 まず自分が病院建設に踏み切るまでの経緯や、その後の事業進捗状況などをお話しさせてもらい、続いて宮川管理者が「地方の自治体病院について」と言うテーマでミニ講話、その後で後藤副管理者が「病院事業の現状と病院構想の概要について」をパワーポイントで説明(写真)しました。

 参加の皆さんからいただいた意見は、終末期医療についての考え方をしっかりと持って欲しい、患者のプライバシーを守れる病院であって欲しい、病室や廊下は広く明るくして欲しい、もっと患者に対して医師や看護士は優しくあって欲しい、車イスでも不自由を感じない病院にして欲しい、それに角館病院との機能分担で田沢湖病院は今後も堅持して欲しい、などなど。

 また「とにかく病院づくりを進めるイメージしか伝わってこなかったが、このように病院の在り方などを検討している情報は、市民にしっかりと伝えた方が良い」とのご指摘もいただきました。そこでアンケート調査の実施を準備していること、病院だよりのような定期発行物も今後お届けしたいことなどをお話ししました。
 時間を確保して、もっともっとたくさんの皆さんと意見交換をしたいと思います。

仙北市産業祭


 20日~21日、第8回の仙北市産業祭でした。お出でいただいた皆さんも多いと思います。また出品・出店・出演いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 今年は夏期以降の高温で、農産物にとっては決して良い環境ではありませんでした。それでもあの品質です。市民の栽培技術の高さには、審査にあたった県担当者も感心していました。とくに長ネギの出来は傑出ものだそうです。

 昨年に引き続き、宮城県女川町竹ノ浦の皆さんによる獅子振りがありました。でもどうしてでしょう、見ていると必ず涙がこみ上げます。終了後のステージ袖で握手していて、双方共に涙で声が出ません。生きることの素晴らしさみたいな感動があります。ああ、本当にありがとうございます。
※写真は会場後方に設置していたお米の食べ比べ、大変な人気でした。

火山砂防フォーラムでの収穫


 2012火山砂防フォーラムを招致して、本当に良かったと思っています。もちろん予算もかかったし、皆さんにもずいぶんとご難儀をかけましたが、それでも開催したことで再認識できたことがたくさんあります。大きな収穫です。

 まず火山砂防フォーラム委員会(全国101の自治体が参加)の仲間たちの、距離を超えた強い連帯感を感じたこと、同時に県や国、関係機関の皆さんとネットワークを築くきっかけになったこと、生保内小学校の子ども達の学習発表は全国レベルに到達していたこと、温泉の恩恵を私たちは一部分しか活用できていなかったこと、やっぱり仙北市は素晴らし資源を持った街だと言うこと、市職員などのホスピタリティは全国レベルにあること、もっと市民の皆さんに火山噴火時の安全対策を提供しなければいけないこと、逆に市民の皆さんの協力がなければ防災対策は進められないこと…。今、気が付くことができてラッキーです。

 岩手県八幡平市・雫石町・滝沢村は、今回のフォーラムを共催していただきました。またフォーラム開催にあたり、関係の皆さんのご協力、ありがとうございました。それにしても火山防災に関する協議会設置は急がなければいけません。
※写真は2日目の現地視察風景。

2012年10月16日火曜日

秋田県東京事務所にて


 全国伝統的建造物群保存地区協議会に出席のため、昨日午後から上京しています。会議自体は11時からで、家を朝一番に出発しても間に合いますが、その前に秋田県東京事務所でご相談したいことがあり、前日入りとなりました(写真は、全国都道府県会館の2階ロビーに掲示されている各県東京事務所の入居フロア表示。秋田県東京事務所は7階です)。

 さて秋田県東京事務所は鈴木所長をトップに、40人くらいのスタッフが日夜(本当に日夜です)各省庁や企業と秋田県の接続作業を行っています。またJRのディステネーションキャンペーンなど、秋田県が首都圏で実施するイベントでは最前線部隊にもなります。今回、鈴木所長には主に農業系企業の最新情報の収集についてご相談をしました。鈴木所長はお人柄もあって多くの人脈、ネットワークをお持ちです。1時間ほどの打合せを行っただけでも、様々な状況を知ることができました。仙北市に夏イチゴの栽培分野で進出を決めたE・Jホールディングス(東京)にも、事務所から既にごあいさつに伺っているとのことで、さすが、足の速さにはビックリです。
 仙北市農業の6次産業化、少しずつですが進んでいます。

2012年10月10日水曜日

あきたリッチセミナーin東京


 あきたリッチセミナーin東京に参加。主催は県企業誘致推進協議会です。同協議会は県や市町村、各金融機関などが立ち上げた「秋田へ企業誘致を進める実働部隊」的な意味合いを持っています。東京・大阪・名古屋などで各経済圏域の企業をお招きし、秋田の現状や可能性をアピール、1社でも多くの企業誘致を狙います。

 写真は佐竹知事による、参加企業へのプレゼンテーション風景。毎回、様々な趣向を凝らして行いますが、このプレゼンは同行した私たち市町村長にとっても、新たな発見を感じることがあります。例えば、佐竹知事は『あきたの教育』について多くの時間を使い説明していましたが、子ども達の英語力向上に並々ならない思いがあって、「何とか向こう9年ぐらいかけ、高校卒業時には日常会話に不便がない英語力が備わる教育を実現したい」と話していました。

 恒例の親睦会も賑やかでした。今回、会場内に初めて各参加市町村ブースが開設され、仙北市は地ビールの試飲等を行いました。他のブースに比べ、人だかりが多かった理由はに新米のプレゼントがあったからだと思います。お陰でたくさんの企業責任者とお話しをすることができました。アイデァア勝ちです。

2012年10月8日月曜日

エスポルチ秋田が魁星旗2連覇

第32回魁星旗争奪少年サッカー大会が終わりました。最高に天気の良い最終日、決勝戦はエスポルチ秋田と飯島パープルキッズスポ少の間で行われ、2-0でエスポルチ秋田が優勝。昨年に続き2連覇となりました。仙北市勢も素晴らしい戦いぶりでしたが、上位に入賞することができませんでした。

★成績★
優 勝 エスポルチ秋田
準優勝 飯島パープルキッズスポ少
第3位 川尻リバーウェーブ
第4位 AFCユーニアンJr

 関係者から、玉川河川公園の芝生の状態をお褒めいただき、ホッとしました。また閉会式で、仙北市サッカー協会、また父兄の皆さんの大会運営に多くの賞賛の言葉をいただきました。皆さん本当にありがとうございました。ご苦労様でした。

2012年10月7日日曜日

西木駅伝→赤そば花見会→田沢湖


 今日は西木駅伝競走大会でした。地区から15チームが参加し、沿道の応援を背に上桧木内(紙ふうせん館前)から西明寺(西木庁舎)まで駆け抜けます。自分も何度か参加させていただきましたが、ほんと走る喜びと辛さを噛みしめることができます。

 その後、中川地区の赤そば花見会でした。会場は中川の山谷川崎願日。角館そば生産組合(鈴木秀夫組合長)が主催して、中川地域運営体や市の総合産業研究所がサポートしています。会場にはテントが建ち、地元のお父さんやお母さんたちから「カジカの塩焼き」をご馳走になりました。少し前まで殿様鮎(とのさまあゆ=佐竹北家に献上したと言われています)もあったそうですが、ナニナニ、カジカも充分に美味しく大満足です。ところで赤そばとは花の赤い高嶺ルビー(そばの品種)のこと。なのでおそば自体は赤くはありません。さて、花見会もそこそこに集落会館へ。もちろん試食会に参加するためです。新そばで、しかも赤そばで、しかも十割と言うのですから、マズイ訳がない!!。美味しかったぁ。

 写真は渇水対策で水位が下がりすぎ、運航を一時休止していた田沢湖遊覧船の発着場。写真でも見えるように、仮設の桟橋工事がほぼ終了し、早ければ明日の午後(または9日午前)から運行再開ができそうです。関係者の皆さんのご尽力に感謝感謝です。

魁星旗争奪サッカー&笑顔・笑顔


 昨日は朝から嬉しいことが続きました。少し紹介します。まず1年前から計画してきた「魁星旗争奪少年サッカー大会」が仙北市内で始まったたこと(6日~8日)。メイン会場は玉川河川公園サッカー場で、他に市内3箇所に分散して開催しています。この開会式で参加全60チームを代表し、角館の藤原涼雅キャプテンが選手宣誓を行いました(写真)。

 その後、かくのだて幼稚園の親子運動会に参加しました。かくのだて幼稚園は大規模改修中で、今は角館東地区公民館(旧角館東小学校)に引っ越し中。子ども達は広い体育館で思いっきり走ったり飛んだり…、笑顔が満開です。給食サービスも間もなく始まるから楽しみにね。

 そして仙北市ボランティアまつり。白岩小学校のハンドベル演奏で始まり、その後は各団体の出し物で賑やかに。会場の角館交流センターロビーには、ボランティア団体の出店があって、そこにも、たくさんの皆さんの笑顔がありました。社会福祉協議会が提唱している「いつまでも住み続けたくなるまちづくり」に、多くの方々が協力しています。

 さて夕方から秋田市雄和へ。秋田国際ダリア園開園25周年に出席し、懐かしい顔ぶれに元気をいただきました。園長の鷲沢幸治さんは世界的なダリアの育種家で、角館出身です。その鷲沢さんがオープニングのあいさつで、「もう園長は辞めました。新園長の鷲沢康二、副園長の中村昭博をよろしくお願いします」と笑顔であっさり重大発表。魅力的な人は引き際も魅力的です。

2012年10月5日金曜日

秋心~あきごころ~新ビール誕生

夕方、原料が100%秋田県内産の地ビール「あきた麦酒・恵」完成披露会に参加。恵は田沢湖ビールと秋田県立大学、それに三種町のNPO一里塚がそのノウハウを出し合い、5年前から醸造しています。

 今年はさらに小麦を仙北市産に絞り込み、角館白岩地区園田で生産している「ねばりごし(小麦品種名)」を使用した「こまちヴァイス」が誕生しました。こまちヴァイスのビアスタイルはヴァイツェンです。市の総合産業研究所(写真左が高橋研究所長)が、園田産のねばりごしと田沢湖ビールの架け橋になって開発までこぎ着けました。さらに、こまちヴァイスはJR秋田支社のご厚意により、プレDCでも使用されることが決定。「秋心~あきごころ~」という商品名で、県内のキオスク・ニューデイズ。秋田新幹線こまちやリゾートしらかみの車内で期間限定されます。試飲しましたが、これは本当にフルーティで美味しかった!!。皆さん是非ともご賞味ください。

みちのくひろし旅


 インターネット中継で好評を博している「みちのくひろし旅」、待ちに待って昨日やっと仙北市にお迎えすることができました。ひろし旅は、前観光庁長官・現内閣官房参与の溝畑宏さんが、東日本大震災で大きな被害を被っている東北を、自転車に乗って走り抜けようというもの。行く先々で地域の方々を励まし、元気の種を蒔き続けています。

 その溝畑宏さん(写真右から2人目、帽子をかぶっている人)、仙北市とはご縁が深く、これで3度目の訪問となります。昨年に東京有楽町では開催した「秋田美人100人キャンペーン」ではメインゲストを務め、その後、100人の秋田美人に観光庁長官表彰を授与いただきました。個人的にもメールで情報交換をしていて、特にまちづくりについて日常的にお世話になっています。

 ひろし旅をお迎えして分かったことは、カメラと携帯があればどこからでもライブ中継ができると言うこと、そして本当に自転車に乗って町々を訪ねていると言うこと(長距離の移動で車を使用しても、次の日はまた車に乗った地点に戻って自転車に乗り換えていた!)。そして溝畑さんのパワーがさらに増幅していると言う事実。う~ん、前よりもっともっと好きになりました。

2012年10月3日水曜日

秋田県市長会

第139回秋田県市長会に参加しました。場所は湯沢市小安峡の多郎兵衛旅館。市長会では保育所の待機児童の解消や、医師の育成・確保など、国や県に対する要望事項を決めました。またオスプレイの試験飛行について、市長会として国に要望するかどうか、検討をすることにしました。

  さて会議の後、東北電力の上の岱地熱発電所を視察しました(写真:手前から栗林大仙市長の背中・小畑大館市長・齋藤能代市長・横山にかほ市長・穂積秋田市長・五十嵐横手市長など)。先ごろジオパークに認定された湯沢市、地球の恵み、地熱が本当に豊かです。仙北市も地熱は豊富ですが、地熱発電を行った際の温泉への影響が懸念されていて、具体的なビジョンを描くまでには至っていません。
 さて上の岱発電所、動力には東北水力地熱(株)が生産した蒸気を使用し,東北電力が発電を行っていました。その発電量は28,800kWで湯沢市全世帯の使用電気量に相当するとのこと。何と言っても燃料費がかからない発電ですから魅力的です。

2012年10月2日火曜日

仙北市がダントツ人気


 先日、台湾から6人のお客様をお迎えしました。日本への教育旅行を考える中・高校の校長先生などが組織した訪問団です。日本各地20班編成のうちの1班で、秋田県内は仙北市のみです。

 写真は、今回の日本訪問団全体の団長を務められる何卓飛さん(左:台湾教育部)と、薛光豊さん(右:台中文華高級中学校長)。何さんによると、教育部は日本で言えば文部科学省にあたります。仙北市はどうですか?とお尋ねしたところ、「実は仙北市は訪問団の中でもダントツの人気なんですよ」と、こっそり教えてくれました。リップサービスかなと思いつつも、嬉しい一言です。また薛さんは、「台湾にきたら必ず電話をしてくださいね」と、とてもフレンドリーな方。訪問団の教員側の代表でもあります。

 台風17号が近づいていて、夜半に何が起こるか分からない、そんな中での歓迎会でした。自分はお酒を飲まずにいましたが、大きな被害の発生もなくホッとしています。

2012年10月1日月曜日

子育て応援施設『さくラッコ』オープン


  「子育てをするんだったら仙北市がイイよ」、こんな評価をいただきたいと思っています。でも実現のためには、役所だけが頑張っても限界があって、市民の皆さん、子育てサポーターの皆さんのバックアップが本当に重要です。今回開所できた『さくラッコ』(仙北市子育て支援施設)は、まさにそんな思いが結実できたスペースです。

 新潮社を創設した佐藤義亮さんの実家(角館岩瀬))を改装し、さくラッコは今日オープンしました。さくラッコのサービス内容は、託児サービス(月~金で9時~17時、1時間500円)、親子ひろば(火・木で10時~16時、1回2~300円)、親子イベント(こども広場は第3木、ママの広場は第4火、お誕生会は月最終)が3本柱です。運営をいただく“はっぴい・マム”は、平成15年から活動をする市内の子育てボランティア。代表の茂木一代さんは「こんなスペースが欲しくて、行政にお話しをし続けて、10年が経過したことになります」と感慨深げの様子。

 今後もさくラッコのような子育て応援スペースをつくりたいと思っています。また在宅保育の応援メニューも検討しています。みんなが子育てを楽しめる町になりたいな。

MOA美術展で

元気のある楽しい絵画です。描いたのは中川小学校6年生の藤本駿也くん。この絵はMOA美術展秋田県南地区児童作品展で奨励賞を受賞し、来年1月に開催される全国展に出展されます。
 県南地区児童作品展は、大仙市大曲の交流センターで行われました。表彰式に出席して、初めてこの作品展の素晴らしさに気がつきました。

  さて駿也くんがプログラムに寄せていた「力強く働くホイールローダー」感想文には、次のようなお話が載っていました。「ある日、校務員のおじさんが畑や駐車場でホイールローダーに乗って仕事をしていました。大きなタイヤだなあと思い、昼休みにも続けて一気に書き上げました。本体やタイヤに触り、よごれやサビの感じも出しました」。
 
 とっても感じが出ています。会場でも作品の前には人だかりでした。